さよなら「ジャスコL」
|
めちゃめちゃローカルな話ですが、ちょっと寂しい出来事があります。 『なんで、スーパーの閉店でそこまで悲しむの?』 ってお思いだと思いますが、新潟市に長くお住まいの方は ボク以上にこの閉店にあたって感慨深いものがあるお店のはずなんですよ。 1979年の創業当時には新潟市には今は無き「大和デパート」や「小林百貨店」などもありましたが、 「新潟三越」になるのも、「新潟伊勢丹」のオープンもその後で、 今では新潟市郊外の大型ショッピングモールも珍しくはありませんが、 それはそれは新潟市民の方だけではなく、隣県からもわざわざ来県するほどの賑わいだったそうです。 車社会化である新潟にとっては広い駐車場を備えた郊外の「ジャスコL」の誕生は 『まるで新潟が都会になった気分だった♪』と、相方も言っていました。 ボクが13年前に新潟に住み始めた時も、このぐらいの規模のスーパーは珍しく、 近所なのでよく通い、ボクの新潟での暮らしの始まりはほとんどここで揃えた思い出があります。 開店当時の賑わいはもちろん専門店街が集まった大型ショッピングセンターということでもあったのですが、 それ以上にオープンしてからの20年間、毎週日曜日のお昼に地元のラジオ局 「BSNラジオ」で生放送していた「こちらジャスコ放送局」という番組が大人気だったそうです。 当時新潟では民放テレビ局は2局、民放のラジオ局は唯一「BSNラジオ」だったらしく、 それだけでもこの場所から行なわれる生放送はテンションが上がると思いますが、 さらにその司会には所ジョージや、吉幾三さん、声優の神谷明なども務めていたみたいですよ。 その放送が行なわれていたのが、今では噴水もながれていないこの「噴水広場」。 昭和の香りがしてきますねぇ。 そして、もっとスゴイのがその番組に訪れるゲスト! 早見優、石川ひとみ、ウインク、堀ちえみなどなど、 人気絶頂期のアイドル達がこの「ジャスコL」に毎週のように訪れたんだそうです。 中森明菜の時なんか予想以上に集まった人に会場がパニックになって、 急遽屋上の駐車場で握手会を行なうことになり、 中森明菜は風で髪の毛が乱されることに終始不機嫌だったそうですよ。 相方も幼い時に、石川秀美やちょっと離れた広場で行なわれた西村知美を見に行った思い出があるみたいでした。 でも、知らない演歌歌手とかがゲストの時はガッカリだったとか・・・ 上越新幹線が開通したのが1982年だから、東京は特急で5時間位ははなれた遠い都会。 そのブラウン管の向こう側でしか見た事の無い芸能人たちとこの青山で、 しかも無料で会えるなんて、今考えても夢のようなことですよねぇ♪ そして、この「イオン新潟店」が閉店する事を惜しんで、その伝説の番組がなんと! 「こちらジャスコ放送局」改め、「こちらイオン放送局」として2/11(土)に、1日限りの復活をしたんです! と、言ってもこの日の司会進行は、BSNのアナウンサー近藤丈靖と「りんりん」こと山田かおり。 それに、ゲストはこの番組のメイン司会をやっていた深野良和という人で、 生放送前にはBSNの「生き字引」と呼ばれる高坂・チャーリー ・元巳という方を 交えてのトークショーが行なわれたのですが、芸能人ゲストはいませんでした・・・ それなのに、見てください、このスゴい人! 1階の放送ブース前はもちろん、2階からの立ち見のお客さんもいてビッシリ。 2〜300人はいたんじゃないでしょうか? この番組やここ「ジャスコL」が新潟の方に愛されてきたことがよくわかりますね。 閉店の理由としては施設の老朽化って言うのももちろんあるんでしょうけど、 1999年には郊外からの集客を促した新潟の民間鉄道の 「新潟交通電車線」が 廃線となって最寄りの「東青山駅」も無くなり、 さらには新潟市の江南区、ビッグスワンの近くに大型ショッピングモールの 「イオンモール新潟南」が2007年に「ジャスコ新潟南店」としてオープンしたり、 同じ西区には「アピタ新潟西」が出来たりと、こういった郊外の施設も珍しくなくなってきたこともあり、 今では近所の人だけに親しまれるお店となってしまいました・・・ それに、駐車場も車の企画がどんどん大きくなってきたこともあり、 大変スペースも狭くて停めにくく、セールや休日の時にはすぐ満車になってしまうんですよ。 そんな時にはこの目の前の「新潟文化自動車学校」の教習コースを 日曜日は駐車場として開放したりしています。 日曜や祝日が休校の自動車学校も珍しいですが、教習コースを免許をとってから走れるってことで、 「S字」や「クランク」コースを練習する人もいて、けっこう名物になっていたんですよ。 そんな駐車場も、施設も、売り場も、街の形状も、商品も・・・ みんな時代の流れに勝てなかったという訳ですね。 さみしいですね。 しか〜し! これだけの人々に愛されてきた「イオン新潟店」なので、実は新たに1年間かけて作り直すそうなんですよ! 大規模改装だけではこの時代に対応できないと判断して、一度取り壊してまっさらにし、 売り場や商品はもちろん、敷地、駐車場の動線など、根本的に見直すらしいのです。 この時代、スーパーなどの店舗が淘汰されていて、取り壊すだけで多額なお金がかかるのに、 それをした後に建て直すっていうのは珍しいことですよね。 これも「イオンモール新潟南」「イオン新潟西店」「イオン新潟東店」に対して、 ここが「イオン新潟店」と呼ぶほど優遇されているんでしょうかねぇ? って、それは最初に新潟市にオープンした名残りだと思いますが。 それにしても、このお休み中の1年間は同じ西区にある 「イオン新潟西店」(旧新潟サティ)までの無料シャトルバスが出るそうですし、 この建て直しの敷地内に、3月下旬から「イオン青山食品館」という食料品を中心とした 仮店舗を営業するんだそうです。 仮店舗を出すっていうのは全国でも珍しいことらしいですよ。 やっぱり、この新潟市民の思い出の地「ジャスコL」を イオンさんもまったく無にしてしまうことを躊躇されたのかもしれませんね。 新しいイオンは売り場も増え、シニア層をメインとしたちょっと高級志向の「GMS」 (ゼネラルマーチャンダイズストアとなる予定だそうです。 ん〜・・・まだ我が家には高級志向は早すぎるかなぁ? まぁ、新しいイオンを期待して待ちましょう。 1年間近所のスーパーが無くなるのは悲しいだけでなく、不便なんですけどね。 とりあえずは1年間のお別れを惜しんで、初めてでしたが店内のレストランで食事をしてみました。 ただ今50%とか70%オフの売りつくしセールもやっていて どんどん商品が無くなっていってますがお買い得。 最終日には閉店セレモニーも行なわれるそうですよ。 ちなみにこの「ジャスコL」の名前は上から見ると建物が「L字」になっているから。 1年後、姿はや変わってしまうと思いますが、 ボクにとっても思い出の地が無くならないで良かったです。 さよなら、「ジャスコL」。 そしてまた1年後会いましょう。 「イオン新潟店」 新潟県新潟市西区青山2-5-1 電話:025-231-9111 営業:2/20(月)で完全閉。(最終日の閉店時間:全館20時) |






