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2010年3月20日

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♭オリジナル曲「翔と香織」(愛のストーリー)

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show.s様に素敵な絵を描いて頂いたので・・・
オリジナルの音楽とショートストーリーを書きました。
新曲と特別編です。
 
負傷している香織はリハビリに励んでいた。
いつも側に居る翔が手持ちぶさたで、うつろな目をしている。
香織は「う〜ん、う〜ん」と歯を食いしばって頑張っているのに・・・
翔は大あくび・・・そのうちに両手を頭の後ろに回しゴロンと横になった。
香織はそれを見て・・・
香織「ごらぁ〜翔〜〜〜!何よ〜その態度!」
翔「はっ・・・だってよ〜〜見てたって・・・つまんねー」
香織「もう・・・このガキ〜〜〜っ」
翔「何怒ってんだよ〜〜」
香織「苦しいんだから〜〜その気持ち・・・判らないの?」と怒り心頭・・・
翔「香織ちゃん、可愛い顔・・・台無しだよ〜〜(笑)」
香織「・・・駄目だこりゃ・・・」
翔は「チェッ」と舌を鳴らしリハビリステーションを出て行った。
 
香織はテレパス。
翔の心は十分判っている。
やる気無い態度をしていても、心の中は香織のことでいっぱいだ。
翔は心を伝えるのが下手で、少年の心がまだ残って居る。
香織と同じ17歳だから無理もないが・・・
 
リハビリ後、主治医に心電図や血圧を測って貰う。
大きな心臓の手術をしたため、あまり動けないのだ。
主治医「うん、だいぶ良くなっている、若いから治るのも早い。」
香織「先生、身体は何でもないのに、心臓一つでこれだけ苦しいとは思いませんでした。」
主治医「そうだよ、暫く心臓に負担かけないで居たから・・心臓に空いた穴も完全にふさがった、後は少しずつ運動をして、心肺機能を強化しなくてはね・・・」
香織「先生、外を散歩してきて良いですか?」
主治医「それがいい(笑)」
 
司令塔の出口に来ると、翔が入ってくるところだった。
両手に何か持っている。
香織に気付いた翔は、両手を後ろに回し持っているものを隠して悪戯そうな笑顔を作った。
香織は必要以外、他人の心を覗かないようにしている。
それは、人生を有意義にするためでもある。
事前にわかってしまうと、味気ないからだ。
 
香織「翔君・・・散歩に行っても良いという、お許しが出たの・・・」
翔「オッケィ〜〜付き合うよ〜〜(笑)」
香織「何持ってるの?」
翔「はい!」とアイスクリームと金色に輝く薔薇の花を差し出した。
香織「まぁ〜〜綺麗!」
翔「少し行ったところに、いっぱい咲いているよ。そしてリハビリご苦労賃(笑)」
香織「有り難う・・・でも2つは食べられないわ(笑)」
翔「えっ、2つも食べられたら・・・俺の分無くなる〜〜(笑)」
 
バラ園の側にベンチがあり、二人は薔薇を眺めながらアイスクリームを食べ始めた。
翔は、ズーと香織ばかり見ている。
翔「平和だな〜〜ちょっと、つまんね〜けど・・・」
香織「平和が一番良いのよ〜〜」
人工で作られた環境、調和のとれた景観・・・
地底国は人の心を穏やかにする・・・
 
<完>
 

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