
■■■「ヴェノム 毒蛇男の恐怖」■■■
(50点/スラッシャーホラー)
アメリカ南部のルイジアナ州の片田舎。
顔に醜い傷を持つ上に愛想の悪い自動車修理工のレイは、地元の人間からも恐れられる存在だった。
そんな彼が、ある日の深夜に車を運転していた所、偶然にもブードゥー教の魔術師である老婆の運転する車が自分のトラックを避け損ねて川に転落しそうになってしまう。
彼はなんとか車内から老婆を救い出そうとするが、老婆が車内に積んでいたトランクの中に入っていた毒蛇に噛まれて、そのまま川に転落し老婆ともども死亡してしまうのだった。
しかし事故の現場に居合わせたイーデンは、後日、偶然に父親の墓参りへと赴いた際に、墓地の側でレイの乗っていたトラックらしき物を目撃、やがて、レイの死体が死体安置所からどこかに消えてしまったという事を知らされる。
実は、老婆の持っていたトランクに入っていた毒蛇こそは、様々な悪人達の『罪』を飲み込んで封印されたという、恐るべき魔力が秘められた存在であり、その毒蛇によって殺されたレイは、恐るべき悪の化身『毒蛇男』として復活を果たしていたのだった…
ブードゥーの呪いによって誕生した『毒蛇男』の恐怖を描いた、青春スラッシャーホラー映画。
アメコミが好きな人の間でヴェノムと言うと、スパイダーマンのライバルのキャラを思い出しますが、本編は当然ながら別にスパイダーマンとは何の関係も無いお話です。
『毒蛇男の恐怖』なんて変なサブタイトルが付いているので、何となく『キワモノっぽいD級ホラーなのかな?』と思いましたが、本編の方は割とキチンと作られたごく普通のB級ホラー映画で…
ストーリーもごく普通だし、作品のテンポも悪くなく普通に楽しめるレベルだし、特撮なんかも及第点といった所の作品で、あまりにも『普通』すぎて何とも見所の無い映画です。
『普通』って事は、殆どの内容は及第点は満たしているものの、ただ、キャラクターの描き方や立て方には少々不満が残り、特に『毒蛇男』のキャラクター性が余りにも希薄で、殺し方にもイマイチ個性が乏しくて非常に印象が薄いのは困り者。
ヒロインの立ち位置も微妙で、単に事故現場に居合わせただけの彼女が『毒蛇男』をそこまで気にかけて、何故に退治するために奔走するのか?の意味が分かりません。
『毒蛇男』もブードゥーの魔術によって生まれたという設定の割には、本編にソレが活かされてるようなシーンも殆ど無いし…
唯一、アメリカ南部の『陰鬱な沼地』の雰囲気を伝える映像センスや美術デザインは悪く無いと思いましたが、とにかく全体的に『及第点』は満たしているものの、なんとも凡庸な作りで、驚くような要素も無ければ目新しさも無くインパクトに欠ける作品でした。
総評としましては、良くも悪くも『可も不可もない』ようなごく普通の青春スラッシャーホラーだと思います。
割とネガティブな感想を書いてしまいましたが、確かに取り立てて観るべき部分も無いものの、別に悪い部分もあまり無いので、スラッシャーホラーが好きならばとりあえず観ておいても損は無い一本でしょう。
『毒蛇男』のキャラクター等に何か突出した個性でもあれば、それなりに面白くなった作品だと思うのですが、何か勿体無い感じの映画でしたよ。
|
見ましたが、おっしゃるとうりなんとなく見終わってしまいました。特典メニューのほうが私には面白かったかも、たわいもない内容でしたけど。
2006/10/1(日) 午後 9:43 [ ankor012 ]
ankor012さん>そうなんですか? あまりにも本編がどうでも良かったので、特典とか全く観ずに返却してしまいましたよ…(汗) ホントに何かコレといった特徴が無い話でしたねぇ、半年もしたら内容をスッカリ忘れてて、間違えてうっかりまた借りたりしてしまいそうですよ…
2006/10/2(月) 午前 0:38
そもそも、ブードュー教って言うと罪を犯した人間を死後ゾンビとして使役するって話なら聞いたことある気がするけど罪を毒蛇に封印するってのは初めて聞いたなぁ・・・
2006/10/2(月) 午前 11:10 [ RIQUA ]
RIQUAさん>まあ、私も別にブードゥー教に詳しい訳でも無いのでよく分かりませんが、所詮はB級ホラーですから…(笑)
2006/10/3(火) 午前 0:36