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Montreal Final
Djokovic d.Federer 7-6(2) 2-6 7-6(2)
入場するときのジョコビッチが割合落ち着いていました。
マスターズ・シリーズの決勝もインディアン・ウエルズ、マイアミについで3度目ですし、今年は、
全仏とウインブルドンでSFまで進出し、ビッグ・マッチの経験も十分ですから当然かもしれません。
SFのナダルとの試合でもいいプレーを見せていましたから、「これは期待できるかな?」と胸を
膨らませました。ハハハ。
しかし、ジョコビッチのサーブで始まった第1セット・第1ゲーム、15-0から完璧なポイントを取った
フェデラーを見て「こりゃイカン」とたちまち意気消沈です。
それでも、第2ゲームでブレークしたところまでは、フェデラーにエラーが多く、序盤はジョコビッチの
ペースで進みました。
それも、目の色が変わったフェデラーが第5ゲームで早くもブレーク・バックすると、あとは普段どおり
彼の流れになるものと思ったのですが、違いました。
5-5からの第11ゲームでジョコビッチのサーブをブレークしてリードしたフェデラーの第12ゲームの
サーブはどうしたのでしょうか?
順調に3ポイントを奪い、トリプル・セット・ポイント…ワイドへのサーブから、返ってきたクロスの
リターンをストレートに決める、いつもの彼なら絶対に逃がさないはずのフォアをロング。
そこからリズムが狂ってしまいました。
肝心のときにエラーが出てはフェデラーでも勝てない、ということでしょうか、このゲームだけでも、
全部で六つのセット・ポイントを逃しています。
ジョコビッチもチャンスをなかなかコンバートできませんでしたが、7回目のジュースのあと、ネットに
出て深いフォア・ボレーでミスを誘い4度目のブレーク・ポイントをつかむと、長いラリーを我慢して
狙いすましたフォアを決め、土壇場でブレーク・バックを果たしました。
タイブレーク・13連勝中のフェデラーでしたが、いきなり3ポイント連続でサーブを落とすなど、どこか
前のゲームを引きずった感じでした。
いわば“もらったチャンス”を活かしたジョコビッチは、“絶対条件”の第1セットを制しました。
結果的には、このセットが、勝敗の行方を大きく左右したと言っていいのではないでしょうか。
ブレークの応酬から4ゲームを連取したフェデラーが第2セットを取って1セット・オールとしたあとの
第3セットは、ジョコビッチがいきなりブレークしてスタートしましたが、第8ゲームでフェデラーが
ブレーク・バックして、そのままふたたびタイブレークにもつれ込みました。
両者キープの2-1 リードからジョコビッチがフェデラーのサーブを2ポイントとも奪って圧倒的優位に
たちます。
6-2からのマッチ・ポイントでは、いいタイミングで放ったドロップ・ショットのあと深いロブ…
フェデラーが後ろ向きのまま脚の間から打ったボールはネットにかかりました。
コートに両膝をついてガッツ・ポーズのジョコビッチ。新しいスターが生まれた瞬間です。
ロディック(QF)、ナダル(SF)、フェデラー(Final)を連破してのマスターズ・シリーズの優勝は値打ちが
あります。特に、決勝でフェデラーに勝ったことはジョコビッチに大きな自信を与えたことでしょう。
全米に向けて、この若者に“はずみ”がついたのは、テニス・ファンにとっても嬉しいことです。
「僕の人生で最高の大会だよ。
マイアミでマスターズ・シリーズも優勝したけど、No3-2-1を破ったんだ。これ以上は求めないよ。
今週はずっと、いいテニスができたね。夢が現実になったのさ。怒ってほしくないけど、彼だって
全部勝つことは出来ないんだ。誰かほかの人間も勝たないとね」
「間違いなく彼は世界のベスト・プレーヤーの一人さ。今日の彼が勝利にふさわしいよ」―フェデラー
Los Angeles Final/b>
Ivanovic d.Petrova 7-5 6-4
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