英国樹林日記

この投稿で最後かもしれません。2年間ありがとうございました。

共同生活

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全1ページ

[1]

二度目のクリスマス in Birmingham

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

今年最後のスーパバイザーとのミーティングが一昨日(金曜日)に終わり、金曜日の夜は、私が鍋料理をし、土曜日は、Fが15日にオーストリアに帰国し、今週が今年最後の週末になるので、久しぶりに3人で外食と映画を楽しみました。

鍋料理は、サーモンの肉のたっぷり残ったあら(頭)とニシンの肝(シティセンターのオープンマーケットで仕入れてきた)に野菜をたっぷり入れて、ポン酢でいただいたのですが、FもRも結局魚の頭や目玉には相当な抵抗感があり、楽しんでもらえませんでした。良いだしとポン酢の残りと、たっぷりの長ネギみじん切りで、うどんすきが成功したのが救いでした。

土曜日は、スペイン料理の店へ。地中海に東で面するレバノンと西に位置するスペインは、同じ地中海文化圏に属し、食材にも共通点が多いそうです。最近でこそ、歴史を地中海の視点で視ることが日本でも多くなりましたが(塩野さんの影響大か)、昔学校で習った時系列の事象中心の歴史では、地理感覚が欠落しているかもしれません(私だけかもしれませんが)。Fからはヨーロッパの歴史のおさらいをしてもらっている気分です。

3人ともアメリカ(ブッシュ大統領)が嫌いなのが共通点です。レバノンのRが嫌いなのは当然なのですが、Fのブッシュ嫌いは相当なもので、ブッシュの英語の発音とヨーロッパに対する見識のなさを殆ど馬鹿にしています。私の英語の発音のほうがブッシュよりましだと言うのだから想像がつくでしょう。でも、概してEUの人々は唯我独尊のアメリカが嫌い。自分たちの歴史や文化に対する誇りが強く、底の浅いアメリカ文化に対する蔑視と、圧倒的な経済・軍事力に対する警戒心もあるのでしょう。アメリカから留学してきている学生はもともと少ないのですが、人々のアメリカ嫌いを感知して、自分はアメリカではなくカナダから来ていると嘘をついているそうです(R談)。

前置きが長くなりましたが、土曜日に見た映画は「ディパーティッド」。珍しくアメリカハリウッド映画のしかもバイオレンスもの。RとFの希望で見たものの、いつも3人の週末ホームビデオ鑑賞で感動に浸れる類の映画ではなく、豪華配役陣(ジャック・ニコルソンとマット・ディモンとディカプリオ)の競演が見所の映画です。3人のうち誰かはアカデミー賞にからむでしょう。学割4ポンド(900円)の価値はありました。英語が早くてついていくのは大変ですが、話は単純なので字幕があれば理解しやすい英語だと思います。

食べ物と遊びの話が続いて恐縮です。勉強は、大変です。大変なことを大変と書くのが嫌になるくらいです。今三つの地域のケーススタディを並行してすすめています。それぞれ進捗状況が違うので、なんとかなっていますが、整理するのに頭の入れ物がたくさん必要です。二つはイングランドの2地域で最後の一つは日本です。来年1月には3週間日本に短期滞在し、要人インタビューと文献収集を行います。今いろいろな方にお世話になってインタビューの依頼を続けています。帰国後はすぐにイングランドの2地域目のスタディに入るのでその準備もすすめています。進めば進むほど、読まなければいけない文献も増えていきます。

これからクリスマス、正月はバーミンガムにいて、勉強を続け、日本が正月空けて世の中が動き出す頃に帰ります。日本に行く前に、ケーススタディの準備と並行して、またしばらく集中して文献講読に入ります。今年は、クリスマスカードも年賀状も出さないことにしました。少し早いのですが、次がいつになるか分からないので、皆様良いお年をお迎えください。

写真は、バーミンガムのクリスマス風景です。1枚目の写真の昼間の光景を理解していただくために、昨年の夏と冬に撮った写真を2枚目に掲載しています。この場所は、バーミンガム市の中心市街地に位置する100年前に再興された中世の教会と、最近再開発で建てられたポストモダンの商業ビルです。

閉じる コメント(5)

閉じる トラックバック(0)

インターナショナルな食生活

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

金曜日から日曜日の週末の家庭料理は、3人で交代でつくることがほぼ定着しました。共同生活を始めた当初は、外食もしたのですが、結局外で食べるより、家で食べるほうがおいしいという一致した結論になって、最近は週末になると、料理の順番とメニューを決めるのが慣わしになりました。

なんといっても、オーストリアのFは家事万能なのですが、彼女の料理は普通の主婦のレベルを超えていて、時に芸術のような趣を見せます。レバノンのRは、3年前に国を出るまでは全く料理をしたことがなかったと言いますが、このところ、Fに刺激を受けて、レバノンの伝統料理に磨きをかけています。私は、日本の普通の家庭料理を英国でいかに再現できるかに挑戦し、苦戦しています。

1枚目の写真は、先日出現した、RとFの合作です。Fがオーストリアの伝統家庭料理Styudel(シュトゥル−デル)を作り、Rがレバノンで人気のパセリのサラダを付け合せました。世界中どこにもないディッシュです。Styudel(シュトゥル−デル)については、次のサイトで日本語レシピを見つけました。

http://www.at-jp.com/

Fがつくったのは、キャベツとたまねぎをいためて衣でまいたものですが、りんごの甘煮を入れたお菓子も定番だそうで、手作りの衣は、紙のように薄く、パリパリと焼けていて、お菓子の衣のようでした。2枚目の写真は、Fが職人のような手さばきで、粉をこね、薄く引き延ばし、具を載せてから、巻いているところです。

3枚目の写真は、上2枚が、Rがレバノンの人気メニューを作ってくれた日のスナップ。半端でない量のパセリのみじん切りに、トマトと小長ネギのみじん切り、松の実を加え、大量のレモン汁と塩、コリアンダーで合えたものです。こんなにたくさんパセリを食べたのは生まれて初めてでしたが、新鮮なおいしさでした。レバノンの料理は身体を浄化してくれるようなピュアな感じのする料理です。サラダの手前の料理は次のサイトで日本語レシピを見つけました。

http://sekitori.web.infoseek.co.jp/Food/w_LEB_Food1.html

茹でたホンムス(ひよこ豆)、Tahini(胡麻ペースト)、ヨーグルト、大蒜、クミン、レモン汁、塩、白/赤胡椒、水などを混ぜ、ペースト状にしたもの。皿に盛り、オリーブオイルを垂らす。野菜や肉、魚、パンなど、何につけて食べてもイケル!とありました。確かに、レバノンのパンを薄くちぎり、その上にパセリサラダと一緒に載せて食べると、これがアラブ料理かと感動します。

3枚目の写真の下の2枚は、Fの家事風景。知人から古いミシンを譲り受け、居間に置いて、デニムの生地で自分のスカートをつくっています。アイロンがけもお手の物。ドイツ(ドイツとオーストリアは違うので、Fに叱られますが)の家事学の伝統ここにありを日々実感しています。コンサーバトリの窓の外にうっすら見えるのは、中庭です。

研究も順調にすすんでいますので、食べてばかりではありません、念のため。

閉じる コメント(0)

閉じる トラックバック(0)

2週間分の日記

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

ブログも2年目に入って、最初から2週間に1回の投稿にしようと計画していた訳ではなくて、結果としてこのペースになりました。書き始めると時間もスペースもたりないくらいたくさんあります。現実と格闘している時間のほうが、書くスピードより早いのです。

共同生活を始めてから1ヶ月以上たち、3人揃ってから約3週間がたちました。自然と週末の3日間は、3人が交代でそれぞれの国の料理をつくり、一緒に夕食を食べて、片付けて、たまにはDVDを一緒に見たり、外食をして、そのあとパブに行っておしゃべりを楽しんだり、映画を見に行ったりという生活が定着しつつあります。こう書くと、毎日がこんな生活かと思われそうですが、平日はそれぞれがめったに顔を合わさないくらい自分たちの勉強に埋没しているので、週末一緒に過ごすのが新鮮です。

先週は2年ぶりくらいに天ぷらをあげました。こちらは魚の種類が少なく、グリルもないので、料理方法も限定されますが、3人で食べるとなると、天ぷらが作れると気がつき、魚とマッシュルームの天ぷらをあげて、50点くらいの出来でしたが、初めて食べた二人には喜んでもらえたと思います。二人とも、若いのに料理が上手なので、家にいながらにして3ヶ国の料理を楽しめるのはラッキーとお互い喜びを分かち合っています。

昨日は、3人でチャン・イーモウ監督、チャン・ツィイー出演の「初恋のきた道」のDVDを見て、Fが涙を流しました。EUと中東と日本の人間が、中国の映画を英語の字幕で一緒に見て、感動を分かち合えるって、当たり前かもしれないけれど、不思議な気もします。英語は、Rが殆どバイリンガルではあるけれど、3人とも母国語ではないので、3人が英語でコミュニケーションをとれるということも、同じように、当たり前かもしれないけれど、不思議だね、もしかしたら奇跡だねと冗談を言っています。

今日は、シティ・センターまで行って、ソフィア・コッポラが監督した今秋公開の「マリー・アントワネット」を見てきました。Fの母国出身の悲劇の王妃はあまりに有名ですが、この映画では、思い切り無自覚な皇太子妃&王妃です。いかに彼女が考えなしに皇太子妃になり(政略結婚だから当たり前か)、立場を省みることなく贅の限りを尽くして1789年を迎えたかが、たぶん本物のベルサイユ宮殿とトリアノン宮を舞台に豪華絢爛かつ、狂気の沙汰と思われるほど馬鹿馬鹿しく描かれています。この映画の公開日程を見たら、アジアでは韓国、フィリピン、香港で今秋から来春に公開予定が入っているのに、大市場の日本が入っていないのは不思議だったのですが、映画を見終わったら理由が判ったような気がしました。

この間、食べて観ていたばかりではなく、たくさんのことがありました。

・研究は、一つ目の地域のケーススタディに入りました。この間、初めて公聴会を傍聴したり、関係者インタビューをしたりと、初めてづくしでした。手紙やメールでアポイントをとる事から、一日往復400Kmを車で日帰りすることまで、時間と体力と忍耐のいることですが、確実にすすみ、確証を得ている実感があります。まだこれからも関係者インタビューは続き、来月からは日本でのケーススタディとイングランドの2地域目のケーススタディの準備作業に入ります。

・2ヶ月間我慢した歯痛(右奥歯)のおかげで身体の右半身が不調(頭痛、肩こり、腰痛)になり、風邪の症状まで出たので、もはやこれまでと、救急対応をしてくれる市内の有名な歯科総合病院に診てもらったら、翌日あっさりと抜歯されました。抜歯されたら、即、痛みは消え、身体の不調もあっという間になくなって、今はいたって快適です。何故、2ヶ月も我慢したかは、ひとえに英国のNHS制度に原因があるのですが、まだ後日談が進行中なので、いずれまとめて報告します。

・9月末からパートタイムの仕事探しを続けています。2年目は授業を取らない分時間にゆとりがあるのと、3年目の資金確保と英国の社会勉強を兼ねて、公的な仕事中心に探していますが、これがまた大変なのです。これまで、4件申し込み、2件はインタビューまで行かず、1件はインタビューをしてUnfortunatelyのお手紙をいただき、1件は来週インタビューがあります。また1件申し込みます。何が大変かというと、履歴書を書くのが大変なのです。これも、とても興味深い経験が続いているので、いずれまとめて報告します。

今日はこの辺にしておきます。写真は、1枚目が、ハロウィンのお菓子を作っているFです。マジカル料理レシピを見て、クッキーを焼き、砂糖を粉引きしてレモン汁を混ぜたシロップを塗っているところです。2枚目、3枚目は、抜歯をした直後、まだ麻酔が完全に取れていないけれど、痛みが消えた快感を味わいながら、バーミンガムのシティセンターバス乗り場から家までバスで帰った時の2階正面座席からの眺めを、左上から時計回りで並べてあります。3枚目の最後の2軒長屋の右側が私たちの家の正面です。

閉じる コメント(6)

閉じる トラックバック(0)

The Goddeses

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

今週は9日にレバノンからRが戻りました。まだ電気は復旧していない不自由な暮らしだけど、一月一緒だった優しい家族たちと離れてRは最初ホームシックにかかりました。帰国した日は赤飯を炊いてお祝いしたので、その後持ち直してから、レバノンの料理を作ってくれた時の写真が1枚目です。今彼女はラマダーン(イスラム教の断食)の最中なので、日没直後からスープとパンとサラダと魚を食べるのがラマダーンメニューなのだそうです。この日もレンズマメのスープに、にんにくをたっぷりからめたサラダ、ゴマのペーストとオレンジジュースとレモンでつくったソースでたらとギリシアのパンをいただきました。テーブルの上の3人分のランチョンマットは日本の友人が紬の反物でつくってくれたものです。

2枚目の写真は、すりこぎのお国振り。向かって左からオーストリア、日本、レバノンからそれぞれ持参したものです。オーストリアの伝統のものは金属製だそうですが、これは大理石でできた重たいものです。私は和え物に、他の二人はにんにくをつぶすのによく使います。

3枚目の写真は、オーストリアのFの部屋にある不思議な空間です。写真を撮らせてと頼んだら、次のような長文の説明つきで自分の撮った写真を送ってきてくれました。Fは小学校低学年の時に、同級生の男の子が可愛がっていたペットが死んだけど動物は昇天しないので、再会もできないというカソリックの教義に疑問を持ち始め、その後学校の宗教の授業にも一切出席せず、やっとたどり着いたのが、土着信仰とでも言うべきものだそうです。ちょっと長いけど、彼女にとっても外国語の英語でやさしい表現です。ところどころ日本語を挿入してありますので、トライしてみてください。(彼女の不思議空間の中に一つ日本のものがあります。赤い敷物は日本の友人から彼女へのプレゼント、風呂敷です)

So I try to explain the meaning of the goddesses (女神たち)and symbols in my corner. I made the two statues and the symbols myself, because I believe this gives them some of my personality and strength(二つの像とシンボルを自分でつくることで、私の個性と強さのいくばくかを授けることが出来ると信じている). Like a gift to the goddess. I believe that the creator of the world must have been female(世界の創造主は女性だったに違いない), because only women can give birth. Therefore, there are only goddesses on my table.

The large brown one is a 'Sheila na Gig', an ancient Irish/British goddess, which funnily can be found on very old churches(左側の大きな茶色の像は古代アイルランド/ブリテン島の女神シエラ、何故かとても古い教会で見つけることができる). The exact meaning was never discovered, so it leaves a wide space for imagination. She is pictured, showing her vulva (外陰部). This is a symbol for her dealing both live and death out of her uterus(子宮). She stands for change and regeneration(変化と再生の象徴). I also like her, because she is obviously not ashamed of being female (女性であることを全く恥じていないところも好き). And this is something every woman should remind herself daily: to be proud of being a woman. Although both sexes are the same, it is still happens that men (and even women themselves) look down on women. This is what I stand against, and for me the Sheila stands for the power of women(女性を卑下する見方に反対する私にとってシエラは女性の力の象徴).

This is a website with the location of Sheila-statues in Britain and Ireland: http://www.sheelanagig.org/

The smaller white statue is made to look like the Venus of Willendorf (シエラの前の小さな白い像は「ヴィレンドルフのヴィーナス」(オーストリアのヴィレンドルフで見つかった旧石器時代のヴィーナス像:訳者注)を模してつくりました). A Palaeolithic(旧石器時代の) figure was found in Austria. Even less is known about this figure. But most scientists think she is a symbol of fertility(豊穣の象徴). Because in a time, where food was a scarce thing, being fat was a dream to people, who surely starved a lot(食料が不足していた時代は、当然飢餓がはびこり、肥満は人々の憧れだったはず). For me she is a symbol for being myself. A reminder, not to go with fashion, but to do what I feel is right, and stick to it(見かけや流行に左右されるのではなく、自分が正しいと感じることを困難でもやりとげることが大切と思い出させてくれる).

The blue and silver symbol on the wall shows the moon in all it's phases as once(壁にかけてある青と銀のシンボルは、一連の月の満ち欠けを示している). This stands for the goddess as the trinity of virgin, mother and old woman, which also represents the circle of live and the way of the seasons, from spring to winter(これは処女と母親と老女の三つの要素を表わす女神を象徴し、命の輪廻と春から冬への季節の移り変わりも表わしている).

I use the bowl of sand to produce smoke, either with incense sticks, or with small amounts of wood, leaves or resin(線香や木片・葉・樹脂の端切れで煙をたくのに砂の器を使っている). The bowl will be replaced with the self made bowl, you have seen(そのうち手作りの器に取り替える予定). I hope the material will be completely dried and ready to use, when I redecorate the corner.

In the bowl is a feather, which I use to distribute the smoke(煙をまくのに羽を使っている) The two stars are pentagrams, whose 5 tines stand for the five elements: fire, water, earth, air and spirit(二つの星は五芒星型で、五つの先端は火と水と土と空気と霊を象徴している).

In the red box with the black symbols are my rune stones(神秘文字の刻まれた石), you can see a set of them lying on the shelf beneath. These are old symbols used for writing, but also for divination(占い). Here is the wikipedia article about runes, which is very detailed http://en.wikipedia.org/wiki/Runes

The decoration is going to vary with the seasons. At the moment I have leaves and fruit (Chestnuts, beech-nuts, acorns and fir cones) because it is autumn. At Samhain (= Halloween) I'm going to change the design, because this is when the darkest parts of the year starts.

Oh yes, and the fotos on the wall are fotos of the mountains around Innsbruck. They are there, because I always felt nearer to the goddess, when I looked at them. And the fotos make me feel at home.

On the shelf beneath the table, I have all the books on magic, herbs and goddesses, my supply on candles and incense things, and matches, of course.

If you want a name for my religion, you can call it 'Pandea'(ラテン語で汎神論を意味する), which means 'the goddess is in everything'. My believes are sometimes not very easy to explain, because I was for a long time searching for something I can believe in, and I only just arrived and found my spiritual home with the goddess, a few years

閉じる コメント(3)

閉じる トラックバック(0)

共同生活始まる

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

新しい家に引っ越して1週間が過ぎました。共同生活はオーストリアの女性(F)と二人で始まりました。もう一人のレバノンの女性(R)は9月の上旬に帰国がかない、今家族と共にいます。しばらく連絡が途絶えたのは、電気も殆ど通じていない山間生活をしていたからだと、ベイルートからメールが入りました。10月9日に(R)が戻るとやっと3人の共同生活が始まります。

引越しは一つのイベントでした。なんと娘の引越しを手伝うためにオーストリアから両親(68歳の父親と62歳の母親)が車と飛行機を乗り継いでやってきたのです!その理由が、(F)の母親の友人は娘の引越しを全て手伝ってきたので、自分も手伝いたいからだそうです。でもそのおかげで、(F)の荷物の倍以上ある私の荷物をご両親も運んでくださったのです。(R)が倉庫に置いていった荷物も含め、3人分の荷物を運び終わると、声には出さないけれど相当疲れたに違いありません。それでも、母親は娘の荷物を一緒にほどき、父親は足りないものの買出しや大工仕事、庭の芝刈りと、娘の新居を少しでも快適なものにしようと一生懸命です。(F)は2人男の子が続いた後の末っ子の女の子なので本当に可愛がられてきたのでしょう。(F)もよくそれが分かっていて、お金が必要な時は父親に、困った時の相談は母親にしているのと嬉しそうに言います。母親は最高の友人だそうです。なんとも幸せなオーストリアの家族です。

引っ越しの当日は私が簡単に日本の料理(ちらし寿司と肉じゃがと魚の澄まし汁)をつくって3人にご馳走し、翌日は(F)と母親がオーストリアの伝統料理(シュニッツェルという七面鳥のカツレツとジャガイモのサラダ、トマトの酢漬け)をつくってくれました。日本の料理もとても喜んでくれましたが、この親子のオーストリアの料理は本当においしいのです。英国に来て一番おいしいかったのは家で食べたオーストリアの料理だと言って皆で笑いました。父親の大工仕事も半端でありません。簡単に棚をつくり、引き出しを直してくれました。(F)が料理だけでなく若いのに家事全般に通じているのは、小さい頃からこの両親の仕事振りを見習ってきたからでしょう。

共同生活の話がオーストリアの家族の話になってしまいましたが、大イベントも終わり、ご両親も無事帰国されて、今は2人の生活が静かに始まっています。2人とも掃除と家の仕事が嫌いではないので、どんどん家はきれいに住み易くなっていきます。前の宿舎は、大学から徒歩10分もかからない緑豊かな高級住宅地の中の大きな一軒家でしたが、今度の家は、大学から徒歩20分強のところにある、普通の住宅地の中のSemi-detached house(2軒が仕切り壁を共有した1棟の家)です。3寝室とリビング、ダイニングキッチン、バス、トイレ(2)に洗濯室とコンサーバトリ(台所と庭の間にある温室のような空間、洗濯物も干せる)が付いています。家具付きで、台所には大型の食器洗い機が、洗濯室には洗濯機と乾燥機が付いています。敷地内には駐車スペースもあります。殆ど手入れのされていない前庭と中庭がこれからの課題です。

という訳で、残念ながら前庭からの家の写真はもう少し改善されてからにします。1枚目の写真は隣の家の庭先から見た家の前景(真ん中)です。2階の白い窓が私の部屋です。2枚目の写真は(F)と両親。3枚目は私の部屋です。以前の部屋の半分くらいの広さですが、機能は十分です。この部屋で私の分担は約5万円(月)です。英国滞在費用についてはまた別途報告します。

閉じる コメント(9)

閉じる トラックバック(0)

全1ページ

[1]


.
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
  今日 全体
訪問者 2 12870
ブログリンク 0 6
コメント 0 423
トラックバック 0 13

unibham
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

検索 検索

開設日: 2005/10/1(土)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.