NIGHT_SHIFT(B級映画&ゲーム感想)上井密度弐號HP

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映画感想:「GATOR ゲイター」(35点/生物パニック)

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■■■「GATOR ゲイター」■■■
(35点/生物パニック)

1964年 タイのバーンムット運河で何かの動物に襲われた男の死体が発見される。
 目撃証言から、警察署長のナリンはこれを運河に遡上してきたワニの仕業だと考え、観光資源としての運河の価値に問題が出ると考えた市当局は、ワニに退治に対して賞金を懸ける。

 近隣の村はワニ退治に沸くが、しかし運河に入り込んでいたのは、全長12mもあり銃弾も通じないという怪物のように巨大なワニで、ワニ退治に出た村人たちは次々と返り討ちにあってしまう。

 そして、遂にはワニ退治の為に軍隊までもが動く騒動となるが…


 タイ版「アリゲーター」とでも言った感じの、巨大ワニが登場するタイ製の生物パニック映画。

 いわゆるアジア系のホラーって、韓国とかの作品はどうにもJホラーの二番煎じっぽい映画が多くて食傷気味ですが、タイのホラーは怪談風の物からモンスターホラーや怪獣映画までバリエーションに富んでてイキオイがあるのは良い所ですね。

 ただバリエーションに富んでるのは良いのですが、本作は特にコレといった特徴も無い、なんともありきたりな内容で、イマイチ面白味に欠ける作品です。

 ワニの出現理由にしても、もともとワニが居る地域だけあって『単に巨大なワニがたまたま運河を遡上してきただけ』という、言ってみれば『タマちゃんの代わりに人食いワニが遡上して来ただけ』みたいな設定で捻りも全くありませんし…(まあ、タマちゃんは人を食いませんが)

 特撮レベルに関しても、どうやらタイのTV向け映画として作られた作品らしくて期待出来るレベルな訳も無く、ぶっちゃけ25年前に作られた「アリゲーター」にも負けてる程度。

 音楽やらキャラクターやら、全体的に妙にほのぼのとしてて緊張感が無いのは『ホラー映画としてはどうなの?』とも思いますが、味のある部分として捉えるべきなのか?

 一つだけ面白いと思ったのは、巨大ワニに手を焼いた村人からワニ退治を依頼されるのが、いわゆる『ハンター』とかじゃなくて『祈祷師』だと言う事ですね。
 1964年という時代背景もあるんでしょうが、なんとなく文化というかお国柄の違いを感じさせられました。


 総評としましては、酷評する程酷い映画じゃ無いものの、ぶっちゃけあまりにも凡庸すぎてちょっとオススメ出来る代物ではありません。

 つか、ツマんないと切って捨てる事も無いんですが、展開がありきたり過ぎて緊張感に欠けるのがホラーとしては辛いですねぇ…実際、退屈すぎて途中で寝そうになってしまいましたし…

 しかし、「ガルーダ」しかり「ZODA」しかり「タキアン」しかり、タイ人って妙にこういった『巨大生物もの』や『モンスターもの』が好きな傾向があるようですね。

 まだまだ荒削りな作品が多いですが、タイホラー界は今後に個性的な出来の良いモンスター映画が出てくる事に期待できると言う点では注目すべき所でしょう。

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