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ぼくの読書生活 〜8月10日

ここに来て猛暑復活、暑くて読書のペースも落ちますわ。
 
 
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O・ヘンリー・ミステリー傑作選」 O・ヘンリー著 河出文庫
 
ご存知「最後の一葉」でおなじみ(実際に作品が読まれているかどうかは別ですが)、O・ヘンリーによるミステリー関連作品を集めた短編集。ミステリーといってもフーダニットな正統派というよりは犯罪をテーマにしたちょっとヒネった短編って感じ。「最後の一葉」にも通じる心温まる読了感の作品も多くてグッド。こんな作品を書いた人が公金横領で逮捕歴があるとはとても思えませんねぇ。
 
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青い剣」&「英雄と王冠」(ダマール王国物語1・2) ロビン・マッキンリイ著 ハヤカワ文庫FT
 
ファンタジー世界を舞台に少女の冒険&成長を描いた作品。綿密な世界観の描写と魅力あるキャラクター、見た目のイメージとは異なりかなり本格派の内容。とくに「英雄と王冠」は主人公の女の子の葛藤や苦悩が読んでて痛々しいくらいで素晴らしかった。残念ながらどちらも絶版。とくに2巻は中古でもあまり見かけません。トホホ…
 
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残像」 ジョン・ヴァーリィ著 ハヤカワ文庫SF
 
SFファンにはおそらくおなじみの作家による最初に刊行された短編集。どの作品もSFならではのセンス・オブ・ワンダーに溢れたさすがな内容。とくに聾唖者が自分たちだけで築き上げた独自のコミュニティを描いた表題作は衝撃の内容。SFの多彩な魅力を堪能できる1冊だと思う。
 
 
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隠し部屋を考察して」 エリック・マコーマック著 創元推理文庫
 
どう説明すればいいのか困る不思議な作品の数々が収録された短編集。ジャンル分けすれば幻想文学ってことになるのでしょうが…得体の知れないまま始まって得体の知れないまま終わる不思議な感覚の作品が多くて面白い。こうしたヘンな作品を文庫で出してくれる創元推理文庫はやはりクールな出版社だと思いマス。ちょっと高いけど。
 
 
というわけで今回のプラス5冊。
 
 
現在の積立額…1万200円

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4コマ その140

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第140弾
 
じつに1年8ヵ月ぶり。
 
中学生の姪がいるんですが、ここにきてイラスト制作に興味を持ち始めてまして。イラスト関係の参考書に書かれている「マンガのストーリーの書き方」なんて部分を読んでたりして。
 
というわけでここはいっちょ俺が手本を見せてやろうじゃないかってわけで。
 
で、怪盗66面相、久々の登場!
 
だけど捕まっちゃったんでまたしばらく出てこないでしょう(笑)
 
 
 

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ぼくの読書生活 〜8月5日

ちょっと古いネタになりますが、去る7月24日に地デジ完全移行が行われました。これに伴い、というかこれを機にぼくはテレビとオサラバすることになりました。
 
まあここ数年は競馬中継くらいしか見てなかったんだけどさ。見られなくなってもちっとも困らない。
 
以前からよく「テレビ見ないで何やってんの?」と聞かれることが多くて「本読んでるんだよ」と答えているのですが、「本読む以外に何やってんの? 」と続けて聞かれることも。本を読まない人間には一日中本を読んでいるってことが理解できないらしい(苦笑)
 
ぼくに言わせれば家にいる間ずっとテレビを見続けている方がよっぽど理解できんのですが。そもそもいいトシこいた大の大人が1日何時間もテレビ見るなんておかしいじゃねえか、他にやることないのかよ。とか、高視聴率番組だと日本人の3〜4人に一人が同じ時間帯にテレビの前で同じ番組を見ていることになる、それって気持ち悪くね? とか思うですが。
 
まあこんなこと書くとヒンシュク買うんだろうな。
 
テレビを見ないため知人・友人同士とも話がかみ合わないことが多く、飲み会などでも会話についていけずにポツーンと取り残されることが多い今日この頃。これからますますわが道を突っ走ることになるでしょう。
 
依怙地さにも拍車がかかるはず。
 
こうご期待。
 
というわけで、読書のペースに紹介がすっかり追いつかなくなっている今日のごろ、かなり前に読んだ本の紹介。
 
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女と蛇―表徴の江戸文学誌」 高田衛著 筑摩書房
 
西はメリュジーヌから東は安珍・清姫説話まで、女と蛇を結びつけるケースが多く見受けられますが、その内実を江戸時代の作品をおもな分析対象とすることで扱った本。女性の社会的な立場や否定的なイメージも絡めてさまざまな側面からアプローチ。なかなか興味深い内容となっています。
 
なお、取り上げられている江戸時代の作品(山東京伝や曲亭馬琴など)の作品の多くをこれまで読んだことがある自分がチョット偉いと思いました(笑)。
 
 
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グリーンマン―ヨーロッパ史を生きぬいた森のシンボル」 ウイリアム・アンダーソン著 河出書房新社
 
ヨーロッパでは自然信仰の名残として「グリーンマン」という奇怪な表象が長らく生き延びてきました。キリスト教の弾圧を受けつつも巧みにその内部に入り込み、人々から信仰されてきた経緯が記されています。表紙のような彫刻が教会建築にさりげなく盛り込まれていることも多く、古代〜中世にかけてのカトリックの僧侶たちは意外に寛容(でしたたか)な面を持っていたことも知ることができます。地味なテーマながらヨーロッパ人の精神に触れることができるなかなかの好著。
 
 
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史跡で読む日本の歴史4 〜奈良の都と地方社会〜 佐藤信編 吉川弘文館
 
ここのところ続けて読んでいるシリーズの第4巻。タイトル通り奈良時代を対象に史跡を元に当時の社会の再構築が目指されています。ただ今回はひたすら史跡を羅列する内容に終始していたような気も。
 
というわけで今回はプラス3冊。
 
 
 
 
現在の積立額…9700円
 

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山田耕筰 「かちどきと平和」

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山田耕筰 交響曲「かちどきと平和」
 
1、序曲 ニ長調 ニュージーランド交響楽団
2、交響曲 ヘ長調 「かちどきと平和」
3、交響詩 「暗い扉」
4、交響詩 「曼荼羅の華」
 
湯浅卓雄指揮 アルスター管弦楽団
 
 
前回の読書ネタの記事で山田耕筰についてチラッと触れたので、作品を取り上げておきましょう。
そろそろ音楽ネタも書かないとマズイし。
いわずと知れた「日本近代音楽の父」
しかし抜群の知名度のわりには作品は驚くほど知られていない。
代表作は?と問われて「赤とんぼ」「待ちぼうけ」しか思い浮かばない人もたくさんいるはずだ。
しかし、言うまでもなくこの人はクラシック作曲家。それも日本のクリシック音楽の扉を開いた偉大なる先駆者。
日本人クラシックファンたるもの知りませんで済ませるわけにはいかないだろう。
幸いなことに我らがナクソスが素晴らしい録音で偉大なる山田耕筰先生の作品と接する機会を設けてくれています。
もっともこんな素晴らしい企画を海外のレーベルに持っていかれている段階でトホホなんですが。

この「かちどきと平和」は記念すべき日本人初の交響曲、そしてそんな考古的(?)価置にとどまらない音楽的な魅力も備えた素晴らしい作品です。
まずは作品の内容を。

第1楽章 Moderato 8:45
第2楽章 Adagio Non tanto e ma poco Marciale 11:21
第3楽章 Poco vivace 5:47
第4楽章 Allegro molto-Molto allegro e trionfante 10:20
 
感想を一言で言えば「いかにも日本的」。といっても和音階や伝統音楽の楽器を使用するようなわざとらしさは皆無。
いい意味でこじんまりとした、スケールの小さな箱庭的世界観と美しさが支配しています。
第1楽章の何といえない風情があるおおらかな旋律を聴けば誰もが「オッ!」となるはず。ちなみに指摘されないと気づきませんが、「君が代」の旋律が一部引用されています。
比較の対象として相応しいかどうかはわかりませんが、こじんまりとした美しさという点でシューマンの交響曲に近いかも(なお「赤とんぼ」の有名な旋律はシューマンのパクリ説アリ)。
そんな日本情緒だけでなくヨーロッパ音楽の要素も貪欲に吸収。1、2楽章で聞ける息の長〜い旋律はいかにも後期ロマン派。一方で第3楽章では国民学派(というかドヴォルザーク的)な趣きも。
終楽章では勝利を告げる華やかな雰囲気ではじまり、そのまま大盛り上がりで熱狂するかと思いきやイマイチ盛り上がりきらないまま最後は意外としっとりと終わる。
この辺は謙譲を美徳とする日本人ならではか。

ベルリン留学でヨーロッパ音楽を学んだ若き才能が持てるものを出しつくしました、的な若さとすがすがしさに溢れた名曲。
これが第一歩なら日本のクラシック音楽は前途洋洋のはず…だったのですが。
明治以降のドイツ文化至上主義がいまだにはびこり、自国の作曲家には目もくれない。残念ながら日本のクラシック市場はいまだ「目覚めていない」状態なのでしょう。
この作品が書かれたのが1912年。来年で100年、改めてこの偉大な先駆者の才能と日本のクラシック界の歴史を振り返ってみようではありませんか。

なお、前回の記事で触れた岩崎小弥太とのつながりですが、両者がたまたま同じ教師(ハインリヒ・ヴェルクマイスター)に師事しており、この師の仲立ちで岩崎小弥太による山田耕筰のベルリン留学への援助が決まったんだそうな。
岩崎小弥太は師匠の意見を素直に受け入れたのか、それとも彼自ら山田耕筰の才能に金を出す価値ありと判断したのか。その辺はわかりませんが、彼の援助が日本の音楽界にものすごい大きな役割を果たすことになったのでした。
コスト重視で金と時間をかけて人を育てることを忘れかけている現代日本。このエピソードはもっと知られていい。
 
それから耕筰先生、じつは大の占い好き。著作もあります(しかも現在刊行されている版ではあの鏡リュウジ氏が監修)。
意外にスピリチュアルな人物だったようです。
他の収録曲も語るべきところが多いのですが、またの機会にでも。
なお「序曲 ニ長調」は交響曲に先駆けた日本人初の管弦楽曲です。
 

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ぼくの読書生活 〜7月23日 その2

というわけで第2弾。
 
先週「海の日」があったので海がらみの小説を意識してチョイスして読んでいました。
 
みなさんは好きな海絡みの小説があるでしょうか。
 
個人的にはエドガー・アラン・ポーの「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」がインパクト絶大だったのですが。とくに○○食の部分が。
 
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呪われた航海
死をはこぶ航海
闇にひそむ海賊」 イアン・ローレンス著 理論社
 
海洋冒険小説の3部作。「スティーヴンスンの再来」なんて宣伝に書かれちゃ買わないわけにはいかないだろって感じ。1、2作目は冒険というよりサスペンス調。3作目は王道の冒険小説&海洋ロマン。まさにEL&Pの名曲「パイレーツ(海賊)」の世界…って言っても通じないか(笑)
海洋小説が好きなら大人から子どもまで年齢を問わず楽しめるはず。
 
昨年経営破たんしてしまった理論社、ぜひとも頑張って建て直してもらいたい。エールの意味も込めてプッシュしておく。
 
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幽霊船から来た少年」 ブライアン・ジェイクス著 早川書房
 
有名な「フライング・ダッチマン」(サッカー選手じゃないよ、ワーグナーの方)の船に乗り合わせていた少年が永遠の命を与えられた上で船から脱出し、世界各地で困っている人を助けるって話。海洋小説は最初の6分の1程度。でもおもしろい。作者はネズミが主人公のファンタジー小説「レッドウォール伝説」でおなじみ。
 
やっぱり海はいいね。ロマンがある。
 
というわけで、今回はプラス4冊
 
現在の積立額…9400円
 
 
 

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開設日: 2005/9/19(月)


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