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ロマンス小説の中のヒストリカルのあらすじと感想です。
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「金鉱の花嫁」デブラ・リー・ブラウン

「金鉱の花嫁」デブラ・リー・ブラウン 2003.11
1849年、ひと財産築く夢を抱きアメリカ西部へ渡った父を追い、ケイトはアイルランドからはるばるこの金鉱の町へやってきた。ところがいざ着いてみると、当の父はすでに世を去っていた。おまけに、独身の移民女性の商いを禁じる法律を利用して、父の商売敵が、彼女に遺された店を奪おうとしている。借金までして、やっとのことでたどり着いたというのに……。そこへ、ケイトに耳打ちする者があった――結婚すればいい、と。とんでもないと思う理性に反し、彼女は胸を高鳴らせ歩き出した。商売敵とやり合ったとき加勢してくれた、あの人に求婚するため。

アメリカ開拓時代のヒストリカルで、ハーレクイン文庫で再販されたものです。この時代のお話好きです。ヒロインのたくましさと純朴な性格は好きですが、さすがアイルランド人、頑固です。その頑固さが可愛いさを超えて危険なことに巻き込まれていくのです。ちょっとイラッとすることはありました。でも、お互いを思いやって、それぞれの道に進もうとするところなど、せつなくて胸が痛みました。ヒーローはヒロインの描かれた肖像画を大切に肌身離さず持っていて、ヒロインに惹かれているのに、それをなかなか認めることができません。父親との確執もいまひとつ動機が弱い気がしますが、男らしいです。まぁ良かったかな。

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「聖夜に誓う愛」ジュリア・ジャスティスほか

「聖夜に誓う愛」ジュリア・ジャスティスほか
「聖なる夜の誘惑」ジュリア・ジャスティス
クリスマス休暇に、メレディスは弟が連れてきたアレンを見て胸がときめいた。数年前に婚約者を亡くし、二度と誰も愛さないと心に誓ったけれど、もう一度だけ恋に身をやつしてみたい。だが、メレディスのそんな思いはすぐにむなしくくだけ散った。
「帰ってきた子爵」アニー・バロウズ
ヘレナは憧れだった子爵のカールトンと結婚したが、夫は初夜の翌朝失踪した。その後妊娠が判明し、夫の家族に財産目当てと冷遇されながらも、彼女は懸命に息子を育ててきた。ある日、みすぼらしい姿の男性が家に現れ、ヘレナの目前で倒れる。
「秘めつづけた初恋」テリー・ブリズビン
イアンだわ! ある集まりで、ジュリアはずっと思い続けてきた男性の姿を見つけて思わず声をあげた。四年ぶり――彼が事故で両親を亡くし、自身も瀕死の傷を負って以来の再会だ。しかし思わず彼に駆けよると、その手に握られた杖が目に入った。

12月5日のクリスマス・ストーリー特集のヒストリカル。短編なんですが、なんかスピンオフみたいでした。ジュリア・ジャスティス以外は読んだことなかったのですが、短編のわりに良かったと思います。「帰ってきた子爵」など、誤解だらけひどい目に会ったヒロインが苦労しているのですが、私だったら簡単には許せないでしょうね。「秘めつづけた初恋」はヒーローの気持ちがせつなかったですね。なかなか良かったです。

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「幸せを運ぶ求婚者」エリザベス・ロールズ

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「幸せを運ぶ求婚者」エリザベス・ロールズ
シーアは婚約者の死後社交界を去り、ひっそりと暮らしていたが、突然、ロンドンの父に呼び戻された。伯父の莫大な遺産を相続することになった彼女を父は有力者と結婚させる腹づもりらしい。仕方なく社交界に戻るやいなや、求婚が殺到。だがシーアは、誰の求婚も受けないと固く心に決めていた。リチャードはシーアの変貌ぶりに目をみはった。結婚を促す叔母の計略により再会した彼女には可憐で屈託なかった少女の面影はまるでない。いったい、彼女の身に何が起きたのだ?

「誇り高き愛人」のヒーローの弟が今回のヒーローです。遺産を相続したばかりに自分勝手な父親に縁談を押し付けられるヒロインです。これがとてもむかつく相手です。ヒロインの悲しい過去が次第に明らかになっていくのですが、ヒーローの大きな愛情を感じます。でも、全く他人の子どもを自分の子として育てることを即決できる人はそういないでしょうから、そこにヒーローの人間味を感じましたね。頼りなさそうなヒロインの兄も好感度高いです。次のスピンオフはヒーローの友人か、このお兄さんかもね。

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「都合のいい愛人」デボラ・ヘイル

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「都合のいい愛人」デボラ・ヘイル
フェリシティは商売で財を成した祖父の死後、美男子で家柄のいい男性と結婚した。けれど、幸せを手にすることはできなかった。夫はフェリシティを子供の産めない体だとなじり、他の女性たちとの間に婚外子をもうけた。それも何人も……。夫亡きあと、フェリシティは快楽だけを追い求めた。耐えがたい孤独から逃れるために。お金に困っているソーンなら大人の関係を受け入れるはず。そう思ったからこそ愛人契約を交わしたのに、予想外の妊娠の事実を知った今、彼に別れを告げるほかなかった。

あらすじでなんとなく好きな感じがしなかったのですが、 古本屋さんで安かったので買ってしまいました。ヒーローは誠実で責任感の強い好青年です。ヒロインは結構自分勝手です。確かに幸せな生い立ちではなく、最初の結婚が悲惨だったということはあったにしても、ヒーローを傷つける言葉が辛辣です。愛し合っているはずなのに、信頼し合っていない二人の心が、シーソーゲームのように、近づいたり離れたりするのが続きすぎると少々辟易します。

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「謎だらけの美女」エリザベス・ロールズ

「謎だらけの美女」エリザベス・ロールズ
親友が結婚し、ジャックはこのところ寂しさに襲われていた。大地主として、僕も愛する妻を得て、温かい家庭を築きたい。ある日、ジャックは自宅の広大な庭で出会い頭に若い娘にぶつかり、悪態をついたとたん、逆に容赦ない言葉を浴びせられてひるんだ。僕に対してこんな口をきくなんて、この娘はいったい何者だろう?さっき鉢合わせした相手がはとこのジャックだったのかしら。母が亡くなり、二人で暮らしてきた父が牧師の職を追い立てられ、クレシダは会ったこともないジャックを頼ってここに来た。だが実は、父が失業したのには恥ずべき理由があった。あの傲慢そうなはとこにだけは、知られたくないけれど……。

ヒロインもヒーローも惹かれあいながら、本心を伝えることなくいがみ合っているようにみえます。ヒーローに対しては辛辣なことをはっきり言えるヒロインがなのに、卑劣な元恋人に対して無力なのがイライラします。まぁ、最後には報復できましたが。しかし、ヒーローは、うじうじ考えすぎですね。ヒロインもヒーローに対して悪く取りすぎな気がします。

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