謝る事は攻撃性を弱めるが、イライラは抑えられないという研究結果が発表されたらしい。
まぁ、そりゃそうだろうとも若干思ってしまうけど、この研究を発展させれば感情的なメールを打ってしまったときなどに、送信前に警報を出す事が出来たりするらしい。
実験方法は、社会問題などについてVTRを見せて意見を書いてもらい、それをもう一人の参加者と交換して感想を書いてまた交換する、というフリをして定型の酷評を返す。
その酷評の最後に「こんな事を書いてごめんなさい」とつけた群とつけない群で脳波などを比較して違いを調べたという。
こういう実験にはルールがあるので、実験の後はちゃんと趣旨を説明してデータの使用に同意を得たというけど、個人的にはその時のデータに興味がある。
不快な事をされた後に、その裏側の事情を知った事によって怒りがどう推移するかは面白いテーマだと思うんだけども。
NHKでやってるAKBのラジオドラマは「私達には物語が必要だった」という口上で始まるけれど、心理学的にも物語はあらゆる人にとって重要なものらしい。
例えば東北で震災資料館を作ろうとしているカウンセラーは、パニックの中で途切れ途切れになった記憶が他の資料によって補完され、「物語」が一本に繋がることで精神が安定してPDSDの症状を緩和できると唱えている。
また、原因不明の不安症に悩む患者に退行催眠療法を施す事で、前世で体験した不安の原因を『思い出させ』ると、原因である「物語」が保管され症状が改善するともいう。
まぁ退行催眠で思い出す記憶は十中八九……十、偽者なんだけども、たとえハリボテの補強でも効果はあるらしい。
ハリボテでも隙間にうまくはめ込むと上手く行くというのは、逆にそれが悪用されたときの怖さでもあるんだけども。
自称元占い師事件は当事者には失礼不謹慎極まりないのだけれど、心理学に興味がある身としては面白かった。
自称元占い師……元霊能者だっけ?の反論で世論が一瞬ゆらぎかけたのも「なんとなく信じてる事の真逆を言われるとコロッと行ってしまう」という占い師の話術として有名な物だし、その他にも色々なテクニックが拝見できて楽しかった。
しかし「これらを指摘すると黒だと宣言するような物だし、わかってる専門家は言いづらいだろうな、世間様はこのままコントロールされちゃうのでは」と心配したけど、その予想は外れて案外早く指摘があったので一安心。
で、この自称元霊能占い師自身についても「自分の『物語』を信じ込んで生きていて、周囲をも自分の妄想の中に引きずり込んでいるのではないか」という指摘があってなるほどと思った。
日本中を妄想に巻き込んじゃってたら凄かったなぁ。
で、最初何の話だったっけ。
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