Dr ミカのメモ帳: 脳・栄養・心 (発達障害・特別支援教育)

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ADHD対処法:トークン・エコノミー・システム


親しくしているアメリカ人の方が、孫2人の話をしてくれたことがあります。
公立校だったらLDとADHDのラベルをつけられる可能性があると思いましたが、
教会が運営する学校で、ベテランの教師たちが適切に学習指導をしたこと知りました。

長男は、鏡文字を2年生でも書いていました。話を聞いた時、どうなるのかしらと思いました。
1年生の担任が「今まで教えたことのない子」という印象をもち、
英語の時間はカウンセラーが個人指導しました。
学習指導に効果があり、小学校高学年では問題がなくなりました。

年子の次男が1年生になったとき、同じ担任が対応に苦慮しました。
アメリカでは、教師の担当学年は変わらず、同じ学年を受け持っています。
1年生担当のベテラン教師が、次男のADHDの行動に対応したことを
おばあちゃんが話してくれました。

トークン・エコノミー、・システムというやり方で、ADHDのような行動をする
子どもたちを普通学級で「学ぶ態度を身につける」ことに成功した例です。

次男は、授業中歩きまわる、先生が話している最中に話し出し授業を頓挫させる、
授業中周囲の子どもたちにちょっかいを出す、などの行動をとり、授業を脱線させ、
教師は対応に悩みました。そこで、トークン・エコノミー・システムを取り入れたのです。

この次男のためにというのはまずいので、同じような子を2人を選んだとのこと。
3人の子どもにルールを説明し、どんなときに注意し、シールを貼るかなどを説明。
7つまでOKで、8つ以上のシールをもらうと罰があるという約束でスタート。

次男は家に帰ると、まず、ママにシールの報告から話し始めたそうです。
今日は10つももらっちゃた。今日は8個だったよ。
残念、もう少しだったのに、8個もらっちゃたよ。
今日は危なかったけれど、7つだったよ。
今日は、5つだったよ、本当はもっとあったけれど、よくできましたって、ほめてくれて、
先生が2つシールをとってくれたんだよ、と報告していたそうです。

授業中、彼らが話し出したり、周囲にちょっかいを出した時に、すかさず、教師は
「○○くん」といい、黒板横に貼ってある表に、シールを貼ります。
彼らは「何で注意されたのか」を自覚し、「しまった」と思うようです。

1学期間、トークン・エコノミー・システムを使い他の2人には効果がありましたが、
次男はまだ学習態度が身についていないのでママと対策を話し合い、
そこで、ママが次男の行動に問題があった時に注意することにしました。

3人の子どもたちの勉強をママがみるということで、クラスの子どもたちには、
「先生のお手伝いをする」と紹介され、ボランティアが始まりました。
教材を作って持っていったり、勉強につまづいている子どもたちに教えたりして、
担任教師から「教え方が上手」と評価され、今では、学校で働くようになりました。

次男が2年生になったときに、学校から2人の授業料を払わなくていいから、
学校で働いて欲しいと依頼されて、1年生の教師のアシスタントをするようになり、
教師の資格を取るために、大学に通うようになりました。

この2人の子どもたちは、サッカー選手、野球の選手としてチームに
重要な存在として活躍している、とおばあちゃんの話。

トークン・エコノミー・システムと親との協力によって、
ADHDのような行動をする子どもたちが、
学習態度を身につけることができたのです。


家庭でできるトークン・エコノミー・システムを説明しているサイトがあります。
「ADHDの子どものしつけ方を考える:ペアレント・トレーニング」という
ホームぺージの中に、「ポイントシステム」というページで説明していますので、
興味ある方は、リンク先をご覧ください。


「ADHDの子どものしつけを考える:ペアレント・トレーニング」
ポイントシステム
http://homepage3.nifty.com/asakuratown/pt/parent08.htm

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