Dr ミカのメモ帳: 脳・栄養・心 (発達障害・特別支援教育)

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(本) ゲーム脳の恐怖

テレビゲーム中の脳波をとって、データを研究した
森昭雄・日本大学大学院教授の著書「ゲーム脳の恐怖」を
子育てをしているお母さんたちに、読むことをお薦めします。

「まえがき」 の一部を、引用します。

私たちは、テレビゲームおよび携帯型ゲームという機器を使用しているときの、
前頭前野(脳の前の部分)の活動を調べた結果をまとめました。
この部位は、最近のキレる問題とも関係が深いところだと思います。

本書では、これまで心配されてきたテレビゲームの影響を、
始めて目に見えるかたちで表しています。
驚くことに、テレビゲームのなかには前頭前野の脳活動を
あきらかに劇的に低下させるものが多いことがわかったのです。

このままこれを放置していると、テレビゲームに熱中しすぎる子どもたちは、
キレやすく、注意散漫で、創造性を養えないまま大人になってしまうと思われます。
さらに若年性痴呆状態を加速する可能性が高くなるのではないかと危惧しています。
現在の目覚しいIT革命は、子どもたちの限りない潜在能力を
削り取っている可能性があると考えられます。

これが幼児期であればあるほど、深刻な問題に陥ると思われます。
わたしたちはもう一度、未来ある子どもたちが、
空想の世界で生きるよりも自然の世界を大切にし、
五感を働かせてのびのびと野山を走り回り、
親子や友達とのふれあいを大切にするような
教育について考え直す必要があります。

ゲームのボタン操作による機械との対話ではなく、
直接人間同士がふれあい語り合うことが重要なのです。

私の友人がこんな話をしていました。
子供が自分で飼育しているカブトムシが死んでしまい、
親が悲しんでいる様子を見て、
「パパ、電池を交換すればいいよ」
と真剣な顔で言ったそうです。

この話に私は非常に強い衝撃を受けましたが、
子どもの脳に異変が生じていることは現実なのです。

本書では、はじめに脳のしくみをわかりやすく解説しています。
そのうえでテレビゲームが、前頭前野の細胞活動を表す脳波(β波)
にどう影響を及ぼしているのか、さらに、
全身運動が前頭前野の活動に及ぼす影響についても解説しています。

本書が少しでも子どもの未来のお役に立てば幸いです。
1章 ゲーム中の驚くべき脳波の変化

2章 人間らしさは前頭前野にあり

3章 ゲーム中の脳波、四つのタイプ

4章 β波を上昇させるゲームもあった!?

5章 体を動かせば脳も動き始める

6章 ゲーム脳人間とキレる脳のしくみ

7章 健全な脳を育てるために、今できること

ゲーム脳の恐怖  森昭雄  NHK出版

この記事に

閉じる コメント(28)

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ピータン様、コメントをありがとうございます。
上記の本を読むことをお薦めします。
貴女が書いてあることも、本の中で説明しています。

「ゲーム中毒は幼児期に形成」
「育てたい前頭前野のワーキングメモリ」
など参考になる内容です。

「健全な脳を育てるために、今できること」は
子育てに参考になる内容です。

2008/11/9(日) 午前 8:30 us2*ne*s 返信する

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BUGINNOSE先生、転載とポチをありがとうございます。
森昭雄教授は、脳神経科学が専門で、簡易型の脳波計を開発。
この脳波計が使えるかを試すために、これを設計した人たち
8人の脳を計測し、「脳の活性がない」データになり、ビックリ。
他の人たちに試したら脳波計は使えると確認できたとのこと。
この時から、ITを使う人たちの脳を調べるようになったそうです。

2008/11/9(日) 午前 8:42 us2*ne*s 返信する

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Don't be memo様、トラックバックをありがとうございます。
リンク先とトラックバックを読みました。

この本を読み、森昭雄教授はお母さんたちに
小さい子どもたちは体を動かす、
特に幼児たちは体全体を動かす、
テレビゲームは、脳の発達時期である
小学生以下の子どもたちには
なるべくさせない方がよい、
などを解説しています。

このブログは、お母さんたちに参考になると思える情報を
本やサイトを紹介するという形で発信しています。

でも、お気に入りの登録をしてくれた方たちは、
理数系の男性の方が多いのですが。

2008/11/11(火) 午前 9:51 us2*ne*s 返信する

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続きですが、
森昭雄教授は本の中で「ゲーム脳」の定義を説明していますが、
あなたの「ゲーム脳」の定義とは違うのでは?と感じました。

森教授は、大学生たちの脳波をとり、
4つのパターンがあることを知りました。
ゲーム中に、前頭前野の活動が低下し、
ゲームを終了しても前頭前野の活動が低下している
つまり、脳の働きが悪い人達がいることを解説しています。

そして、この学生たちの80%が、自分はすぐキレる、
すぐ忘れ、忘れ物が多いなどをコメントしているとのこと。
この学生たちは、長年、テレビゲームをしており、
このようにならないようにと警告をするために
森教授は、この本を書いたようです。

この本に対する受け止め方が、貴方と私で違うようですね。
この本を、貴方は読みましたか?

「ゲーム脳」という言葉の解釈に違いがあると感じています。

2008/11/11(火) 午前 10:10 us2*ne*s 返信する

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Interdisciplinary様、トラックバックをありがとうございます。
本に、著者の経歴が記載されており、その肩書きを書きました。
本の中に、森教授が開発したという簡易脳波計の写真も載っています。
でも、この脳波計に関する評価および、森教授の業績については
知りません。
貴重なご意見をありがとうございます。

2008/11/11(火) 午前 10:20 us2*ne*s 返信する

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はじめまして。

>この脳波計に関する評価

森氏が「ゲーム脳」の中で用いている「脳波計」については、以下のページが参考になると思います。
ちょっと専門的なところもありますが、森氏の「脳波計」が実は「筋電計」であることについて、詳しく書かれています。

http://www.kenn.co.jp/qa/game/eeg_5.htm 削除

2008/11/11(火) 午前 10:42 [ A-WING ] 返信する

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A-WING様、興味深いコメントとリンクをありがとうございます。

2008/11/11(火) 午前 10:48 us2*ne*s 返信する

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A-WING様、リンク先の記事を読みました。
大変興味深い内容です。
後で、じっくり、他のページも読みます。
リンクをしていただき、うれしいです。

2008/11/11(火) 午前 11:09 us2*ne*s 返信する

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ミカさんへ 簡単に2つだけお話させてください。

1)スポーツの効能や利点を主張するだけならば、テレビゲームの害悪を主張するのは蛇足です。
>小さい子どもたちは体を動かす、
>特に幼児たちは体全体を動かす、
ってことなら松岡修造がやっているようにスポーツの啓蒙をするべきです。 削除

2008/11/11(火) 午後 9:41 [ anomy ] 返信する

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続きです
>森昭雄教授は本の中で「ゲーム脳」の定義を説明していますが、
>あなたの「ゲーム脳」の定義とは違うのでは?と感じました。
に関して
「ゲーム脳」って言葉の定義は明確ではない、ということではほかの方の意見と同じです。が、
2)森昭雄が私anomyを「診(察す)れば」、「ゲーム脳」と断言するだろうと推測します。
理由はanomyが
(1)幼少期よりADHD的気質で「キレる子」として生きてきたこと
(2)現在も成年ADDとしてキレやすく、落ち着きのない人格として日々生活している(抑うつと睡眠障害がおまけについてきている)こと
(3)ゲーム好きだったこともあるが、本職はVDT作業者の端くれであること(パソコン使って仕事してるってことね)
ってことから。
ようするに、パソコンやゲームやケータイをよく使ってる人が落ち着きがなかったりキレやすかったりすれば「ゲーム脳」って言われるってことです。 削除

2008/11/11(火) 午後 9:42 [ anomy ] 返信する

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まず、coi*ro*さんのコメント
「科学的証拠がない」を読んだ時、
いい線をいっている、と思いました。

また、「ゲーム脳」という言葉に飛びついたと感じ、
定義が森教授と違うのでは、とコメントを書きました。
つまり、ミスコミニューケーションを感じたのです。

森教授は、データから「ゲーム脳人間タイプ」は
週4回以上、1日2〜3時間、10年以上の経験者たちであったと説明。

「思考する脳」である「前頭葉」の働きが悪くなっっていることを
危惧し、小さな子供をもつ親たちに、啓蒙書として書いたと解釈しました。

推論で書かれた文章もあり、理科系の人たちが読むと
突っ込みたくなる部分もあるでしょう。
論理の飛躍では、と感じた文章もあります。

2008/11/16(日) 午前 7:06 us2*ne*s 返信する

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anomy様、コメントをありがとうございます。
貴方が気づいたように、「ゲーム脳」の定義はないようですね。
それぞれが自分流に解釈し、「ゲーム脳」という言葉が
ひとり歩きしている現状があるのではないでしょうか?

子どもの脳の専門家である、金澤治先生(埼玉医科大学精神科助教授)から、「デジタル家電が子どもの脳を破壊する」という著書をいただきました。

金澤先生は、小児てんかんの専門医ですが、脳のわかる精神科医を育てたいとリクルートされ、若い精神科医たちの指導と「こころのクリニック」で、子どもたちの治療もしている医師です。

送ってくださった本のタイトルを見て、ビックリしましたが、
とても分かりやすく、興味深く読みました。
この本の中に、「キンドリング効果」の説明があり、紹介しようと
本を開いたら、最後のページに次のことが書いてありました。

2008/11/16(日) 午前 7:20 us2*ne*s 返信する

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「このへんの結果は、後述するようにいまから10年後に
文部科学省の研究班が種明かしをしてくれるものと思います。
すでに、この時点で、もはやネコやネズミの段階ではない、
一般の子どもたちをサンプルにした、実際の生活の中での
メディア社会といわれる環境に置くという方法で、
壮大な実験が始まっているともいわれます」(ページ157)

「文部科学省は、IT機器(TV・ビデオなど)が
幼児期の脳におよぼす影響について1万人を対象にして
今後10年間追跡調査研究を行なうことを始めました」
と後述しています。

この本は2005年1月に発行された本ですから、
2015年にこの研究結果が発表されるでしょう。

2008/11/16(日) 午前 7:31 us2*ne*s 返信する

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松岡修造さんは、何を専門としている方ですか。
どんなスポーツを、啓蒙しているのでしょうか?

実は、私はアメリカに住んでおり、日本の現状は
新聞とインターネットで知る状況です。

「からだを動かす」を「運動する」と解釈されたようですね。
森教授の言わんとすることと違うと思います。

文面から「遊ぶことの重要性」を伝えようとしたのです。
大脳生理学者たちが、同様なことを啓蒙しています。

今、手元に金澤先生の本「デジタル家電が子どもの脳を破壊する」
がありますので、前頭葉前野の説明を引用します。

2008/11/16(日) 午前 7:42 us2*ne*s 返信する

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「子どもの遊びは、前頭葉前野を刺激するといわれます。
一般的には感覚器でとらえた刺激をもとに、
脳が(適当に?)判断をして、運動やを通じて
筋肉運動をして対応するというメカニズムになっています。
多くの行動は、このルートにより対応しています。
これを「自動ルート」といいます。」(196ページ)

(森医教授は、運動野と感覚野を研究する学者です。)

「もう1つ、これとは別に、「思考ルート」というものがあります。
感覚器で受け止めた情報を、「前頭葉前野」を通じた後に、
運動野を通じて筋肉運動をするルートです。

子どもたちの「集団遊び」では、
この思考ルートが使われることがわかりました。
音読や計算なども、この思考ルートを刺激するといわれます。
身体を使って遊ぶことが、子どもにとって重要なことが
再確認されたわけです。」(196ページ)

森教授がメッセージと重なりますね。

2008/11/16(日) 午前 7:59 us2*ne*s 返信する

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大脳生理学者の大島清・京都大学名誉教授も
脳の発達期である9歳までの遊びの重要性を
説いています。
五感を発達させることの重要性を本や雑誌などで説明しています。

「本の紹介」欄で、大島先生の本を紹介しました。
興味のある方は、ご覧下さい。

2008/11/16(日) 午前 8:03 us2*ne*s 返信する

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上記したように、コメントからミスコミュニケーションを感じ
長いコメントになりました。

「同じ言葉」を使っても、会話している相手とは「違う意味」で話すと、
話が噛み合わず、「すれ違い」が生じてしまいます。
私は、コメントから「言葉のすれ違い」を感じましたので、
ミスコミュニケーションを訂正したく、長いコメントになりました。

上記の金澤先生の本の中にある「キンドリング効果」を
「子どもの脳」欄でご紹介しますので、
興味のある方は読んでくださいね。

他のサイトや本では、得られない情報になると思います。

2008/11/16(日) 午前 8:17 us2*ne*s 返信する

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「デジタル家電が子どもの脳を破壊する」
という本の中に、「キンドリング効果」
について説明しておりますので、
そのページを紹介しました。

興味する方は、リンク先でお読みください。

http://blogs.yahoo.co.jp/us23news/46218930.html

2008/11/18(火) 午前 7:13 us2*ne*s 返信する

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これ、大分、前の記事ですが今尚・・更にと言った方がいいか、我が家でも深刻に考えてます。

転載しました。

2015/3/17(火) 午前 10:00 esumakku21(2) 返信する

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> esumakku21(2)さん
大事なことですね。
転載をありがとうございます。

2015/3/17(火) 午後 0:42 us2*ne*s 返信する

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