ホームレス中学生(田村裕)
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麒麟・田村のせつな面白い公園生活。13歳のときに突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになった田村少年。ダンボールで飢えをしのいだ日々や、いつも見守ってくれた亡き母への想いが詰まった貧乏自叙伝。
ご飯を食べ終わった7時から読み始めたら、8時過ぎには読み終わってた。
貧乏小説というよりは、母への愛や家族への恩に溢れた物語だった。
男は皆マザコンである。
だが、普通は恥ずかしさが邪魔をして、素直にその想いを表現出来ない。 というか、やっぱり変でしょ。 大の大人が「うちのお母ちゃん、大好き!」などと言うのは。
だが、そういう母への想いや甘えを、照れもなく書き表したのがこの小説。
200万部を超えるベストセラーになったのは、その部分が大きかったのではないかと思う。 こういうのってなんかずるい気がするんだよなー。 リリー・フランキーの「東京タワー」やボーイズ・トゥ・メンの「ソング・フォー・ママ」と同じく。
もちろん、文章は上手くないし、エピソードのひとつひとつが面白いわけではない。
なにせ1時間で読めるくらいだから、内容も薄っぺらい。 だが、読んでいて何か気持ちがいいのは、きっと著者が「いろんな人への感謝の気持ちを持っていること」が伝わってくるからだと思う。
芸人田村が言っていた「幸せのハードルが低いから何でも幸せに感じる」。
この言葉が意外と奥が深いよね〜。 |