丑の戯言 栗田英二

動きが鈍く、出不精だった昨今、そろそろ目を覚ますかな。

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2012年2月18日

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八神純子に聴き惚れて

 20数年前になろうか、ニューヨークからJALで帰国したとき、
 機内で聴いた歌が今でも忘れられない。

 さびしい一人旅だったので、ヘッドフォンを耳に付けたままで、
 聞き惚れてしまった歌と歌い手を発見したからだ。

 八神純子の「♪パープルタウン」である。

 この歌手に関する予備知識はまったくなかったが、
 躍動感とともに憂いを帯びたこの歌のインパクトがあまりに強くて。

 つい前日まで滞在していたニューヨークの早暁を謳いあげている気もした。
 それで何回も繰り返し聴いたのだ。

イメージ 1


 あれからしばらくして日本でだが、この歌手をテレビで観たり、
 ラジオで聴いたり出来るようになった。

 売れっ子になっていたのだ。

 その当時の印象は、情熱的で情感豊かな歌いっぷりとは裏腹に、
 いかにもお嬢さんぽく、可愛らしかった。

 自らキーボードを弾きながら歌う歌は、ほとんど自作自演なのを知り、
 一層、ファン度が増していった。

 しかし(と言ってはなんだけど)アメリカ人青年との恋愛が伝えられるようになり、
 勝手ながら気分は複雑になっていった。

 やがて二人は結ばれ、彼女はアメリカへ行ってしまう。

 カリフォルニア州の彼の地盤で暮らし始め、以来、20年以上を経ただろうか。



 ここで話は本筋に入る。

 今週の火曜日だったか、驚くべきことを耳にし、目にした。

 初めは午前中で、当プログで最近2回ほど触れた『ゆうゆうワイド』に出たのだ。
 
 来日中であることも、このTBS番組に出ることも知らなかったが、
 大沢悠里の質問に堂々と答えているではないか!

 そして、その日の昼、NHKテレビの『スタジオパーク』でも突然、
 目にしたときには、もっと驚いた。

 いくら年輪を経ていても、あのお嬢さんぽさは変わらず、
 にこやかにインタビューに応じていた。

 幕切れでは、キーボードの前に座り、歌って聴かせてくれたりもした。

 ぼくは胸が詰まるようであった。

 思うに、彼女の来日を知ったTBSとNHKは、早めに手をまわして招き、
 看板的番組に出演させたのだろう。

 そして、話の中に八神純子は東日本の被災地へ慰問しに回ったそうだし、
 来月には東京での公演も予定されているという。

 あらためてこのシンガー・ソングライターの動きに感心もした。


 因みに、彼女の歌で好きなのは、前記「♪パープルタウン」のほか、
 「♪みずいろの雨」「♪ポーラスター」「♪思い出は美し過ぎて」か。

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