都市商業研究所(都商研)

「都市商業研究所」は学生主体の研究機関です。「市街地活性化・都市交通などに関するコラム」と「都市別の市街地紹介」をお届けします。

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滋賀県草津市  市制:1951年4月1日
 【人口】130,874人(増加率:8.0%)、外国人数1988人
 【面積】67.92k㎡
 【平均年齢】40.4歳
 【事業所数】5231事業所
 【年間小売販売額】1457.9億円(増加率:7.4%)
 【大型店面積合計】224,798㎡
 【主要駅など】JR草津駅、JR南草津駅
 【主な市街地大型店】草津駅:近鉄百貨店、平和堂(2店)、エルティ(阪急オアシス)など / 南草津駅:西友、フェリエ
 【主な郊外大型店】イオンモール草津、コーナン草津店
 【主な撤退大型店】ヒカリヤ(→阪急オアシス)、西友草津店(→再開発中)
 【主な商店街】駅前、一番街、アベニュー北中、中央、栄町、中の町、本陣、本四、本五六、南草津など
 【主な観光地】草津本陣、県立琵琶湖博物館
 【主な事業所】パナソニック、ダイキン、オムロン、日東電工、立命館、平和堂
(人口など:'10年国調、面積:'12年国土地理院、事業所:'12年総務省経済センサス、小売:'07年経産省商業統計、大店面積:'12年4月)


住みよさランキング西日本一!
宿場町から工業都市・ベッドタウン・学生街の3つの顔へと変貌を遂げた歴史都市

 滋賀県草津市は琵琶湖に面し、近江盆地の南東部に位置する滋賀県第二の都市である。
 江戸時代には東海道と中山道が合流する宿場町として栄えた草津は昭和中期ごろまでは琵琶湖畔の1地方都市に過ぎなかったが、パナソニック、ダイキン、オムロンなどの機械工業を中心とした工場の集積が進み、更に平成に入るとJRの高速化、増発に伴い京阪地区のベッドタウンとして人口が急増した。複数の大規模マンション開発に加え、1994年には南草津に立命館大学が移転してきたこともあり、若年層人口率も非常に高い。
 東洋経済新報社が毎年発表する「全国住みよさランキング」では2014年に草津市が西日本一となり、注目を集めた。
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草津駅西口、奥に見えるのは琵琶湖と比叡山。草津近鉄百貨店屋上より。
 
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マンションが立ち並ぶ中心市街地。
 
草津駅・本陣
 草津市の中心駅であるJR草津駅は滋賀県1位の乗降客数(約6万人)を誇る。
 草津駅前は1980年代より大規模な再開発が実施され、多くの大型店やマンションの建設が進んだ。1998年には草津初の百貨店である近鉄百貨店も出店(以前は百貨店のギフト店が出店していたことはある)、駅前に新しいタワーマンション、様々な時期に建てられた大型店、古くからの商店街が一度に並ぶ様子はさながら首都圏郊外駅のようでもある一方、街道筋には古い建物が多く残る町並みがあり、それらの全てが同じ視界に入る光景は「日本の町並みの歴史的邂逅」とも言うべき光景である。
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JR草津駅。
 
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JR草津駅東口。駅前にはバスターミナル。
 
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草津駅前(東口)、ペデストリアンデッキ。
 
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草津駅前、べデストリアンデッキ。宿場町を感じさせる意匠。
 
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草津近鉄百貨店。明治時代には関西鐡道の社屋や車庫が設置されていた場所。
 
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草津駅前より南東方向、商店街方面。右側は再開発ビルのうち最初に出来たエルティ932。
地場スーパー(のちにダイエー系列)のヒカリヤが核であったが、現在は阪急オアシスが入居。
 
 
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エルティと平和堂の間の通り。
平和堂は彦根市に本社を置き、関西・北陸地方では大手のスーパー。草津は平和堂2号店。
 
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草津駅前通りから駅方面を見る。
 
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草津駅前通り。駅西口へと抜けるアンダーパスがある。直進すると国道1号線。
 
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駅前には2014年に開業した庭園を備えた商家風の複合商業施設「ニワタス」もある。
左は戦前からある元の駅前通り、県道草津停車場線。
 
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草津停車場線。正面を横切るのは旧中山道。

 JR草津駅裏には昭和40年代に西口が開設され、西口には新たな駅前通りである「びわこ通り」も整備された。西口にはかつて繊維大手である綾羽の工場があったが、1996年より平和堂の大型店を核とした「エイスクエア」が出店している。草津駅前通りからアンダーパスで駅西口に抜けられるようになっている。 
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草津駅西口。奥に見えるのが平和堂を核としたエイスクエア。

 草津市の中心商店街は旧街道沿いにある。旧街道は草津駅に近く、近隣にはマンションなども多く立地しているため、現在も旧街道がそのまま中心商店街となっている。
 駅前通りより南、旧中山道沿いにあるアーケード商店街が「きたなかアベニュー」である。また、駅前通りより北側には「草津一番街」があり、近鉄百貨店まで至る。この奥にもタワーマンションがある。
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草津一番街。
 
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きたなかアベニュー入口。一番街より。
 
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きたなかアベニュー。
 
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きたなかアベニュー。平和堂前。
 
 きたなかアベニュー(中山道)を南に進むとタワーマンションと商業施設の複合ビル「タワー111」がある。中山道はこの附近で草津中央商店街と名前を変えるが、この部分のアーケードは2011年に撤去されてしまった。タワー111に沿って中山道と垂直に「栄町商店街」もある。
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栄町商店街ときたなかアベニューの交差点。
 
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栄町商店街とタワー111。
 
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栄町商店街。左側はタワー111。
 
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草津中央商店街。

 更に中山道を南に進むと草津中の町商店街。この南側には天井川の「草津川」があった。この草津川は現在は付け変えられ、旧草津川は公園として整備中である。中山道は1886年よりこの草津川をくぐる形となっている。明治初期までは徒歩での渡しとなっていた。
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草津中の町商店街、タワー111前より。この先で草津川をくぐる。
 
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草津中の町商店街。 
 
 草津川をくぐった地点が、中山道と東海道の合流地点である。ここから南は東海道沿いに草津本陣商店街が広がり、古い町並みが続く。草津本陣商店街の草津宿跡には今も本陣の建物が現存している。
 本陣商店街周辺は古い店舗が多いものの、時おり新しい店舗も見られるほかマンションも多くあるが、それぞれ景観に配慮した形となっている。古い建物にも入居者を募集し、新たな店舗として再活用する取り組みも行われている。 
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中山道と東海道の合流地点。正面を進むと東海道、左に行くと中山道。上は旧草津川。
 
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こちらは東海道。直進すると国道1号線に至る。「中仙道」は1716年以前の表記。
 
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天井川の旧草津川。現在は付け変えられ、公園として整備中。
 
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草津本陣跡。草津本陣商店街に立地。奥は旧草津川。
 
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草津本陣商店街。マンションも立地するが景観に配慮した意匠。FM草津のスタジオもある。
右側の店舗は古い建物を再活用した店舗。
 
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本陣商店街附近の路地。古い町並み。

 東海道である本陣商店街は本四商店街、本五六商店街と名前を変え、立木神社に至る。ここまで来ると郊外的な雰囲気。この東側に草津市役所がある。更に東海道を進むと南草津駅前まで至る。 
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本四商店街。かつてはアーケードが設置されていたが2011年に撤去。
アーケードは無くなったものの、古い街並みが目立つようになった。右側は酒蔵。
 
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本五六商店街。街道の街並みと高層マンションとの対比が面白い。
 
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東海道は立木神社横を伸びる。
 
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立木神社前から東側。草津市役所が立地。直進すると国道1号線。
 
南草津
 草津駅の1駅京都寄りである南草津駅前にも商業施設と公共施設の複合再開発ビルであるフェリエや西友が立地し、マンションも多く建つ。
 立命館大学の最寄であるほか、2008年に開業したイオンモール草津への連絡バスも南草津駅前から発着しており非常に活気がある。
 南草津駅の開業は1994年とまだ新しいものの、1日の乗降客数は5万人以上で現在は滋賀県第二の駅となっている。2011年3月からは新快速が全便停車するようになった。
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南草津駅前。右側にあるのがフェリエ南草津、その奥が西友。

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