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講 師 :
山本雅基(やまもと まさき)氏
プロフィール

東京台東区「山谷」地区にあるホスピス「きぼうのいえ」施設長
1963年生まれ
1985年、日韓機墜落事故のニュースに接したことをきっかけに聖職者を志す。
1995年、上智大学神学部を卒業。卒業後「NPO法人ファミリーハウス」の事務局長を務める。
2001年、「ホームレスのためにホスピスを建てたい」と考え看護師の妻とともに活動を開始。
2002年10月 在宅ホスピス対応型集合住宅「きぼうのいえ」を開設
2010年 映画「おとうと」(監督:山田洋次 主演:吉永小百合/笑福亭鶴瓶)に登場するホスピスのモデルとなり、注目を浴びる。

著書: 『山谷でホスピスやってます』 2010年
    『山谷でホスピス始めました』 2006年

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http://www.geocities.jp/chiba_tokatsu/clip_image001.jpg
山谷のホスピス『きぼうのいえ』の試み


山谷(東京台東区)にある「きぼうのいえ」
 始めに4年前にテレビ放映された「きぼうのいえ」の映像から入り、2本目のビデオでは「きぼうのいえ」のボランティアの様子、続いて看護師である奥様が入居者を看取る場面が映され、これから始まる山本さんのお話に期待が深まりました。
「きぼうのいえ」は在宅ホスピス対応型集合住宅… 簡単に言えば下町のホスピス長屋
簡易宿泊所が立ち並ぶ東京・山谷、ここ山谷では、高齢化が進み、年とともに行き場がなく孤独死が増えているという。
ホームレスというその背景に様々なものを背負い心を閉ざしている人たち、山本さんは、そのような人たちの人生の和解・人生の総決算(心の精神的な総決算)として、残された時間を有意義に過ごしてもらいたいと、2002年10月にホスピスケアハウス「きぼうのいえ」を設立した。開所してから8年が経過、ホームレスに限らず、身寄りのない生活困窮者を受け入れ、いまでは、この施設は山谷に定着し、住民の心の支えになっている。

 「きぼうのいえ」の原型は、コルカタ(カルカッタ)のマザーテレサの「死を待つ人の家」であり、その日本版としてオープンした。
しかし、ここの特徴は「死を待つ人の家」と呼ぶよりもまさに「いのちを生き抜く人の家」であるという。
鉄筋コンクリート4階建てで、全室約4.7畳の個室が21床。入所者の生活保護費と寄付金で運営している。

「きぼうのいえ」の入居者は…
身寄りがない末期がん、白血病、HIV、脳疾患、腎疾患、パーキンソン病の患者さんなどで病種は問わない。約7割近くがホームレスを経験していて、中長期的な余命の診断を受けている人たちが多い。
一般のホスピスでは平均滞在期間が1カ月くらいなのに対し、ここでは長くて2年になることもあり、一度入ったら半永久的に住み続けられる。平均 6カ月で亡くなり、これまで115人、(2カ月で2〜3人)を看取っている。
「きぼうのいえ」のボランティアは…
ホスピスにおけるボランティアの役割というのが、一般の施設ホスピスとは異なる。ここでは、その人の人生の物語を聴いたり、看取りも行っている。
医療・介護は専門家に任せ、スタッフやボランティアは、スピリチュアルケアなどを中心に行っている。
入所者は、ホームレスを経験したりして、生きる希望をなくしているが、スタッフらが暖かく見守ることで これまでの人生と和解できるようになり感謝の気持ちも持てるようになる。また亡くなるときは、家族のように寄り添うことで安心して自分の生ききった姿=死を見せるようになっている。
ボランティアの中でもハープの演奏は特に入居者を感動させている。
ハーブ奏者のサック・キャロルさんは「音楽のリズムを呼吸に合わせて演奏しています。呼吸のリズムが瞬間瞬間に変わってゆく、とにかく、音楽をそれに合わせようと、、いつも成功はしてないけれども、できるだけそれに合わせようと思う、、そのひとだけが持っている、魂、心、その瞬間のスピリチュアルティーに合わせようと思います。その人のために向き合ってその人だけの演奏をしています」

スタッフは、14人。ほかに医療者、ホランティア、またチャプレン、シスター、浄土宗の僧侶なども関わっている。それぞれのチームワークが大切である。
屋上部分には礼拝堂があるが、キリスト教というわけではなく、仏教と融和していて、ここならではのシーンが醸し出されている。山本さんたち「きぼうのいえ」の皆の思いが柔らかな感性に繋がっているようだ。引き取り手のない遺骨は、長野県の墓地に、毎年11月に納骨される。
生活面においても特に何の規制もない。山本さんは「ここでは、お酒も飲めるし何でもあり」という。
お話の中で、山本さんは「きぼうのいえは在宅です」と何回も強調している。個性的な特徴のある入居者のお話は、とてもユーモラスで存在そのものを肯定している。行き場のない方たちをフラットに受け入れ、家族のように最期まで看ていく。そんな「きぼうのいえ」のようなホスピス形態が一般のホスピスにも反映されるといいのにと思ってしまう。
「人が生まれて亡くなるという自然の現象を病院のベットではなく、昔のように在宅に戻したい。死を避けるのではなく、見つめていきたい」という山本さんの声がこころに響いた。それは、理想の死生観でもあり、私たち東葛・生と死の会員の声であるのかもしれない。
テレビで取り上げられたり、映画のモデルになったこともあり、知名度は高く 会員外の参加者も多く盛会にて終了しました。

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