ここ数日いろいろと慌しかった。
昨日の晩は次郎長道中の新年会だった。疲れてはいたが、道中仲間と楽しく飲み交わし、そして今年の夏には「何とかまた道中にでたいです」などと叶いそうにもない希望を語りつつほろ酔いで床に就いた。
しかしそんな楽しい夢心地も翌早朝に一変する。
午前4時、けたたましいサイレンで起こされる。「火事らしい!サイレンが激しく聞こえるが近くづらか?」と窓の外を見ると大きな火柱と火の粉が上がるのが見えた。「やいっ!近くだ!!」とあわてて着込んで現場を目指す。仲町、通りの外れに近い、実相寺裏参道付近が燃えていた。
風こそは無いものの商店街に密接した古い家屋、入り組んだ地形、少ない消火栓という悪条件のもと消化活動は長時間かかった。消防車の台数もかなり集まり懸命な消火活動にあたったが、完全に消化が完了したのは午前8時。幸い死者けが人はなかったものの7棟に火が入る被害が出た。
そのうちの全焼した一棟が昨晩、隣で飲み交わした仲間の家だった。
昨日「またガンバロウ」っていったばかりなのに、その数時間後こんな災害に遭うなんて...。
掛けてやる言葉も見つからなかった。
火事で燃える家を見るのはホントに切ない。仲間ともなると本当にヤルセが無い。
夏の祭りまで重い空気を引きずりそうだ。
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