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『裁判官の爆笑お言葉集』 長嶺超輝 幻冬舎新書 初版2007/3/30 217ページ (2007/4/25)

○内容紹介 「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。(7&Y)

○感想 著者は司法試験を7回も受けたが夢破れ、今はライターをしながら味で裁判に通う裁判フリークだという。そこで聞いた裁判官の発言80編以上と著者の感想などが書かれている。
「この前から聞いていると、あなた、切迫感ないんですよ。」(これは耐震偽装をした姉歯被告に向けられた言葉)、「今、この場で子どもを抱きなさい。わが子の顔を見て、二度と覚せい剤を使わないと誓えますか」、「もうやったらあかんで。がんばりや」(裁判長が窃盗の被告人に閉廷後被告人の手を握りながら)、「子どもはあなたの所有物ですか?社会全体の宝でしょ。」(男児虐待で監禁の罪の被告へ)、「吸いたくなったとき、家族を取るか大麻を取るか、よく考えなさい」(大麻取締法違反の被告へ)

 こうした言葉に面白いという表現は不謹慎かもしれないが、普段触れることのない裁判官たちの肉声が読めてなかなか興味深かった。 

○目次  第1章 死刑か無期か?―裁判長も迷ってる
 第2章 あんた、いいかげんにしなさいよ―あまりに呆れた被告人たち
 第3章 芸能人だって権力者だって―裁判官の前ではしおらしく
 第4章 被告人は無罪―「有罪率99.9%」なんかに負けない 
 第5章 反省文を出しなさい!―下手な言い訳はすぐバレる
 第6章 泣かせますね、裁判長―法廷は人生道場 
 第7章 ときには愛だって語ります―法廷の愛憎劇 
 第8章 責めて褒めて、褒めて落として―裁判官に学ぶ諭しのテク
 第9章 物言えぬ被害者を代弁―認められ始めた「第3の当事者」
 第10章 頼むから立ち直ってくれ―裁判官の切なる祈り

○著者紹介 (ながみね まさき) 1975年長崎県生まれ。九州大学法学部を卒業後、弁護士を目指し、塾講師や家庭教師の指導と並行して、司法試験を受験。7回の不合格を重ねて懲りる。現在はライター業の合間をぬって裁判傍聴に通う日々。2005年の最高裁判書裁判官国民審査では、対象となった裁判官6人の経歴や過去の発言、判決骨子をまとめたサイト「忘れられた一票」が各方面で大きな反響を呼ぶ。司法脱線ブログ「法治国家つまみぐい」、裁判傍聴メルマガ「東京地裁つまみぐい」 http://miso.txt-nifty.com/

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2007/5/4(金) 午前 11:38 [ 東急不動産東急リバブル不買運動 ]

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