問わず語りの問わず語り

在りのままで有ろうした蟻は、蟻のままでした。

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…もう、何度も書いてますけど、見る度、しみじみ感じます。
このドラマは、何百回見ても面白い!!

連ドラの中に、“政治”を持ち込んで、
これが、こんなにハイレベルで、こんなに面白いって、
もう、一つの奇跡のように思います。

ファイナル・シーズンの、シーズン7では、
アメリカ大統領選挙の裏側を、もの凄くつぶさに、
さらに劇的に描いているのですが、
中に、原子力発電所の事故が登場するのです。

カリフォルニア州サンアンドレアスにある原発で、
冷却水を入れるバルブが壊れ、炉心が向きだしに…。
メルトダウンの危機が迫る中、
ホワイトハウスは、どう対処したのか?

このドラマが放送されたのは、2006年の1月。
福島原発事故の遙か昔です。
この時点で、原発事故に対して、
政府にどう対処して欲しいか?、
ある種、そんな願望も込めた、理想像が描かれています。
しかも、かなり現実に添った、単なる絵空事ではない、
エゲツないマスコミの煽動などとも戦いながらの対処方法が。

徹底した情報公開を貫く代わりに、
不確実な憶測やデマを封じる為に、情報発信源は1つに絞り、
決断を下す大統領には、逐一、現場の状況が伝わり、
その中で、リーダーはすべき決断をする。

ドラマの中では、それ以上、内部で作業を続けたら危険だという状況下で、
でも、その作業員にやってもらわないと、
カリフォルニア全体が放射能汚染に曝される…、
そこで大統領は、その作業員に作業の継続を命じます。
事実上、「死ね」と命じているのも同じなのに…。

劇中では、この決死の作業も失敗に終わり、
危機は解決しないまま、
作業員は放射能症で、後日、死亡するんです。

決死の作業も徒労に終わることもある…、
そんな厳しさと、リーダーの担うべき覚悟をしっかり描いているんですね。

そして、もう一つ面白かったのは、
大統領選で、敗れた方の候補者の“その後”です。
小国の国家予算級の資金を使った、狂乱の大統領選挙キャンペーンから一転、
一夜で一市民と戻った候補者は、
議員としての仕事も無く、尋ねる者も居ない、
ひとり、ぽつんと存在するだけの人間になってしまっています。

それでも、朝起きて、新聞を読んで、
シャワーを浴び、着替えて、議員事務所へ出向き、
かつての日常を取り戻そうとするのですが、
周りは、誰も彼を必要とはしていないのですね。

実際の大統領候補が、こうまで極端に忘れ去られるとは思えませんが、
(候補に指名されただけでも、影響力の大きな存在だった証しだし)
Winner take it all のアメリカらしいエピソードだなぁと思って見ました。

しかし、対立候補ヴィニック議員は、それでは終わりません。
健康診断で、「20才は若い肉体だ」とお墨付きを貰うと、
4年後のリベンジに動きだそうとするのです!

かっこいいじゃないですか!
1度の敗北にくじけず、信念を持って、次に賭ける意気込み、
 こういう事が、“生きる”って事なんじゃないのかな〜と、
コトあるごとに逃げ出しがちな私は思うのでありました。

全エピソード、154話を超えるこのドラマには、
そんな胸を打つ話が、ゴマンとあって、
シリーズ全体のクオリティが、もうハンパないハイレベルを維持し続けた、
100時間を超える、大長編映画のような出来なのです。

レオ・マクギャリー大統領主席補佐官役の
ジョン・スペンサーが急死するという悲劇もありながら、
その急逝さえも、物語に厚みを与えたかのように思えます。

このDVDは、真に永久保存版です。
こんな面白いドラマは、他にはありません。

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