3188 黒田・ダルビッシュ 勝つ!〜イチロー&プホルスを圧倒〜12/05/14
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05/12のツイート 間もなく黒田がNYでマウンドに上がる。 1時間遅れてテキサスでダルビッシュも。 また登板時間がダブった。ハーフイニング ずれてくれ。せめて、投球の瞬間だけでも。 ダルビッシュ対プホルス、黒田対イチローに 注目する。 …先週、一度は2人の登板日がずれたのに、またしても重なってしまった。 ニューヨークとテキサスの時差1時間は貴重だった。ハハハ。 粘りの投球で3勝目 黒田は19日ぶりの勝利をものにした。彼らしい“粘りのピッチング”だった。 1回にいきなりアクリーに先頭打者ホームランを浴びたときはどうなるかと思ったが、 まったく表情を変えることなく次のバッターに向かっていた。6回にもモンテーロに ソロ・ホーマーを打たれた。どちらもopposite field(逆方向)へのホームランだったし、 打った瞬間はそれほど飛ぶとは思えない当たりだった。ただし、“流し打ち”ではなく、 しっかり、hard hit(強く叩く)していた。パワーの差…としか言いようがない。 ヤンキースがすぐに同点にしてくれた。援護点が少ない黒田にとっては有難い1点だ。 しかも、ヘルナンデスにとっては18試合ぶりの“初回の失点”だ。去年の7月22日、 レッドソックスに許して以来だから 貴重な1点だ。なんという立ち上がりの安定感! 黒田に少し分けてほしい。ハハハ。 …ただし、キャリアのデータを見ると1回の防御率がそれほどいいわけでもないこと、 黒田の1-3回の防御率は悪すぎることを付け加えておく。 黒田は2回にも無死1・2塁のピンチを迎えたが、落ち着いて後続3人を断った。 最大のピンチは5回に2本のヒットとフォアボールで1死満塁になったところだ。 2番のライアンはともかく、そのあとに3番・イチローが控えていた。 黒田はライアンを変化球の連投で三球三振に打ち取り、イチローには1-1から外角に 沈むボールで当てるだけのサードゴロに仕留めた。この場面でのピッチングは本人も 納得しているはずだ。 試合はマリナーズが6回、今年 ヤンキースから移ったモンテーロのホームランで 勝ち越したと思えば、その裏のヤンキースは元マリナーズのイバネスが逆転3ラン・ ホーマーを放った。移籍が多いからこういうことはよくあるのだが、なかなか面白い。 6回を終了92球だったので、ジラルディ監督がどうするかと思ったが、16連戦が 始まったばかりということもあってか、7回のマウンドに上がった。 先頭打者を歩かせたところではボールの抑えが効かなくなっている印象があったので、 交代もあり得たと思うが、ジラルディは我慢した。メジャーの監督の忍耐心はすごい。 しかも、出塁したソーンダースが何を思ったのか初球に盗塁を試みて失敗した! 打順はトップだったし、“積極野球”を好むメジャーでもあまり考えられない作戦だ。 黒田はこの“ミス”とマーチンのピンポイント送球&ジーターのスーパー・タッチに 救われたと言ってもいい。 2死のあと ライアンに3-0となったときもアップアップに見えた。隣で見ていた妻に 「歩かせたら交代だね」と話した。次がイチローだったからだが、一つストライクを とったあと、サードゴロに仕留めて7回を投げ切った。 結局、イチローを3打数ノーヒットと完ぺきに抑えたことが勝ちにつながった。 この3勝目は“勝ちとった”と言っていいだろう。 “見おろし”で5勝目 ダルビッシュについては一貫して“活躍する”と書いてきた。 日本での実績がすべて通用するわけではないが、彼の場合は 逆に“活躍できない” 理由が見つからなかったからだ。 しかし、まさか短い間にここまでメジャーに溶け込んでしまうとは思わなかった。 言葉の違い、風土・文化・習慣…初めは絶対に戸惑うはずの日米の違いにもまったく 動じるところはなかった。この日のピッチングには風格さえ漂っていた。 1回にハプニングがあった。プホルズが思い切り振りまわしたバットがキャッチャー、 トレアルバの頭を叩いたのだ。治療のために間が空いたが、影響はなかった。 このとき、プホルズのバットは折れ、サードのファウルフライだった。胸元をついた ボールにはそれだけの力があったのだ。2打席目も内角球でサードのファウルフライ、 3打席目は外角のストレートで空振り三振に打ち取った。有無を言わさなかった。 相手はメジャー屈指の好打者だ。ルーキーだった2001年から10年連続で3割、30HR、 100打点以上を続けたあと、去年は打率で1厘、打点で1点だけ及ばなかったという ケタはずれのバッターだ。もっと“歯ごたえ”のある打者と対決したいと思って海を 渡ったダルビッシュにしてみれば“男の本懐”だろう。 1回裏のテキサスの攻撃中に強い雨が降り始めて長い中断になった。 30分ぐらいまでなら続投もあるが、この日の中断は2時間に及んだから、メジャーの “常識”では 当然、再開時には別のピッチャーが投げる。 しかし、妻の買い物に同行して帰宅したとき、なんと、テレビの画面にはブルペンで 投げるダルビッシュが映っていた!1回の投球数は16球だったから、次の登板までの “調整”のために少し投げておこうということだと思ったが、違った。 2日前の試合が雨で中止になり、前日、ダブルヘッダーを戦ったあとボルチモアから ダラスに戻ったのはおそらくこの日の未明だったのだろう。 しかも、レンジャーズのスケジュールは前日から14日間連続でプレーする(2日前の 降雨中止がなければ20連戦だった!)という厳しいものだった。 投手事情が苦しいことを知った上で続投を承諾した、あるいは申し出たのだろう。 再開時、テキサスのリードは1点だったが、ダルビッシュの“男気”に呼応したのか 強力打線は得点を積み重ね、攻撃が終わってマウンドに向かうとき、点差は6点まで 広がっていた。 6回1/3、2本のホームランで3点を失ったが、“役割”はしっかり果たした。 翌日の試合でエンジェルスの先発はまたしてもウイルソンだった!
22球だったが前日の試合でも先発して中断まで投げていた。めったにないことだ。 2日続きの先発は2002年以来だという。 ただし、レンジャーズのピッチャー、アーロン・マイエットは前日の試合でわずか 2球を投げただけだった。退場させられたのだ。ハハハ。 |
