どうせあまのじゃくですよ〜。

花のいろは うつりにけりな いたづらに 我が身よにふる ながめせしまに … 小野小町

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2007年10月11日

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沖縄県民集会の参加人数がどうしたって?

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民俗学者の大月隆寛氏が、産経新聞の『産経抄』をお手本にしたのだろう。【「11万人」発表の「歴史認識」】という記事をコラム『断』に書いていた。前から、その内容もさることながら文体が嫌いでたびたびブログで架空の会を試みていたが、今回も同様である。

【「11万人」発表の「歴史認識」】(10月11日産経新聞朝刊より)   

大月:   沖縄の「集団自決」が「軍の強制」だった、という教科書記述を削除するかどうかをめぐって、先日現地で開かれた県民集会の参加人数が「11万人」と報じられていた件、です。その数字って水増しじゃないの?という素朴な疑問が主にインターネットを介して提起され、寄ってたかっての「検証」沙汰(ざた)で疑惑はさらに拡大中。県庁以下、地元自治体が半ば業務のような形で「協力」し、まるで県民の義務のような空気さえつくられていったこと、本土から大挙して「運動」団体が動員されていたこと、なども暴露されつつある。

うしどし: 先の戦争末期、沖縄住民の集団自決に日本軍が無関係だという人は、あまりいないと思う。だが、軍の強制はなかったと思いたい人は少なからずいる。大月氏もその1人なのであろう。そう思うなら素直に主張すればいいのに、この人は沖縄県民の抗議集会のあり方を持ち出して憂(う)さを晴らしている。デモや抗議集会の場合、主催者側と警察側の参加人数の発表が食い違うのは常識である。高校の日本史教科書から、沖縄住民の「集団自決」に「軍の強制」があったという記述が削除・修正されたことが、沖縄県民の逆鱗に触れたことは確かである。ことは単に歴史認識の違いだけではなく、基底には本土に対する積年の怨念があると考えるべきだ。抗議集会に主催者側が発表した11万人が参加したかどうかは私にはわからないが、警察の把握している人数が4万3千人である。警察はなるべく少なめに発表するものだが、この際、仮に4万3千人としよう。それでも大変な数字であると思わないか。県庁やその他の自治体を巻き込んだ大抗議集会である。警察も県民感情を考慮して参加人数発表の公式発表を控えているという。それだけ県民の怒りが強烈だったということである。ちなみに沖縄県の人口は2006年で136.8万人である。4万3千人の参加ということは全人口の約3%である。東京都であれば、約38万人が参加したことになる。水増しがどいうのこうのと言うこと自体が無意味だと思う。

大月:   まあ、この種の政治がらみの「運動」には立場を問わずつきものの仕掛けなわけで、関係者には「何をいまさら」でしょうが、でも、事実かどうかも含めて、そういう政治がらみの舞台裏が判断材料として国民同胞に広く知られるようになるのは、まさに「情報公開」。ネット環境の普及がもたらした新たな「民主化」の一端です。

うしどし: 大月氏の情報源がインターネットであることに文句を言う気はないし、ネット社会がもたらした情報の「大衆化」が「民主化」の側面を持つことも異論はないが、民俗学者を看板に掲げているのであれば、ぜひ現地に行って地道な調査をすることを勧める。

大月:   なのに、地元沖縄のメディア以下、その「11万人」を公式発表として広めてまわった自称「良心的」で「リベラル」なあの新聞、このテレビ局は軒並み、疑惑をひたすら黙殺。居丈高に「格差社会」を糾弾、中央/地方の平準化を唱えながら、おのれに都合のいいこういう「格差」は放置温存なわけで、二枚舌もここに極まれり。そんな彼らこそがほかでもない、当の沖縄県民を、その戦争体験も含めた「歴史」を最もバカにしています。

うしどし: わかりにくい表現は嫌いである。朝日新聞・朝日放送・沖縄のメディアは二枚舌を使う偽善者と言えば済むことだ。何の脈絡もなく流行の「格差」という言葉を使えばいいというものではない。リベラルな連中が沖縄県民を最も馬鹿にしているもクソもあるか。あなたこそ読者を馬鹿にしている。 

大月:   今回の「11万人」公式発表という事態もある意味、かつての「集団自決」と共通の背景で起こったことかもしれない−−そんな、そうそう変わりようのないわれらの“ココロの習慣”の水準もまた、真の「歴史認識」の一環として重要なはず、です。

うしどし: 普通の日本語で「11万人」公式発表と「集団自決」の共通の背景とやらをはっきり述べなさい。まったく手間のかかる民俗学者だ。



※参考資料 

『産経抄』(10月3日)

拝復 朝日新聞論説委員室さま。9月28日付夕刊の「『産経抄』の良心」と題されたコラムを拝読しました。安倍退陣について「靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けたあなた方の身びいきこそ、(安倍氏に)重荷だったのではないか」とご指摘いただきましたが、物は言いようだとつくづく感心致しました。

▼「事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく」ともご忠告をいただきましたが、その言葉はお返ししなくてはなりません。そう、先月29日に開かれた沖縄戦での住民の集団自決をめぐる教科書検定への抗議集会の報道ぶりです。

▼貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。

▼抄子は宜野湾市内にある会場を何度か訪ねていますが、会場の面積は約2万5000平方メートル、つまり160メートル四方に過ぎません。当日の航空写真を見ると空きスペースもあり、どう数えれば11万人にもなるのでしょう。

▼もったいぶってすみません。関係者によると、参加者は最大で4万3000人だそうです。沖縄の警察は、主催者の反発を恐れてか真実を発表できないのです。江藤淳先生が生前、指摘された「閉された言語空間」がなお存在するようです。

▼主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。そうそう、貴紙は論調の異なる読売、日経とネット事業や販売部門で提携されるそうですね。思い切った決断に拍手を送りますが、新聞でもネットでも事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく。 敬

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