天平のロマン、糸崎の仏舞
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風光明美な越前海岸の福井県福井市糸崎地区にある糸崎寺。この寺は白山を開いた泰澄大師が開山したものと伝えられ、式内社糸崎神社の別当寺とされている。
ここでは、天平時代・西暦756年に唐から来日した僧が11面千手観音を安置したおり、諸々の菩薩や天女が喜びの舞を舞ったという仏舞いが、隔年ごとの4月18日に奉納されている。
今年は奉納の年にあたるので、1250年の伝統を持つこの舞いを是非とも見たいと思い駆けつけた。
車を農道脇に駐車して海岸から数十メートルの高台にある糸崎寺の本堂に向かう。舞台は本堂から10mほど離れた石舞台で、境内には散りぞめの桜が咲き、心配された雨も降らず、すでに多くの人が集まっていた。
午後1時半からの読経に続き、稚児ご詠歌、仏舞と予定されている。早速お賽銭を差し上げてお参りしてから撮影場所を探す。写真を撮る方々は脚立を持ってきて準備しているがこちらは何もないので石灯籠の上を確保した。
午後2時、本堂から稚児を含む女性の列が鈴を鳴らしてご詠歌しながら石舞台に上がる。
ご詠歌が終わると、同じように僧侶と楽人が雅楽の越天楽を演奏しながら舞台後方に向かい、続いて金色の面をつけ法衣姿の舞人が現れて順に舞台に上がり、幼児の角守り、少年の念菩薩が位置に着いた中で、太鼓と鉦、雅楽に合わせて八人の舞人がゆったりと踊る。
やがて順に一人ずつ踊りを終えて舞台端に立ち、舞残った一人が終えてからもとのように本堂に消えていく。
初めて見せてもらったが、まさに天平時代に引き込まれたようで伝統文化の素晴らしさに感動のひと時だった。
帰りに受付に行ってお土産・夕食用に200円の弁当を注文したら、菓子までもつけてくださった。
帰ってから食べた弁当は炊き込みご飯でとても美味しく、お菓子も餅と粒あんの砂糖をまぶしたようかんで、これもおいしく頂いた。糸崎の皆様ありがとうございました。 |

