丑の戯言 栗田英二

動きが鈍く、出不精だった昨今、そろそろ目を覚ますかな。

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2012年1月27日

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雪の近江八幡掘

 滋賀県の近江八幡市へは、仕事がてら何度か旅した。

 その折、一度だけ同市の観光名所でもある「近江八幡掘」へ行ったことがある。

 そこでの印象が深く、時折りこのお堀を思い出したりしている。

イメージ 1


 上の画像がそのお堀を撮った『湖畔の声』最近号の表紙だ。

 近江兄弟社グループの湖声社発行の月刊誌で、
 毎号、その表紙には近江八幡界隈の近映が載っている。

 林満さんの撮影によるもので、それも毎号の楽しみだ。
 で、同氏は「今月の表紙」と題する欄にこう説明している。

 「八幡堀は水運の手段として長い間にわたって利用されてきましたが、
 近年、運河として使われなくなると、次第に荒廃し汚泥が溜まり
 水質が悪化してしまいました。

 一時は埋め立ての計画もありましたが、市民らの保存運動により浚渫工事が行なわれ、
 美しい景観が蘇りました」

 そうか、蘇った堀であり運河だったんだと改めて感心したわけ。

 昔は琵琶湖を往来する貨物用の船舶が近江八幡に寄れるよう築いたのだ。
 しかし、時代とともに船便が途絶え、堀一帯が荒廃したのだろう。

 それが市民運動によって復元され、今では同市の観光名所になっているし、
 時代劇映画のロケ地としても活用されているのだ。

イメージ 2


 ぼくが初めてこのお堀端に行ったとき、足が釘付けになったのは、
 お侍姿の役者が数人、そこに屯していたから。

 時代劇の撮影が進行中だったのだろう。

 眺めているうちに時代が逆行したような錯覚にとらわれたもので、
 こんなロケ地が今でも息づいていることに感動もした。

 それが寒い昨今、雪交じりのもと、上の表紙にあるような詩的な状景を呈している。
 遠い昔が蘇るように。

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