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2008年2月9日

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成長志向か価値志向か(下)

カンサス州オーバーランド・パーク市をベースとするWaddell & Reed Financial(WDR)では、アナリスト

とポートフォリオ・マネージャが企業のファンダメンタル分析とマクロ経済的視点を組み合わせる。

「毎日5万フィート上空から世界を見、特定株を掘り下げる努力をしている。」とWaddell & Reedと

Ivy Investment Management会社のCIOであるマイク・エイベリー氏は言う。(Waddellファンドは約

2600人によって構成された社内セールス・チームによって独占的に販売されている。W&R

ラインナップとほぼ同内容であるIvy FundsはSmith Barneyとその他第三機関によって販売されて

いる。)




同社は「米国外の中間層台頭によって成長が高まるというアイデアに焦点を当てている」とエイベリー氏

は言う。それを理由として、海外での投資機会をより多く見つけることに集中している。そして米国企業

にも同じことを期待している。




Ivy Dividend Income(IVDAX)とWaddell & Reed Dividend Income(WDVAX)を運営しているデイビッド・

ギンサー氏は、Fluor(FLR)やDeere(DE)などを含む、世界中でインフラ構築をしているメジャーな企業を

探している。




第3位で終えているJanusは幸運が続いている。10年程前にテクノロジ株を買い漁ったアセット・

マネージャ達が散々に打ちのめされた時からだ。より多くの株をカバーする為により多くの経験者で

リサーチ・スタッフを固めている。数年前の500株から現在1250株をカバーしている。そして

エネルギーや工業などのエリアのエキスパートを追加した。「より広範囲で、深く掘り下げることの

出来るチームだ。」と共同CIOのジョナサン・コールマン氏は言う。




この投資は、Janusが5年及び10年ランキングでトップ5に入っている事を考えると、期待の成果を

上げているようである。




最近のJanusの頭痛の種は、鍵となるポートフォリオ・マネージャをしっかりとつかまえておくことが

出来ない事だ。これには、10年以上Janus Twenty(JAVLX)を運営していたスコット・シュールゼル氏を

含む。彼は、見るも無残なテクノロジ株急落の渦中の後、難局を乗り越え方向転換させた男である。彼

は、7年間Janus Orion(JORNX)を運営しているベテランのロン・サックス氏に取って代わられている。




主力商品のJanus Fund(JANSX)を2年以下運営しただけの才能のある若い投資家であるデビッド・

コーキンス氏の昨年の離職は人々を驚かせた。Janus Fundamental Equity(JAEIX)を運営したミンヨン・

ソーン氏も退職している。




Morningstarアナリストのケアレン・ドーラン氏は、これらの離職はパフォーマンスの持続可能性に疑問

を投げかけている。




「毎月、毎四半期、毎年、我々は自分達の力量を示さなければならないことは理解している。」と、十分

な控え選手とマネージャ達を育てる投資カルチャーを持つ事を堅持する、コールマン氏は言う。




第2位のEaton VanceはJanusのように成長志向型投資には縛られていないが、1年ランキングには上位に

躍り出ている。米国資本第5位、世界資本第3位、そして混合資本は第1位である。




成長傾向という観点からでは、昨年著しく成功したファンドのひとつのEaton Vance Dividend Builder

(EVTMX)は、Lipperには混合株の価値志向商品と位置付けされている。共同マネージャである

ジュディス・サリアン氏とチャールズ・ガフニー氏は、比較パフォーマンスを向上させる為であれば、

成長型株に投資をするフレキシビリティを持つ。このファンドの2007年の合計リターンは22.9%

で99%の競合他社を凌ぐ。




「我々は主として価値志向型投資家だが、平均以上の配当率を持つ可能性をもつ企業に対してはオープン

だ。」とサリアン氏は言う。ガフニー氏と共に公共事業投資を超えた大きなスコープを展開している。




昨年成功したマネージャ達と同様、サリアン氏とガフニー氏はほぼ金融株を避けている。最近はそこから

のチャンスを探している。




Wellingtonを株式ファンドのサブ・アドバイザーとして利用している第四位のThe Hartfordは、昨年

28.3%のリターンで93%の競合他社を凌いだHartford Growth Opportunities(HGOAX)などの

ファンドの活躍で、米国資本カテゴリーで1位で終えている。マイケル・カルメン氏がもう何年もこの

混合成長型ファンドを運営している。




The Hartfordは更に世界資本・混合資本カテゴリーで十分な結果を残している。




第5位は、アメリカン・センチュリーだ。特に大型株に焦点を当てた成長型ファンドなどのひどい環境の

おかげで近年我々の調査ではあまり芳しくない。しかし2007年良いパフォーマンスであったファンド

の銘柄選びの3分の2はCIOチャン氏に起因している。彼らのポートフォリオはほぼ、サブプライム・

ハウジング問題で大打撃を受けたCountrywide Financial(CFC)のような企業を避けている。これは、

「ハウジング関係の信用が今後どんどんと低下していくであろう」という同社債券チームをもとにした

テーマである。




突出した大型成長株ファンドでは、昨年競合他社89%のパフォーマンスを上回り22%のリターンを出

しているAmerican Century Ultra(TWUAX)、85%のライバル以上の結果を出し20%のリターンの

American Century Global Growth(AGGRX)などが挙げられる。




昨年ひどかったのはPutnamだ。90%の競合他社を前に5.3%のリターンのPutnam Voyager(PVOYX)を

含む米国資本ファンドが最大の原因である。先週PutnamはVoyagerの経営大改造を公表している。




その発表でPutnamは、債券投資・国際的なアセット・通貨は長期的に良くなってきている、と言う。

「しかし我々は一心に、全ての資産クラスの投資家の期待に沿うべく投資チームとそのプロセスを大きく

変化させている幾つかの大型株式ファンドの向上に、焦点を当てている。」と付け加えている。




その他1年ランキングでパフォーマンスが良くなかったものはNorthern Trust(64位)、DWS Scudder

(65位)、そして昨年第6位から転落したSEI Group(66位)が挙げられる。




ファンド内ファンドをサブ・アドバイザーに託しているSEIは、「投資家が受諾できる範囲の長期

パフォーマンスを実現させる自信を持つ」と言う。




が、恐らく今年は無理であろう。




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成長志向か価値志向か(上)

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成長志向型株式投資信託が昨年ついに復活した。問題は何時まで続くかだ。




総合パフォーマンスをベースに、様々なアセット・タイプの投資信託会社をランク付けする毎年恒例

Lipper/Barron‘s Fund Families Suveyは、2007年成長志向へ

の傾向がいかに大事であったかを明示している。67社の中で1位を獲得したWaddell & 

Reed、第3位Janus Capital、第五位に終わったAmerican Century

は、成長株への賭けが甲を制し、2006年の水準を上回っている。他にも、大きく海外オペレーション

を行っている企業株を購入したり、大型銀行・ハウジング・小売株のような地雷地帯に気をつけ、

最高品質の債権を所有したりといった方法があるが、成長志向が一番強い追い風を受けたようである。




「確かに成長志向がカムバックを果たしており、我々が所有する全ての成長志向ファンドと国際ファンド

の助けとなっている。」と、American Century Investment 

Management社長及びCIOであるエンリケ・チャン氏は言う。




昨年は、S&P500がたったの5.5%のリターンしか上げることが出来なかったことを踏まえると、

米国株式全体からすると良い年ではなかったといえる。その状況の中で大きな利益を得ることはない。

戦略を持ってもわずかなリターンだった。




成長志向はその座を譲ってしまうのか?12月31日以来S&P500が6%下げ、1月は成長株に

とって手痛い月出会った為(下記「成長志向ファンドはいかに壁に突き当たるか?」を参照)、昨年の

勝者の多くが敗者となった。Janus1社を除き昨年トップ5全て落ち込んでいる。この成長志向と

価値志向の戦いの展開が今年の投資信託の動向を決めることになる。




その他にもトップを目指す方法はある。Eaton Vanceは成長志向型投資会社と知られていない

が、米国内資本・海外資本・混合資本を含む様々なアセット・タイプの素晴らしいパフォーマンスに
よって、2007年2位を得ている。第4位は、Wellington Managementによって

第3者的アドバイスを受けている自社ファンドの素晴らしいパフォーマンスの力を借りず米国株

カテゴリーで首位を得たHartfordだ。




価値嗜好もしくは成長戦略の運営のまずさは害を与える。Legg Mason(LM)・Putnam

 Investments・Franklin Templeton(BEN)などのようなお馴染みの

企業のパフォーマンスが芳しくない。




我々のランキングは、国内資本・海外資本(外国及びグローバル・ポートフォリオを含む)・混合資本

(株式と債権)・課税対象債権・非課税ファンドの5つのカテゴリーに分け、加重されたアセットの

リターンをベースにしている。国内資本は、全体のほぼ49%と、一番大きな重みづけがされているの

で、この種の良いパフォーマンスはファンド会社のランキングを上げることを意味する。反対に言えば、

他のカテゴリーで良くとも国内資本が芳しくなければ上回ってしまう可能性を持つ。




ファンド会社のランキングは更に、Lipper競合グループ内の単体ファンドのパフォーマンスが考慮

に入れられている。リターンは加重されたアセットをベースにしているので、ファンドのサイズがここで

も大きく左右される。もしファンド会社の最大の国内株式ポートフォリオが市場平均以下の働きで

あれば、ランキングに大きく影響する。




昨年1年のトップ10の締めくくりはState Farmだ。彼らはState Farm 

Growth(STFGX)のが大きくランキングを上げ、Wilmington Fundを後に、

6位となった。Waddell & Reedの系列会社であるIvy Investomentは

第8位で、昨年の勝者TIAA−CREFやGE Asset Managementを追い抜いて

いる。




すっかり環境を変えてしまった経済は多数の犠牲者を出した。国内株式ファンドが芳しくない

Delaware Managementは昨年の4位から最下位の63位に落ち込んでいる。

パフォーマンスで落胆させながらも、Delawareは、際立った長期パフォーマンスは群れから離れ

て投資をする意欲から生まれると、書いている。




昨年第3位であったRiverSource Investmentsは42位に転落している。5つの

カテゴリー全てが平均以下で終えている。昨年5位のFranklin Templetonは米国株式

のパフォーマンスの苦痛とともに、35位に落ち込んでいる。




嘆かわしい結果は、23位から57位に落ちたバルティモアにあるLegg Masonから来た

ものだ。ビル・ミラー氏が1982年以来運営しているLegg Mason Value Trust

(LMVTX)は、昨年6.7%の損失で、同カテゴリーの最下位で終えている。Legg Mason

の別ユニットである債権会社Western Asset Managementはリスクの高い信用

問題で苦闘している。Leggは課税対象債権カテゴリーで最下位の67位である。




もちろん、ポートフォリオ・マネージャにとってはより長期的な結果が1年単位のものよりも公平な

テストになることは分かっている。5年ランキングは、Oppenheimer Funds・The 

Hartford・Janus・Eaton Vanceを後にして、Bank of America

(BAC)が所有しているColumbia Managementが勝者となった。




10年ランキングのトップは、(ビル・グロス氏とやり手の課税対象確定利付き債チームのおかげで)

Pimco/Allianz・GE Asset Management・Janus・The 

Hartfordを後に、再びAmerican Fundsとなっている。




ファンド・ビジネスの巨人達はどうだったか?Fidelity・Vanguard・American

 Fundsの3大米国ファンド会社は1年ランキングで堅実なパフォーマンスを記録している。

Magellan(FMAGX)のような看板ファンドが最近良い結果を出しており、Fidelity

は15位で終えている。約450億ドルのアセットを持つMagellanは昨年18.8%のリターン

を出している。同カテゴリーの上位20%だ。このファンドは新規加入者に対して閉鎖していたが再び

購入が可能となっている。




Vanguardは18位に終わっている。American Fundsは海外資本カテゴリー6位の助けを借りて全体20位

を獲得した。




成長株・外国株・大型の海外オペレーションを行っている米国企業への強い追い風が加えて

パフォーマンスを向上させている。





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