都市商業研究所(都商研)

「都市商業研究所」は学生主体の研究機関です。「市街地活性化・都市交通などに関するコラム」と「都市別の市街地紹介」をお届けします。

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先述した百貨店小型店の話の続き。
都心近郊では近年では、三越伊勢丹グループが「MIプラザ」と呼ばれるセレクトショップ型の小型店を出すという事例も見られます。
オシャレで、明るく、こだわりの高級品を取りそろえた店舗。都心近郊ではそれだけでも成功するのかも知れません。
しかし、ここではあくまで地方店の話です。
地方都市においては、百貨店小型店の「成功の鍵」は本店や旗艦店の持つポテンシャルではないでしょうか。
 
まず「百貨店の小型店にはどのような客層が来るか」を良く考えて出店する必要があります。
・ギフトは百貨店を使いたい。
・その百貨店の旗艦店に行きたいが遠い。
・百貨店で買いたいブランドの服や化粧品があるけど通販は不安。
・本店までさほど遠くないが百貨店は駐車場が高額である、または狭くて停めづらい。
などなど…
 
今はただギフトを送ったり商品を買うだけなら通販やコンビニでも簡単にできる昨今。
百貨店は「のれん」を売る商売であるとも言われます。
その「のれん」を如何に大切にしているかが成功の鍵となります。
つまり、もしその百貨店の本店をおざなりにしていたなら、いくら小型店やギフト店を出したとしても売上の増加は難しいはず。
単なるギフトサロン機能ではなく、衣料、食品なども取り揃えて気軽に入りやすい雰囲気にし、また化粧品売場を併設出来るのであれば、百貨店並みのカウンセリングなどのサービスを行うことも大事でしょう。
(化粧品は肌に合う合わないがありますし通販では不安な人も多い)
そして、小型店なのに高額の駐車料金を取る店舗であれば、高額の駐車料金を嫌って百貨店の本店に行かない客を取り込むことは出来ない恐れがあります。
 
また、小型店は百貨店の本店・旗艦店へと新たな客を呼び込む広告塔の役割もしなければなりません。
本店は小型サロン店へと客を呼び込み、小型サロン店は本店へと客を呼び込まなければいけないのです。
スーパーの中に出店するのを嫌う百貨店さんも多く居るはずですが、近年増えているように家賃は高くとも大手系列の大規模ショッピングセンターに出店する事例も賢明かも知れません。
そう考えるとやはり天満屋、トキハ、山形屋などのように「地域一番店」である本店と、多くの支店、系列ショッピングセンター・系列スーパーを持ち、系列店で一部百貨店商品を扱ったり、ギフトサロン機能を併設するというのが1つの理想形なのでしょうね。
 

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