放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響(9) ― チェルノブイリ原発事故被曝の病理データ/ユーリ.I.バンダジェフスキー/合同出版/2011年
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第2章 放射性セシウムの体内への取り込みが起こす基本的な病変とその形成機序 9.視覚器官
視覚器官は、外部からの放射線にも、放射性セシウムの体内取り込みによる内部被曝にも非常に敏感である。 1996年に、汚染地帯のベトカ村とスベチロビッチ村(土壌のセシウム137濃度15〜40Ci/㌔㎡)に住む子供の視覚器官を調査したところ、それぞれ、93.4%と94.6%の子供の視覚器官に何らかの病理的変化があった。
この地域の子供達の体内セシウム137の平均濃度は、ベトカ村89.93±3.65Bq/㎏、スベチロビッチ村128.38±13.38 Bq/㎏だった。白内障、硝子体の損傷、眼筋無力症、屈折異常が最も多くみられた資格器官の病変である。体内セシウム137の量と白内障の罹患率の間に、正比例関係が明瞭に認められた。
体内の放射性生有無が少ない上途の病状の罹患率が低くなることが、ベトカ村の子供達のスクリーニング検査の結果で明らかになった。
・・・・・(中略)・・・・・
体内セシウム137濃度がかなり高い汚染地域の子供達の資格器官の現状は、緊急の治療と予防の処置を必要としている。
いまや、おもに眼科医、ならびに吸着疫学、放射線計測、放射線生理学などの専門家の活動を統合し、先入観のない評価をすることが必要である。
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