旅と音楽と

旅と音楽について、いえ、映画と小説について語ります

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 東京で東大を目指して三浪した末に、夢破れて故郷に戻ったレイコは・・・

 重松清作品です。
 想定して描かれている故郷は、おそらく彼の故郷なのでしょう。
 作中に登場する「故郷」は「鶴山市」。
 レイコの家は、その中心部からさらに離れた、となり町。
 実際には岡山県津山市と、おそらくは旧久米町でしょう。

 少子化や高齢化。
 農村の抱える問題。
 地方都市の空洞化。
 高齢者の生きがいや、若者の居場所やいらだち。
 けっこう深刻な問題を、著者一流の優しい視点で描きます。
 重松さん、故郷を愛していらっしゃるのでしょう。
 でも、故郷を離れて暮らしていらっしゃるようです。
 地方都市出身者の抱える問題もよくご存知なのでしょう。

 好き好んで都会に出ることはできます。
 好き好んで地方に移り住むこともできます。
 でも、好き好んでそこに生まれることはできないんです。
 それが故郷というもの。

 自分の故郷とどう向き合うか。
 ぼくも退職後どうしようかと考えることがあります。

 急激な高齢化や過疎。
 遠くにありて思うもの、ばかりではないようです。
 帰ろうと思っても、帰る先は出た頃の故郷とは違うのですから。







 実は明日、所用で津山市の久米に行きます。
 どんなところかとても楽しみです。

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