問わず語りの問わず語り

在りのままで有ろうした蟻は、蟻のままでした。

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2012年2月9日

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ある役者の話

アンドリュー・ロビンソンという俳優が居ます。この人↓

初めて見たのは、クリント・イーストウッドの大ヒット作=『ダーティ・ハリー』でした。
破天荒な刑事=ハリー・キャラハンと対決する、シリアル・キラー=スコーピオン役をやった俳優です。

この時の悪役ぶりが、ホント、憎たらしくも、凄まじいサイコ野郎っぷりで、
眼に狂気を宿した感じが、「コイツ、地でもイカレたサイコ野郎なんじゃねぇの?」と思わせる、
文字通り、鬼気迫る演技でありました。

しかし、この作品の物語が、当時、未解決で、リアルタイムに現在進行形だった、
ニューヨークの連続殺人鬼=“サムの息子”をモチーフに描かれていて、
今、見ると、たわいも無い刑事物に見えますが、
当時は、かなり生々しく受け取られてたみたいで、
噂によると、犯人役のA・ロビンソン氏は、その熱演っぷりが逆に仇となって、
オファーされる役所は、み〜んな、サイコな殺人鬼役ばかりだったんですって。
で、一時、映画界から身を引いて、小さいテレビの仕事とかしてたんだそうです。

次に映画のスクリーンで彼を見たのは、すっかり中年になってから出演した、
スタローン主演の『コブラ』で、この時も、ガミガミとうるさい、官僚的な警察上司役だったっけな?。
あまり“良い人”ではありませんでした。

その後も、トンと映画で姿を見るコトが無かったんですが、
映画データ・サイトを見ると、ホラー系にチラホラ出てはいたみたいですね。

しかし、しかし、人気SFドラマ 『スタートレック』のスピンオフ・シリーズ、
『スタートレック・ディープ・スペース・ナイン』で、セミ・レギュラーとして、
長く役を務めていたコトを、最近知りました。

…しかも、素顔がほとんど解らない、異星人の特殊メイクをして!。これ↓


『スタートレック』シリーズは、世界中に熱狂的なファンが居る、伝説的人気シリーズで、
本国アメリカでも、自ら出演を希望する大物俳優も居て、
ウーピー・ゴールドバーグは、ノーギャラも同然の契約で、出演してたりもします。
(まだ無名だった、10代の頃のシャーリーズ・セロンが出演してたのは、前に書いた通り。)

件の『スタートレック・ディープ・スペース・ナイン』は、
シリーズとして7年間のロングランを記録してました。
物語は、遠い遠い別の銀河へ、一瞬でジャンプできる、ワームホールというトンネルの入り口にある、
ディープ・スペース・ナインという基地が舞台で、
様々な異星人が行き交う基地の中で、敵対する異星人同士の争いがあったり、
同じ星の住民同士でも、権力闘争が起きたり、
はたまた、遠くの銀河からの侵略者が襲って来たり…。

そんなドラマの中で、A・ロビンソン演じるエリム・ガラック (カーデシア星人)は、
母星の政権争いの混乱から、帰国を許されず、追放されてしまった元スパイという、
なかなかに複雑な人物で、普段は、慇懃な仕立て屋の主人なのですが、
いざコトが起こると、かつての凄腕スパイの本性が現れて、
時に味方、時には敵…という、峰藤子の異星人版みたいな活躍を見せるのでした。

このガラック、クソ丁寧にお世辞を言うかと思えば、
同じ口調で、しゃ〜しゃ〜と平気で嘘をつくし、
嘘がバレても、悪ぶりもせずに、平気な顔して、さらなる嘘を重ねる、
骨の髄まで、いけ好かないスパイ気質なのです。
「あいつは嘘つき!」と言うコトが知れ渡って居ても、
時々、誰も知らなかった極秘情報をサラッと暴露したりもするんで、
なんともつかみ所がないのに、
ロビンソンの演技力も相まって、
実に存在感のあるキーパーソンなんですよね〜。

しかし、人気番組のレギュラーを獲得したとは言え、↑あのメイクでは、
誰が誰なんだか解りゃしません。
どんなに演技を評価されても、そんな役では…ねぇ?。

でも、このシリーズを見ていると、A・ロビンソン氏は、
喜々として、実にのびのびと、顔の見えない役を、楽しそうに演じているのですよ。
時に見せる、あの狂気を宿した眼力が、
残忍なスパイだった過去を持つ役の迫力となって、
タダの仕立て屋の主人ではない、
油断のならない男然とした、雰囲気が出まくっているのです。

…高い才能ゆえに、悪い意味で有名になってしまった名優が、
顔を隠すことで、自分の才能を遺憾なく発揮できる場を得た…、
悲劇だったのか、幸運だったのか、何とも言えないんですけど、
なんか、こう、運命の妙を感じる俳優なのでした。

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人権と犯罪捜査

警察の取り調べで “不適切な行為” がされてないか?を調べたんですって〜。


「取調室を外部から透視鏡で視認したのは286万8381回に上った。」

286万回の取り調べの中で、問題だったのが、たった31件なら、
取り調べ=拷問が常の、お隣の大陸国家や、イスラム文化圏と比べたら、
かなりマシな方なんじゃ?と思いつつ、

同時に、“人権尊重”な取り調べなんかで、
今時の狡猾な悪党から、
自供を引き出したりできるもんなのかな〜?とも思います。

…刑事にカツ丼、奢られて、涙ながらに罪を認めるなんて
昭和ロマンな話も無さそうだし。
(実際は、取り調べでの飲食代は、食った被告に請求されるそうなので、
 「奢られた」と思って自供すると、自供損になっちゃうのよね)

だからって、無実の第三者を、不眠不休の質問攻めにして、
やってもいない犯罪を認めさせるのもけしからんとは思いますが、
被告の権利を過剰に尊重して、
「日本でパクられたって、屁でもね〜や!」となっちゃったらば、
それはそれで、困ったコトだし。

人権先進国(自称)のアメリカの、
人権擁護派なリベラル色の強い刑事ドラマとか見てると、
取り調べ官の行為は、机叩いて怒鳴ったり、脅したり、スカしたり、
それらしいコトはしてますけど、そこは人権尊重で、
刑事が、容疑者に人種差別的な挑発をすると、それが後の裁判で問題になったり、
人権的にヤバそな展開になると、上司の警部が止めに入ったり、
犯罪者側にしてみれば、「チョロい」取り調べ風景が流れます。

が、そんな状況で、どうやって犯罪者から情報を引き出すか?と言うと、
司法取引なんですよね。
「アイツの悪さを教えてやるから、俺の刑罰をマケてくれ」ってヤツです。

日本の法制度で、そう言う取引ってできるんですかね〜?。
でも、そう言う策が無いと、犯罪捜査はやっていけなくなるんじゃないのかな〜?。

…いっそ、副作用の少ない、
完璧な自白剤は使っていいコトにすればいいじゃんね?。

そ〜すりゃ、拷問する必要も無くなるし、
無実の人を犯人に仕立てるリスクも減るだろうし、
悪い奴の悪事はバレるだろうし。

無実の罪で、刑務所入れられたり、死刑になったりすることを思えば、
「実はボク、女装趣味だったんですぅ〜」ってぐらいの秘密なら、
バレても仕方ないって、納得できないかな〜?。

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