オノコロ こころ定めて

http://twitter.com/umayado17 国恥の尖閣9・24を忘れぬ為 パンダにしておきます。臥薪嘗胆!

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ハングルとヲシテの違い


何人かの人から、

  ヲシテは表音文字だし、
  母音と子音の組み合わせだということは、
  なんか、隣国のハングルに似ている感じがするけど、
  どうなんだ。

と聞かれました。

このことについては、「よみがえる日本語」(明治書院刊)の P.88〜P.96に
説明してあります。

イメージ 1

そこの要点は

  ・ハングルは、表音文字
  ・ヲシテは、表音文字であるが、同時に、
   文字のパーツのイメージが意味をもっており、
   そのパーツが平面的に組み合わさることで、
   より複雑な意味が表現される、という文字でもある

ということでした。

言い換えれば、

   ヲシテは、表音文字であって、同時に表意文字でもあり、
   字のイメージ・形・流れで、意味が表現される文字

なのです。


今回は、このことについて、実例を上げて説明したいと思います。


注目する言葉は、「か」です。

「か」という名詞


ヲシテ文献の中には、様々な一文字の単語が登場します。

「め」とか「み」とか、
現代語にまでつづいているものもでてきます
(「め(目・芽・女)」「み(身・実)」といった具合です)

一方、いまでは使っていないけれど

  「あ」(私とか、天とか)
  「さ」(幸せとか、そのままとか)
  「ま」(マコトのとか)

というような言葉もあります。

そういう中に「か」という名詞があります。

この言葉は、ヲシテで書くと

イメージ 2

で、これを、母音と子音に分解すると

イメージ 3

となります。

ここで、

イメージ 4

は、子音の「k(か)」を表しており、

イメージ 5

は、母音の「a(あ)」を表しており、
2つで、「k+a」で「か」になっています。


さて、ここまでは、ハングルも同じようなものです。

ハングルで、「か(ka)」は次のように書きます。

イメージ 6

これは2つに分解でき、

イメージ 7

は子音の「k」

イメージ 8

は母音の「a」です。


こうならべてみると、ヲシテとハングルには、形の違いはあるけれども

  ・母音と子音の組み合わせで、文字ができる

という同じ特徴があることがわかります。

ハングルを元に偽作された文字だと言われるのも、一理あるといえます。


しかしながら、違うのはここからです。


ヲシテの「か」には、

  太陽が昇る・太陽の光・かがやき

という意味があります。

では、この意味はどのようにしてできているのかというと、

イメージ 4

子音の「k(か)」は、そもそも、
太陽の上り下りがもとになっており、
そこから、行く・来る、与える・受け取る、直接のやりとり、現れる・消える
といったことを表しています。

また、

イメージ 5

母音の「a(あ)」は、そもそも、
大空がもとになっており、
そこから、空間・空気・みえないもの・ものごとの始まり
といったことを表しています。


この「か」では、

イメージ 4 は、「なにかが 直接 我々のところにやってくること」を、

イメージ 5 は、「空間」を、

表し、両方が重なることで、

  太陽が昇る・太陽の光・かがやき

を表すわけです。


特に、

イメージ 4

は、

イメージ 9

という意味です。上に太陽があって、下に自分がいる
あるいは、

イメージ 10

という意味で、太陽が昇ってきた、という意味です。


これは、ヲシテの縦棒の上下関係をつかって、

  太陽が昇る・太陽の光・かがやき

ということの本質を表しているのです。


ハングルの場合、特にこういう意味はないようです。

イメージ 7 は、子音「k」を発音するときの口・舌の形を表していると一般に言われています。

「かす」という動詞


さて、一文字で驚いていてはいけません。
2字の単語になると、さらにヲシテは本領を発揮します。

先ほどの「か」を語幹にした「かす」という動詞があります。

ヲシテで書くとこうです。

イメージ 11

この単語の意味は、

  日が昇る、光がさす

という意味です。

「す」は、サ行の動詞の語尾で、意味は「する」と思っておけば問題ありません。

「か・する」ですので、なんとなく意味は想像できるかと思います。


もうすこし詳しく言えば、

イメージ 12

で、「か」、それと「す」の子音の部分「s」で意味ができています。

イメージ 13

こういう感じでして、

「す」の子音の部分「s」

イメージ 14

は、そもそも、水平線のイメージがもとになっており、
そこから、広く受ける、広く押し出す、何かを受け止める
といったことを表しています。

すなわち、

イメージ 13

というのは、大地に、上から光がさしている、ということなのです。

そういう動きなので、動きをあらわす「う」の母音がついて、

イメージ 11

となるのです。

その結果、

  日が昇る、光がさす

という動詞になっている訳なのです。



さて、ハングルの場合は、どうでしょうか。
同じような「か」の動詞があります。

イメージ 15

これは、「か・だ」と読みます。
意味は、「行く」ということです。

どうでしょうか、ここから「行く」何かのイメージが読み取れますでしょうか。

「来る」と比較してみると

イメージ 16

これは、「お・だ」と読みます。
これが「来る」です。



冒頭に書きました

  ・ハングルは、表音文字
  ・ヲシテは、表音文字であるが、同時に、
   文字のパーツのイメージが意味をもっており、
   そのパーツが平面的に組み合わさることで、
   より複雑な意味が表現される、という文字でもある

言い換えれば、

   ヲシテは、表音文字であって、同時に表意文字でもあり、
   字のイメージ・形・流れで、意味が表現される文字

ということの意味を感じていただけましたでしょうか。



イメージ 1

「よみがえる日本語 −− ことばのみなもと”ヲシテ”」
   http://www.amazon.co.jp/dp/4625634075/
   http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32245608
   青木 純雄・平岡 憲人 (著), 池田 満 (監修)
   明治書院  3990円

この記事に

閉じる コメント(12)

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違いを示す以前に、ハングルことon-monには様々な欠点がありますね。カタカナと同様に極めて直線的で無機質な文字であることは理解できますが、ほかにも
・由来が定かでない
・創った筈の世宗本人が広めなかった
・普及させた日本人にも受け入れられていなかった
一番重要なことは、latin系文字に代表される表音文字もやはりそれぞれの意味を持ち、現在に至っているということです。

2009/8/5(水) 午後 9:16 [ IB ] 返信する

IBさん

どんな言語にせよ、単語に意味があるということは、なんらかの意味で、音に意味があるということです。このことは取り立てて新しいことでもなんでもありません。

ヲシテの独自性というのは、「意味が、文字の形で見える」ということなのです。

音を記号にして、記述すること。このことは、アルファベットでも、ハングルでも行っています。ヒラガナ・カタカナでもそうです。音楽の音符でも、そういう風にいうことは可能です。

しかし、このヲシテの例ではどうでしょうか。同じでしょうか。

逆に、「か」というひらがな、「カ」というカタカナの、文字のパーツが、「か」の意味の部分を表しているのかどうか、お確かめください。

2009/8/5(水) 午後 9:41 うまやど 返信する

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スの横棒ですが、もうひとつのイメージにバランスが取れているという意味があるように思えますが、いかがでしょう。
そこから調和が取れている様子も感じているのですが。

もとより水平線のイメージから広く受ける、広く押し出す、何かを受け止めるというのがあることは同意しています。

お考えを聞かせて頂ければと思います。

2009/8/5(水) 午後 10:06 [ びーちぇ ] 返信する

びーちぇさん

なるほどそうですね。

「スナホ」の「す」、「サチ」の「さ」。

バランスが取れているがゆえに、| や ┴ にはならずに、
− となるのでしょう。

「さち」の「さ」は、自分の幸せも、みんなの幸せも、バランスがとれている、ということでしょうねぇ。

2009/8/5(水) 午後 10:18 うまやど 返信する

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「よみがえる日本語」はじめて知りました。文字の持つ意味は、神との対話から律令制度における官僚組織への伝達手段へ。奈良時代の悪戦苦闘した漢字の日本語化(万葉かな、カナ、ひらがな)と理解していました。ヲシテの背景、意味合いを勉強します。

2009/8/7(金) 午前 10:27 [ 和みいちばん ] 返信する

>和みいちばん さん

はじめまして。ヲシテの再発見は、この国の古代(ハツヨ とでもいうべきかもしれません)の認識を根本から一部変更することになると思います。誤解を恐れずにいえば、この国は相当前から文明国だったと考えなければならないだろうと思われます。

2009/8/7(金) 午後 0:53 うまやど 返信する

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難しいですね 敢て 感想を・・

家紋に似ています
また 日本人は虫の声を聞けるが・外国人は聴こえないとか・・
日本語の発音に原因がある・・言葉のルーツは大体5000年前で
解るが 日本語とあと一つ忘れましたが どうしても語源が
解らないと読んだ記憶があります

だから 自分は
ハンチントンの日本文明も喜んだのか?と思っています
皆さん コメントレベル高いです^^

2010/7/3(土) 午後 11:21 あまのじゃく 返信する

いまなかなか、こっちに頭が切り替わらない・・・

すんません。

2010/7/3(土) 午後 11:47 うまやど 返信する

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話言葉が最初に在って、それを文字で表すようになるのが自然な流れだと思います。

意味のある文字を組み合わせて言葉をつり、その言葉で話すようになるでしょうか?

ヲシテ初心者の素朴な疑問ですので、失礼な質問をお許しください。 削除

2012/6/2(土) 午後 4:32 [ 初心者 ] 返信する

初心者さん

ヲシテの成立時にもおそらくそうだったんだろうと思います。
音感はおそらく先にあります。
その音感を形にしたのがヲシテの図像であろうと想像されます。

一旦成立すると、形をたよりにさらに言葉が発展していったのでしょう。

2012/6/2(土) 午後 4:46 うまやど 返信する

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「音を描き、見る手段」でしょうか?そういうことが可能なら表現能力が格段に広がるし、高い能力を持つ人種になるかもしれません
例えば日本語には視覚と聴覚で二通りの言語があるようには感じています…ヲシテが特別とはいうのは別として

ハングルが特別と思い込んでいる朝鮮人。高い集団能力を示すついでに自滅もしている

2012/6/2(土) 午後 9:08 [ IB ] 返信する

IBさん

ヲシテによって、日本語の擬音語・擬態語が解けることは、純然たる事実です。

2012/6/2(土) 午後 9:50 うまやど 返信する

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