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「浮かぶ飛行島」―【大阪から世界を読む】「制約なしの移動式洋上基地「メガフフロート」、日本の技術が軍事戦略を塗り替える」に見るSFの偉大さ


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 今回タイトルにした「浮かぶ飛行島」と言うのは、ゴルゴならぬ海野十三(うんのじゅうざ)が書いた古典的SF小説のタイトル。古典的も古典的、戦前の日本のSFだから、我が国SFの黎明期と言っても良い位古典的(*1)なSF小説だ。
 
 大戦間(*2)。米英仏蘭中らが共同で南シナ海に建設する巨大人工島「浮かぶ飛行島」。滑走路を中心に建造され、緊急時の不時着飛行場をとして航空路の安全を図るとされたこの島には、恐るべき秘密が隠されていた…ってな話、らしい。例によってと言うべきか、「概要だけは知っているが、私(ZERO)はまだ読んだ事が無い」本の一つだ。が、古典的名著であるお蔭で、誰でも青空文庫にて無料で読めるようになっている( 海野十三 浮かぶ飛行島 - 青空文庫 Aozora Bunko  http://www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3527_18466.html )のだから、恐ろしい世の中になったものだ(*3)。
 
 1938年少年倶楽部初出と言うから80年ばかり昔のSF小説であるが、その一部は21世紀になって実現する見通しが立った、らしい。

 

<注釈>

(*1) 竹取物語=「かぐや姫」や浦島太郎を「我が国の古典的SF」と考えなければ、の話だが。それを言うなら神話だって、ある種「SF」と見做せるが。 
 
(*2) 発表された頃には「現代」または「近未来」。 
 
(*3) 考えようによっては、「良い世の中」なのだが。ネットに問題をアップするだけで、試験時間中に入試問題の解答が得られてしまう世の中だ。機械が大いに発達した分、人間様の方が利口にならないと、人間はタダの「入力端末」か「インターフェース」に成り下がる。 
 
【大阪から世界を読む】制約なしの移動式洋上基地「メガフロート」、日本の技術が軍事戦略を塗り替える
2014.1.14 07:00  [westナビ]
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140114/waf14011407010000-n1.htm
横浜港を出港し福島に向け浦賀水道をえい航される「メガフロート」=平成23年
5月
 「脱原発」発言が注目される小泉純一郎元首相だが、実はそれだけではない。それは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を抱える沖縄の負担軽減策をめぐる発言だ。平成25年11月に開かれた記者会見で、小泉氏は将来的にメガフロートの移動基地を考えるべきだと表明した。メガフロートは日本国内で研究と実証実験がすでに行われており、日本の技術が軍事戦略を大きく変える可能性がある。
(笠原健)

環境破壊少ない巨大な浮島

 「沖縄の基地負担軽減、安全保障の観点から、沖縄で(人工浮島の)メガフロート設置を将来、真剣に検討した方がよい。日本本土の陸地に新たに米軍の離着陸訓練ができる場所を作るのは困難だ」
 小泉氏は昨年11月の記者会見でこう述べたが、メガフロートは、ギリシャ語のメガ(巨大)と英語のフロート(浮体)を合わせた造語で、造船技術を応用した人工の浮島のことをいう。船殻構造の大きな鉄製の箱を海上でつなぎ合わせて浮かべ、その上を土地のように利用する技術だ。
 沿岸部を埋め立てる必要がないことから環境破壊への影響が少ない。陸上基地なら周辺住民の苦情にさらされるが、洋上に設置されるため騒音問題もクリアできる。メガフロートは海上空港、物流拠点、テーマパークなどに活用できるとされている。
 平成12年には神奈川県横須賀市の沖合で1千メートル級のメガフロートが建造され、実際に飛行機を使って発着試験が行われた。
 この実験で使われたものの一部を自治体が購入し、洋上の公園などに利用している。福島の原発事故の汚染水処理では、静岡市が清水港の海釣り公園として使っていたメガフロートを東京電力に譲渡した。
 現在、普天間移設に関する日米合意は名護市辺野古沿岸部を埋め立ててV字型の滑走路を建設するというものだが、この合意に至るまでメガフロートが候補の一つになったことがある。この時はメガフロートを建設できるのが大手の造船業界などに限られ、地元・沖縄の業界には利益が回らないことなどから採用が見送られた。

許可不要、制約なしの洋上基地

 このメガフロートを曳航(えいこう)、あるいは自力での航行が可能な推進装置をつけると洋上での移動が可能になる。この点に着目して軍事的なメリットをさらに突き詰めてみようという動きが米軍にある。
 世界中に展開している米軍だが、米軍の行動が制約を受けるケースがある。日本国内で言うと基地返還運動が起きている沖縄がその象徴だが、イラク戦争では同盟国のトルコがイラク攻撃のための米軍駐留を認めなかった。
 こうしたことを受けて、米軍内では外国領土に駐留したり、そこを通過する必要がない軍の運用を研究しており、それはシー・べーシング構想といわれている。この構想は、米軍を投入する目的の地点に近い沿岸部から40〜160キロの沖合に大規模な作戦基地を10日以内に設置しようというものだ。これだと外国政府の許可は不要になり、米軍の行動は制約されない。
 米国防総省のチームは2003年にシー・べーシング構想は将来の米軍の統合作戦能力において重要なものになるという研究結果をまとめている。このシー・べーシング構想の一つとして考えられているのがMOB(Mobile Offshore Base)と呼ばれている構想で、文字通り移動式の洋上基地だ。米国内では海上石油掘削基地の技術を利用して洋上滑走路を造る案が提案されており、大型輸送機や海兵隊のオスプレイなどの利用が考えられている。

世界の海軍戦略を一変させる?

 もちろん移動速度が遅く目的地点への投入に時間がかかる、建設と維持の高コスト化、攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性など課題は多い。だが、IHIや三菱重工業など造船・重機大手を中心とする日本企業連合がブラジル沖で海底油田採掘地と陸上の中継点となるメガフロートの建設計画を進めているなど、技術的な問題は徐々に克服されていくとみられる。
 かつて日本は空母機動部隊を創設し、世界の海軍戦略を一変させた。日本の造船・鉄鋼技術の粋を集めたメガフロートを応用した移動式の洋上基地が再び、世界の海軍戦略を塗り替える日がやってくるかもしれない。

 

一夜城としての価値なら、あり得る

 さて、如何だろうか。
  早い話が、メガフロートによる洋上浮体滑走路を、空母や陸上航空基地の代用にしてしまおうと言う構想。
 
1〉 もちろん移動速度が遅く目的地点への投入に時間がかかる、
2〉建設と維持の高コスト化、攻撃に対する脆弱(ぜいじゃく)性など課題は多い。
 
として、上記記事の中でもその欠点は指摘しており、異に「高コスト」は未だしも「展開時間の遅さ」や「脆弱性」は「メガフロートによる洋上浮体滑走路」と言う方式そのものに起因すると言えるほどの重大弱点である。従って、
 
3〉 技術的な問題は徐々に克服されていくとみられる。
 
と言うのは、ある程度「法螺」と考えねばならない。
 
 それでも、浮体同士の結合組立法にある程度の技術革新を起こし(*1)、完成規模の巨大さによる余剰浮力で「脆弱性」の欠点を補えば(*2)、ある程度目途はつきそうだ。
 
 となると、「メガフロートによる洋上浮体滑走路」を洋上航空基地として運用する上での最大のネックは、組立現場までメガフロート浮体を運搬する期間の長さ、という事になる。
 
 であるならば…1世紀近くも前に海野十三が「浮かぶ飛行島」で予見/予言した事(*3)は、誠に正鵠を射ていた、事になるな。
 SFの御名を誉む可きかな。

 

<注釈>

(*1) 以って現場での組み立て期間を短縮する。 
 
(*2) これは、「高コスト」と言う欠点と相対するモノであるが、 
 
(*3) 「不時着用滑走路」に偽装しての建築資材搬入と組み立て。これなら事前集積所を作ったようなものだ。 
 
 

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