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またまたローマの雪の話。
前回のこの欄で、大雪に見舞われたローマの様子を伝えた。
ところが、その4日後、同じ場所から撮った写真が送られてきた。
いつものイタリア通信員からで、前回分と見比べると分かるが、
さしもの大雪が溶け始めているではないか。
なんとまあ、春の訪れを思わせるような雪景色。
大雪に見舞われた日本の北国も、早く雪解けになるといいのにと思ったりする。
ところで、蛇足になるけれど、昭和20年代の終わりごろだったか、
東京が未曾有の大雪に見舞われたことがある。
我が家が港区青山にあった頃で、印象的なのは、平坦な積雪ではなく、
家々の塀やら玄関先にうず高く積もるような雪だった。
道路上に平坦に積もるような雪ではなく、強風のせいで片寄って。
そんな豪雪は珍しく、少年だったぼくは戸外に飛び出した。
大雪がよっぽど嬉しかったのだろう。
しかも、裸足同然で、ズボンの裾までまくりあげて。
そして、ルンルン気取りで近所を歩き回ったわけだが、
向こうからやってきたオバサンが目をひんむいた。
そして、「あらっ、裸足で大丈夫?」と小声で驚く。
で、ぼくは得意げに「平気だよ!」と返す。
なんだか誇らしげだったのだ。
無鉄砲だった少年時代が思い返される一件だった。
今となっては寒波襲来でもあると、ちぢこまっている自分だが、
ガキの頃は好奇心が先立ち、寒中に飛び出せたのだろう。
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