鉄平ちゃんの相模原ディープサウス日記

東北楽天イーグルスの高卒ルーキー釜田、プロ初勝利おめでとう!今年はけが人も多いけど、戸村・辛島と若手が頑張っているのがうれしい!

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東京国立博物館「皇室の名宝 日本美の華」展へ

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東京国立博物館平成館で天皇陛下即位20年を記念し、皇室ゆかりの名宝を一堂に集めた「皇室の名宝」展が始まったので見に行きました。

主に三の丸尚蔵館所蔵の美術品を第1期と第2期に分けて展示するのですが、第1期は「永徳、若冲から大観、松園まで」と題して、近世・近代の名品が登場。なんと私の大好きな伊藤若冲の畢生の大作、「動植綵絵」全30幅が一挙に公開されます。「動植綵絵」はこないだ若冲ゆかりの京都・相国寺承天閣美術館で展示されましたが、残念ながらそれを見に行くことはできませんでした。ばらばらに展示されているのは見たことがありましたが、まとめて見るのはこれが初めて。わくわくしながら意気込んでいきました。

平日の午後とあって平成館には全く行列がなく、すんなり入れました。さあ、若冲を見るぞ、と意気込みましたが、いきなり第1室で海北友松の「浜松図屏風」。その横は伝狩野永徳の「四季草花図屏風」「源氏物語図屏風」と、文字通り名品ぞろいで圧倒されちゃいました。しかも、その部屋の奥には狩野永徳と狩野常信の「唐獅子図屏風」が鎮座しています。もう降参です。

次の部屋に入るといよいよ若冲です。まずは「旭日鳳凰図」が目立ちますが、振り返ると「動植綵絵」が全30幅かかっています。これには思わずくらくらしてしまいました。ずっと見たいと思っていたので、本当に嬉しい。若冲コレクターとして世界的に有名なジョー・プライス氏が昭和45年秋の京都御所の曝涼の時に「動植綵絵」全30幅を初めて見ることができて男泣きに泣いた、というエピソードが本当に好きなのですが(これだけ若冲を愛するアメリカ人がいたとは!ちなみにジョー・プライスについて書かれた小学館の『若冲になったアメリカ人』は必読です)、その気持ちが痛いほどわかりました。もうなんというか、絵から沸き起こるパワーが全然違う。人間一人でここまでの仕事がなし得るのか、と思ってしまうほどです。ちょうど、一人で「ニーベルングの指輪」四部作を作曲してしまったワーグナーを思い浮かべてしまいました。若冲は一つひとつの仕事について全く手を抜かず、最高峰の技法を駆使してから、見る方も覚悟がいります。それが30点一挙に襲いかかってくるのだから、何とも言えない感覚になってしまいますが、同時に「生きていてよかったなあ」と思わせてくれるものがあります。

そうは言いながらも、決して堅苦しく、取っ付きにくい作品ではないのが若冲のいいところ。若冲と言えば「鶏」で、全30幅のうち「動植綵絵」には鶏が出てくる絵が有名な「群鶏図」をはじめ8点あるのですが、私が好きなのは「群魚図」「貝甲図」「池辺群虫図」など、小さな生き物を精緻な表現で描いた絵です。特に「池辺群虫図」ではチョウ、トンボ、バッタ、カエル、イモムシ、イモリなど、これが日本画の主題になるのか、と思わせるような小さな生き物を愛おしむように書かれています(ちなみに、小学館から出ている『目をみはる伊藤若冲の動植綵絵』には、これらの絵に出てくる生き物の解説までされていて、これまたおすすめです)。

でも、カタログでは「動植綵絵 全30幅」としてひとまとめにされており、カタログでも展示室にも一点ずつの解説はありませんでした。絵の前にもタイトルが記されているだけ。他にも名品だらけだから、「動植綵絵」だけにそれだけのウエイトはかけられないということなのでしょうが、残念なことです。「動植綵絵」だけでも立派に展覧会のメインを張ることができるのに、今日はそれだけではないのだから仕方がないことなのでしょう。展示室の片隅に、修理をした際に明らかになった若冲の技法を解説するパネルがあり、それが参考になりました。若冲は裏彩色を多用していること、同じ青でも「群魚図」のルリハタはプルシアンブルー(日本における最初の使用例だそうです)、鰯は群青、鰹は藍を用いて着色するなど、絵の具をいろいろと変えているそうです。それらを並べて見せてくれると確かに違いがよくわかります。とにかく、若冲で埋め尽くされた空間はやはり驚異的でした。

となりの部屋は円山応挙と酒井抱一の花鳥十二ヶ月図がメイン。東側の方へ行くと、こちらは「近代の宮殿装飾と帝室技芸員」がテーマ。大観の「朝陽霊峰」や橋本雅邦の「龍虎図」など、近代の名品もいいのですが、やっぱり近世絵画のインパクトには負けます。その中でも意外に工芸品が面白かったです。川島織物の巨大なタペストリーが大迫力でした。

グッズコーナーで「動植綵絵」の絵はがきを見つけたのですが、一組300円の6枚組セットが計5組で売られていました。それはいいのですが、せめてケースには入れてほしかった。しかもよく見るとあんまり印刷がきれいではない。これは致命的。買うわけにはいきません。「動植綵絵」30幅が勢揃いしているクリアファイル(?500)があったのでそれと、「群鶏図」をモチーフにしたなかなかセンスのいいクリアファイル(?400)があったのでそれを買って出ました。

第2期「正倉院宝物と書・絵巻の名品」は11/12から。東京で久々の公開となる正倉院御物に加え、「聖徳太子像」や「蒙古襲来絵詞」などが出品されるので楽しみです。11/12は天皇陛下即位20年を記念して入館無料です。混みそうだけど、この日に行こうかな。そしてなによりもまず、「動植綵絵」全30幅に囲まれる体験を一人でも多くの人にしてもらいたいと思います。聞くところによると、東京で「動植綵絵」がすべて揃ったのは83年ぶりとのこと!。次に揃うのはいつのことやら、少なくとも「ハレー彗星並み」と言われている滅多にない機会ですから、是非この機会を逃さないようにしてもらいたいと思います。

東京国立博物館「皇室の名宝?日本美の華」展 
第1期「永徳、若冲から大観、松園まで」2009/10/6〜11/3
第2期「正倉院宝物と書・絵巻の名品」2009/11/12〜11/29
展覧会公式HP http://www.bihana.jp

情報満載なTakさんのブログも是非ご覧下さい。「弐代目・青い日記帳」http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1902

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「皇室の名宝展」の『動植綵絵』

東京国立博物館で開催中の御即位20年記念 特別展「皇室の名宝―日本美の華」。1期、2期とで全て作品を展示替えするという前代未聞の大展覧会。普段まずお目にかかれない、皇室のお宝を東博平成館にて公開。 御即位20年記念特別展「皇室の名宝−日本美の華−」展 1期:2009年10月6日(火)〜11月3日(火・祝) 2期:2009年11月12日(木)〜11月29日(日) 開催を知った時から、ワクワク・ドキドキ。 狩野永徳他名だたるスター絵師の極上の作品を目の当たりに出来るのです

2009/10/12(月) 午前 10:42 [ 弐代目・青い日記帳  ]

「皇室の名宝 - 日本美の華」(第一期) 東京国立博物館(プレビュー)

東京国立博物館・平成館(台東区上野公園13-9) 「御即位20年記念 特別展『皇室の名宝 - 日本美の華』 永徳、若冲から大観、松園まで」(第一期) 第1期:10/6-11/3(第2期:11/12-29) 天皇陛下御即位20年を記念し、皇室に縁の深い貴重な文物を一堂に展観します。東京国立博物館で開催中の「皇室の名宝 - 日本美の華」へ行ってきました。 なお本展覧会は完全二期制です。途中一度、11月初旬に全ての作品が入れ替わります。若冲の「動植綵絵」は前期のみ、また正倉院宝物は後期のみの展

2009/11/16(月) 午後 9:34 [ はろるど・わーど ]

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