自宅近くをのんびりと散策したら・・・
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インターネットの世界に情報を公開するとなると、こんなことをご存知の方はどれだけいるだろうかと思うことがある。
この写真、これが何かわかる方はどれほどいるのだろうかと思いながらも掲載してみた。
この日曜日、自宅があるマンションの1階フロアの壁に付いていたのだ。
自分のような世代には、実に懐かしい。
30年ほど以前までは、冬になると葉の落ちた木の幹には、この「みの虫」がぶら下がっていたものだ。
「みの虫」は、いわゆる「蓑蛾(ミノガ)」の幼生の姿である。
この虫は雌雄の区別なく、幼生時代には自作の蓑をまとった姿で過ごす。
その後、成虫になると雄だけは蓑を脱して、雌を探す。
成虫した雌は羽もなく、生涯を蓑の中で過ごす。
雌雄がめでたく出会えれば、雄は体の一部を雌の蓑に挿入し、繁殖の機会を得て死ぬ。
実は、雌雄ともに成虫すると同時に一切の食べものを摂る器官を失うために、必要な行動を済ませれば死ぬしかないのだ。
この点では、蝉よりもはかない一生であると言えよう。
雌は蓑の中で産卵し、こちらもそのまま蓑から抜け出して地上に落ち、そして死ぬ。
この蓑蛾が見られなくなって、ずい分と月日が経ったように思う。
葉が落ちた冬枯れの梢を見上げてみても、「みの虫」がぶら下がっているところなど見たことがなくなった。
一説によれば、これは外来種のハエが「みの虫」の天敵であり、蓑蛾の幼生に寄生して個体を滅ぼすからだと聞いた。
この外来種のハエがどこら入ったのかは知らないが、昨今の物品の激しい輸出入を考えれば、どこから何が入ろうとも不思議なことではない。
まったく、蓑蛾にすればひどい災難ではある。
それだけ「みの虫」が減ったとはいえ、天然記念物に指定されたら大変だ。
近年では、絶滅危惧種に指定する自治体があるとも聞くようになった。
まあ、良いことなのでしょう。
写真の「みの虫」もどうか邪魔をされることのない生涯を終えて欲しいと思うばかりだ。
壁に付いていたのでは気の毒なので、むしり取って生垣に移してやった。
果たして、元気にしているのだろうか。
さて、実はこの日曜日から体調が良くない。
どうも背中がゾクゾクする。
体が重苦しい。
熱を計ると、37.7度くらいが続いている。
だから、なんだかんだと誤魔化して、会社を早めに抜け出している。
とても通勤の帰りに酒を呑んで来るような体調ではない。
それで、家で大人しくしているのだ。
この日曜日も、家にじっとしていることに耐えかねて、自宅周辺の遊歩道へ散歩に出た。
その最初に、写真の「みの虫」に出くわした次第だ。
拙宅は横浜市の南のはずれにあり、10分も歩けば鎌倉市になる。
宅地造成がある程度で止まったこともあり、周囲には小川が流れ、野山が残っている。
したがって、ちょいと周辺を歩くと、意外にも自然に満ち溢れた場所が多いのだ。
川を覗いてみると、大きな蟹が餌を狙っている様を見つけることもある。
小川のせせらぎには「カワセミ」が小魚を獲りに来るし、古い立木の洞には「フクロウ」がいるらしい。
休みの日ともなると、写真家が集まる。
自分は鳥や虫の写真には興味がないのだが、この日の散歩にはなんとなくカメラを持参した。
遊歩道は、こんな里の景色が残った場所に整備されている。
カメラをもう少し左に振れば、犬を連れた散歩の人や、年老いた親御さんの手を引いて散歩を愉しむ人たちが写ったことだろう。
森の中には領分を主張する「鶯」が鳴き交わす。
道端の菖蒲の茎にいた「キリギリス」の幼生。
良く見ると産卵管があるから雌だとわかる。
夏場の自宅前で「キリギリス」の声を聴いたことはないから、恐らくは何かの偶然で舞い込んだのか、あるいは鳴き声に閉口した子供の親が放したつがいが繁殖したものか。
今年は、うまく成虫して、子孫を残して欲しいものだ。
ヒメジオンの花に飛来した「蜆蝶」。
まだ季節が早いので、大型の蝶は飛来しない。
「蜆蝶」の中には越冬するものがあるから、これなどはその手合いだろうか。
花の蜜を吸いに来た「黄金虫」。
もうひと月もすると、この花にはひと回り大きな「黄金虫」が来るようになる。
だが、そうなると蚊も繁殖し始めるので、散歩も厄介なのだ。
こんなのんびりした日曜日を過ごしたのだが、その後の数日は体調が悪く、まるで駄目だ。
だが、今日は熱も平熱に下がり、体調も良い。
静岡への出張を幸い、早めに帰宅した。
明日は上田に出張する予定。
好きな真田蕎麦でも食べてゆっくりと帰宅すれば、いよいよ完治だろうから、久しぶりに野毛の店でも覗いてみるかな。
その前に、今夜は準備運動をかねて、キンミヤを少し・・・。
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