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Filer's Files #47 2010 によると、ロシア系ユダヤ人の宇宙考古学者ゼカリア・シッチン氏が10月9日の朝、ニューヨーク市で90歳の生涯を閉じていたことが、彼のウェブサイトwww.sitchin.comに掲示されたとのこと。
 彼の翻訳書は、1977年にゴマブックスが『謎の第12番惑星』を発行。その後は徳間書店から邦題で『神々との遭遇』上下、『宇宙人はなぜ人類に地球を与えたのか』、『人類を創成した宇宙人』が発行されている。日本にも多数のファンがいるとみられる。
 彼は多くの言語に精通し、シュメール語を解読できる世界でも数少ない学者であり、考古学的な粘土板碑文を解読して、豊富な図版を駆使して、古代に地球を訪れた宇宙人の痕跡について詳細で大胆な学説を展開している。
 しかし、私としては、もう少し学者的な考察、確実にこれは云える、という明確なものを示してほしかった。やや個性的な独自の宇宙像に固執した気がする。例えば私の感想はこんな具合になる。

 私はゴマブックスに「ディンギール」の象形文字が、本当にそのような形状(文字のロケット噴射のような平行線)の粘土板写真が見たかった。
 つまり、示された文字の図形が、そのままの形の模写なのか、解釈された図形なのか、それを知りたかった。粘土板をカメラで撮れば印刷原稿になると思うのだが。
 また、ベルリンにあるアッカドの鋤を渡す神の粘土板にみられる「太陽と惑星」図形は、画期的な解釈だが、原書の写真にも「矢印」が識別できなかった。
 もし、考古学的な遺物として、その資料が明白なら、日本の土器の拡大写真のように、問題の太陽系図を大きくした写真を提示して、「矢印」部分を示してほしかった。
 また、「地球と月」が示されていて、土星の衛星やその他の巨大衛星、アステロイドが省略されていたのは何故か。その辺の説明も解釈もなかった。私はこの太陽図を見て単に「太陽と惑星たち」を表現したように思えた。
 マルドゥークがティアマトを退治した英雄物語を、宇宙の出来事(宇宙戦争)に拡大して解釈していたが、単純に怪物退治と英雄、そして考古学の認めるマルドゥークという神という具合に受け止め、翼を持つ太陽の印をマルドゥークの惑星ではなく、常識的にそのような神のシンボルとして受け止めて欲しかった。
 
 我々が空に見える不思議な物体の目撃報告を書くのは、学問的な手続きだが、「昨夜会った宇宙人は緑色の肌をしていた」と語ることは新しい冗談にしか受け止められない。個人的な「脳内イメージ」と、客観的な「出来事からのイメージ」それらは「芸術」として混合が可能だが、「証明」という仕事を追加することで、芸と事実の仕分けは可能になる。芸は確かに人を喜ばせ、事実は面倒な頭の働きを要求する。

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