悠々家族

最近は念仏となえて霊場巡り。あ〜腹減った〜、飯でもクウヤ??

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靖国参拝と東京裁判

最近の世の中、少し右ネジ傾向。
そこで右でも左でもない天邪鬼の僕としては、無理にでも少し左に回したくなるよね。

小泉総理の靖国参拝に端を発し、公的か私的か、合祀か分祀か、なんて議論がブログでも話題になっているね。この議論に入る前に、触れなくてはならないのが東京裁判。

この判決結果に異義を唱える人って多いよね。
でもこの裁判自体知らない人も多いのは確かだし、興味ない人は今更興味をもつ必要もなんかないと思う
よ。別に知らなくても生きていけるんだし。強要は絶対だめだな。今の愛国心問題といっしょ。

ところで東京裁判だけど、被告は全部で28人。
内訳、絞死刑7人、終身刑16人、有期刑2人、除外3人。
要は全員有罪ということです。
ニュールンベルク裁判(対ドイツ)では無罪の人もいたのにね。

ここで異義のある人はこう言います。
勝者が敗者を裁いたものだから無効。
・インドのパル判事は少数意見で全員無罪を主張している。

ここで少し反論します。
・パルは無罪とは言っているが、日本の行為は正当化できないとも言っています。
・無罪の根拠は、彼らの行為に対し、裁判所条例ができるまでは裁く国際上の法律がなかっただけのこと。
サンフランシスコ講和条約批准の際、裁判結果を認めている限り、国家としては尊重しなければなりません。

ではここで勝者・敗者も関係なしに、当時の日本国民が彼らを裁いたらどうなるでしょうか。
彼らの行為により、間接的ではありますが、たくさんの日本人が死にました。

例えば東条英機。

関東軍在任の際は、中国侵攻イケイケ派として日本を戦争へ導きました。
「生きて虜囚の辱めを受けず」戦時中は戦陣訓なるものを押し付けました。
また、逆に「ジュネーブ条約」(捕虜の扱いを取り決めた条約)を教えなかったために、投降できず、たくさんの自殺者がでたのと同時に、敵の捕虜の扱いに対して戦後戦犯扱いされ、多くの命が消えていきました。
彼は無罪といえるでしょうか。

ただ、ここで脱線するけど、覚えておいてほしいのが、杉原千畝のお話。杉原にビザを発給してもらったユダヤ人の何人は、シベリア経由で満州へ。ドイツから引き渡せの要求がありましたが、日本が頑として拒否。その当時の結論出した関東軍参謀長が東条英機だったことは、いろんな経緯は別にして間違いないということ。杉原千畝の話をドラマにするなら、最後までやってほしいとは思うね。

文官でひとり絞死刑になった廣田弘毅はどうかな。

彼は裁判での堂々とした態度(実際はなにも喋らなかったからそう見えたかも)とは逆に軍に対して弱かった。軍部大臣の現役武官制(陸軍・海軍の大臣は現役の人しかなれない。よって軍が大臣を出さないと内閣崩壊)、近衛内閣の際の「蒋介石を相手にせず」は日本の運命を決めてしまったといっても過言ではないと思う。
近衛や松岡が死んだから、お鉢がまわってきたって言われるけど、そんなこともないんじゃないかな。

ただひとつ裁判で頭にくるのは、彼を無罪だと主張したオランダのローリング判事。戦後オランダはインドネシアで、たくさんの日本人を戦犯として処刑しました。たしか連合国の中では一番多かったと思うよ。インドネシア人は戦時中一番日本に好意を持っていたのに。そんな国の人間に廣田の弁護なんてしてほしくなかったよ。

もうひとり、武藤章。

彼は主にフィリピンの部下での行為の責任を取った形だけど、ご存知のとおり、陸軍の課長や軍務局長のときは、完全なイケイケ。石原莞爾以後、日本を戦争の道へ引っ張った張本人だから当然責任は取ってもらわないとね。石原が「これ以上の拡大路線はやめろ」と言ったとき、「あんたの真似しているだけ」って言ったのは有名だよね。

でも弁明しとくけど、インドネシアへ視察にいって、今村均に諭され改心したのも知っているし、フィリピンにしても上司の山下奉文が責任とった形で、かつブレイクニーが言ったように報復も認められています。

ここで少し報復の権利ってやつについてご説明いたします。

パルのところで裁判の根拠がないって言ったけど、ヘーグ陸戦条約ってやつで戦争のやり方というか、残虐行為を禁止しています。では残虐行為って何か?。たとえば化学兵器や無差別爆撃(絨毯爆撃)とかをいいます。こんなことやると残虐行為で報復されても仕方ないことになっています。
イギリスはドイツが手も足も出なくなってから、ドレスデンの絨毯爆撃をやりました。ロケットでの化学兵器攻撃が怖かったから。アメリカの原爆なんてもってのほかだし、各地の空襲もそうなるね。私が働いている神戸なんて最初に山側に焼夷弾落として、人が海側に逃げるところを往復で絨毯爆撃やっています。
アメリカとしては自分の本国には報復されないけど、植民地のフィリピンはどうでもいいと判断したことになるね。戦後フィリピンはアメリカにべったりだけど、おめでたい人たちでもあるよね。

ということで、他にたくさんの被告がいるけど、日本人に対しての責任はいずれにしろとって貰わないとね。

さあ、どう責任とって貰おうかな。

神風特別攻撃隊(特攻)の生みの親といわれているのが、海軍中将大西滝冶郎という人で、最後は軍令部次長だった。戦後「英霊に申す。よく戦いたり。・・・」といって、切腹。それも特攻で死んだ人に申し訳ないとして少しでも苦しみを背負う形で、介錯なしで腹を切ったといいます。

戦後、自決した人多いけど、たとえば、毒飲んで死んだ首相や妻にせかされて死んだ元帥もいたっけ。
自決に失敗した東條英機を除き、後の被告たちは裁判を選びました。
嶋田繁太郎は判決の際、こういいました。「自決に勝る最後のご奉公」。馬鹿げた話です。

昭和天皇にも責任があったと思います。しかし、天皇は、彼らに責任を肩代わりしてもらわなくても、責任は取ったと思うし、実際に国民に目をやっていました。

しかし、被告の何人かは天皇の代わりとか言って、国民への謝罪など思っていないし、尚且つ、これは逃げ口上でしかないと思います。
また、ほとんどの被告はダンマリ戦術で、個人尋問のときも、言い訳ばかり。「堂々と間違ったことはしていない。」といったのは、東条英機だけだった。

私が言いたいのは、この28人の人に大西滝冶郎の死に方ができたでしょうか。
介錯なしは、苦しいと思うよ。

結局、自分の手で死ねなかった彼らだけど、一部の人を除いて死刑や終身刑で責任とってもらっても日本国民としてはどうだったか。まあ、サンフランシスコ講和条約以後、日本の経済発展は彼らの犠牲の上に成り立っているとも言えないことはないけどね。

でもそこまで自己犠牲の精神を貫いてくれるなら、いっそ靖国神社には入らないでほしかったね。戦争で犠牲になった人と明らかに違うからです。

よって分祀となる訳ですが・・・。

分祀論が出たとき、靖国神社の神主さんが「分祀しても魂は残る」なんて言ってたけど、そんなことどちらでもいいじゃない。むしろ、あんなこと言うと折角分祀しても、また他所の国から突っ込まれるよ。神なんて自分自身の心の中に生きてるものだから、形なんてどうでもいいのにね。

でも彼ら被告達は神になっちゃいけないんだ。死んだあとも神にはならず、「国家の鬼」となってもらうんだ。
坂本竜馬や中岡慎太郎は靖国に祭られているけど、明治以来、逆賊の汚名を着せられた人たちは祭られていない。西郷隆盛、江藤新平、管野官兵衛、近藤勇・・・・。
こんな人たちと一緒に「国鬼碑」なんか作って祭ってあげたらどうだろう。

そうしたほうが、国民ひとりひとりの心の中に残るんじゃないだろうか。

東京裁判を見直すんじゃなくて、日本人の手でもう一度、戦争を振り返ることが大事。

靖国問題と東京裁判はべつものです。

だから、裁判で有罪になった被告(祭られているのは14人だけれど)だけじゃなく、どんな人が祭られているか知らないけれど、戦争遂行責任のあった人には、一緒に出て行ってもらいましょう。

どうですか。これが、本当の日本の尺度というやつじゃないですか。

そうしたとき、初めて内政干渉するなって、 はっきり言えるんじゃないかな。

この問題を知らない人にも、解るように書いたつもりだけど、
間違っていたら、ごめんなさい。

閉じる コメント(6)

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隣国では常に靖国参拝に端を発し、自国で騒ぎを起こしてます、表面をみれば賠償金、多大な経済援助を行ない隣国もそれなりに発展しました。このことを思うと何でこれほど60年前の戦争にこだわるのかわかりません、イギリス始めヨーロッパの国々は、散々香港はじめアジアの国々を占領し て苦しめていたはずです、なぜ抗議しないんですかね〜思うに列強はそのような内政干渉をすれば即座に力で対抗するはずです、日本の民主主義は 素晴らしいと思いますが太平洋戦争で多くの方が亡くなられ今の繁栄が あります。考えさせるテーマでした。

2006/5/7(日) 午前 7:27 串本

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隣国を交えてこの問題を考えると、必ず世の中は右回りになります。それは東京裁判(A級戦犯)を基点に考えるから。日本または個人が無罪か有罪かということは本来、靖国に祭られるかどうかとは別物。折角、西郷さんや江藤さんを外しているんだから・・・残念な気がしますね。

2006/5/7(日) 午前 8:14 ゆうゆう

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久しぶりです。まったく関係ないかもしれないですが…。昔、A級・B級・C級とかっていうのは戦争犯罪の種別での分け方であって、罪の重さによる分け方ではないというような記述を呼んだ事があるのですが、あれは本当なんですかね?

2006/5/13(土) 午前 11:33 sim*le*if*syn*rome*41*

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間違っていたらすみません。たぶんナチスを裁くために作られた国際軍事裁判所条例という法律があって、A項が「平和に対する罪」B項が「通例の戦争犯罪」C項が「人道に対する罪」で、ここからA級、B級、C級に分かれていると思います。但し、日本のA級戦犯については、この限りではないみたいですね。

2006/5/13(土) 午後 0:03 ゆうゆう

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うっ、こいつはすごい、すごい、すごすぎる。
僕の記事二十枚ぶんくらいが簡潔にまとめられている!
「サンフランシスコ講和条約批准の際、裁判結果を認めている限り、国家としては尊重しなければなりません」の部分だけでも反論のために二十は書いた。

2009/9/24(木) 午前 10:22 ure*ruh**oshi

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国際法のright of reprisal報復権知ってるのもすごい。
偉い先生でも知らないのに。
「当時の日本国民が彼らを裁いたら」も
日本政府もポツダム宣言受諾にさいしてこう主張している。

興亜観音や殉国七士の墓って知ってましたか?

2009/9/24(木) 午前 10:34 ure*ruh**oshi

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