天橋立見学ツアー
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HP担当の山田です。
気づけばあっというまに師走です。
最近の北大構内の様子↓
ご覧の通り雪もちらほら降るようになりました。
今年も長靴が重宝しそうです。
先日もお伝えした通り、ただいま山形大学では疋田豊治ガラス乾板写真展が開催されています。
会期は12月6日∸17日の12日間。
皆様是非足をお運びください(^^) 谷古宇先生の研究室ドアのポスター↓
ポスター、二枚ともすごいインパクトですね(^^)
そういえば、山大の展覧会日誌やフォトダイアリーに、我らが谷古宇先生もちょくちょく登場しているようです。
(ほぼ毎日更新されているようですので、こちらも要チェックですね!)
さてさて、今回は10月末に行われた天橋立ツアーの報告です。
報告者は雪舟でおなじみの小杉君!
早速素敵なツアーに誘っていただきましょう♪
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安芸宮島、陸奥松島、そして丹後天橋立。
言わずと知れた日本三景です。
そもそもは江戸時代のはじめ、儒学者の林春斎が「日本国事跡考」において、 卓越した三つの景観としたのが始まりだとか。
何でも勉強になりますね!
さて、先日……と言っても幾分時間が経ってしまいましたが、10月31日から11月3日にかけて、天橋立ツアーなるものを敢行してきました。と言っても、細かい計画等は頼れる後輩たちに任せきりで、実質私は何もしていません。
ついて行っただけです。 ことの発端はと言えば、ようやく札幌にも束の間の夏が訪れようとしていた頃、なぜだかは分かりませんが、私がふと天橋立を見たいと思ったことだったと思います。
ゴールデンウィークの有志見学会(京博で等伯展を見るといった趣旨だったかと)に参加できなかったため、そろそろどこか旅行に行きたいと思ったのでしょう。
そこでその旨をS先生に相談しまして、「雪舟を勉強するなら橋立は行かないと」という話しになり、今回の天橋立ツアーが決定しました。
ですが、夏休みに入ってからというもの、私は諸事情によりツアーの計画を詰める時間的・精神的余裕がなかったため、頼もしい後輩に丸投げした格好です。
その後、メンバーも少し増え、OBの吉田さんも含めのべ9名での旅行となりました。
今回の見学ツアーでは初日に岡山、2日目には鳥取に出てから香住の大乗寺、3日目に橋立を見て京都へ行き、最終日は奈良を回り神戸空港から札幌へ、と回って来ました。
今思えばかなりの移動距離ですね。
初日の岡山では、まず岡山県立美術館で「岡山美の回廊展」を観ました。
ここでは岡山に縁のある古今の作家の作品を集めて展示していました。
かなりのボリュームでしたが、中でも浦上玉堂の『東雲篩雪図』や『山雨染衣図』、雪舟の『破墨山水図』『慧可断臂図』そして『天橋立図』などを一度に見ることができ感激しました。
次には倉敷にある大原美術館に足を運びました。
ちょうど創立80年記念・創立者である大原孫三郎生誕130年記念ということで「大原BEST」「日本美術への眼差し」という2つの展覧会を観ることができました。
これまた内容盛りだくさん、特に後者では青木木米『兎道朝潡図』(うじちょうとんず)や雪舟絶筆とされる『山水図』なども展示されており、ここでまた感動。
とても充実した初日でした(ホテルに戻った頃には全員、疲労困憊の様子でしたが)。
2日目は「カニと応挙と香りの街」こと香住は大乗寺を拝観しました。
左のキャッチフレーズは駅に大々的に掲げてあったものです。公式のものですよ。
大乗寺客殿の襖絵は円山応挙一門が手掛けたもので、重要文化財に指定されているそうです。
現在は保護のため複製がはめられている部分もありましたが、それでも図版などでは分かりづらい、金地の持つ独特の奥行や、応挙によって隅々まで計算しつくされた立体曼荼羅としての客殿の妙を実感できました。
またこの日の宿は温泉で有名な城崎でしたので、浴衣を羽織って外湯巡りを楽しみました。
日本に生まれて良かった!
3日目は天橋立あらため「ナマの橋立」見学の日でした。
前日までの土砂降りからはなんとか解放されたこの日は、橋立の駅からリフトで飛龍観というところに登り股くぐり(こうすることで目の錯覚により橋立が天につながるように見えるとのこと)。
ナマの橋立
股くぐり!
川岸さんと山際さんも!
最後はみんなで!! 下りて今度は文殊の智恩寺から籠神社(このじんじゃ)の方へと、内海を左手に見るかたちで橋立を渡りました。
自分が歩いている道を雪舟も歩いていたのだろうか、などと考えながら延々3㎞以上も続く松のトンネルを歩いていると、なんとも神秘的な気持ちになりました。
渡り終えたら今度は籠神社の脇からケーブルに乗り、この日2度目の股くぐり。
そしてそこからもう少し登ったところの成相寺まで走って参拝し、帰りはその御利益を感じつつ、カモメと戯れながら船で駅へ、そこから一気に京都のホテルへと向かうのでした。
そして遂に最終日。
私はまず大徳寺の聚光院と真珠庵に行き、そこから奈良県立美術館でひらかれていた「花鳥画」展に足を運びました。
大徳寺では解説をして下さっていた方をほとんど無視して(ごめんなさい)ひたすら襖絵を眺め、奈良県立美術館では今回のツアーの裏の目的でもあった雪舟の『四季花鳥図屏風』を実見することができました。
高さが180cmもある『四季花鳥図屏風』の前に立つと、その圧倒的な存在感、迫力をひしひしと感じ、随分と長い間、その場を離れることができませんでした。
もしかするとこうして人を惹きつける力こそ、芸術的・美的な力なのかもしれませんね。
こうして振り返ってみると、今回の見学は非常に充実していたように思います。
最近の展覧会図録の写真や図版などは、実際の作品の微妙な色合いや筆遣いなど細かい部分まで実に詳細に教えてくれます。
ですが、やはり作品と同じ場に立ってみることではじめて、その作品の持つ雰囲気、もっと言えば息遣いのようなものを感じ取ることができるのではないでしょうか。
展覧会を見学し、寺院を拝観し、名所を巡る。
繰り返すようですが、天橋立ツアーと題したこの見学会は私にとってすばらしく有意義なものでした。
そして今回の見学に関し準備して下さったみなさま、一緒に参加してくださったみなさまに対し、この場をかりて感謝の念を述べさせていただきたいと思います。
学部4年 小杉則彬 |
