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すったもんだどころか、ドタバタ劇で醜態をさらしてしまった日本ラグビー協会。
先日、W杯アジア最終予選の日本代表選手が発表された。なんともこの大事な局面に、臨時ヘッドコーチで挑まなければならないとは、情けない限りです。
太田臨時HCは、GM業と兼任らしい。そんな大事なポスト2つを1人の人間に任してしまっていいものなのだろうか。GMの意味がないような気がしないでもないが…ホントお粗末な限りです。
それにしても、フレッシュな面子が揃いました。さすがに学生は選ばれなかったが、つい最近まで花園や国立で活躍していた選手ばかり。協会の醜態とは裏腹に、着々と若い芽が育ってきているのは頼もしい。
トップリーグは、前期を終え、東芝府中とサントリーが一歩抜け出している感もあるが、代表選手は各チームからまんべんなく選ばれている。プロ化によるトップリーグの開幕から、チーム毎の実力差が均衡してきた表れかもしれない。それが、レベルアップと言えるかどうかは、来年のW杯の結果如何としておきますが。
もちろん、W杯へ第1回目から連続出場している日本が、今回でその記録を途切れさすことは許されない。まぁ、臨時HCで挑むくらいだから、余裕たっぷりなんだと、とらしてもらいますが。
そして、日本代表選手が発表されたその日に、次期HCにジョン・カーワン氏が濃厚だとマスコミから発表された。日本代表選手が発表された日に、それを選ぶべきポストの人が選ばれるなんて、なんとも変な話です。自分でもよくわからんようになってきました。
正直、日本代表の面子より驚きました。えっ、また外国人HCなのかって…その前のフランスの方に散々な目に合わされたんじゃなかったんでしょうか?今度はニュージーランドの人やから大丈夫ってか…
もちろん、カーワン氏への批判ではありません。彼は第1回W杯でオールブラックス(ニュージーランド代表)のウィングとして、優勝に貢献したらしい。指導者としてもイタリア代表の監督を務めたこともある。名実とも日本代表HCとして、何ら問題ない。
日本でもプレーした経験をもち、現在はトップリーグのNECとアドバイザー契約を結んでいる。前のHCのように、日本を、そして日本ラグビーを蔑んでいることもないだろう。もしかしたら、親日家なのかもしれない。
じゃ、何の問題があるのか、と問われても私にはちゃんと答えることはできない。
ただ、それだけ外国人監督に固執する必要があるのかと…
確かに日本代表は今まで日本人監督でW杯に挑み続け、芳しい結果を残せていない。平尾、向井というカリスマですら世界の舞台では勝てなかったことに対して、悲観的になるのもわかる。でも、私は彼らが最善を尽くして(もちろん選手も)、あの時点では最高に近い結果を残しているとも考えている。
それを、強豪国から指導者を招聘すれば、強豪国に太刀打ちできると考えてしまうのは、あまりにも安易過ぎやしないだろうか。
サッカー日本代表は、外国人監督を起用し、大成功を収めたと言える(認めていない人もいるでしょうが)。ただ、それは日本サッカーの歴史が浅いこと、世界の指導者のレベルが高いこと、招聘された監督が日本人の特性を活かし、そして見出していたことなど、多くのプラス要因が働いたからだとも考えられる。
果たしてラグビーの世界でも、それは適応するのだろうか。
まず、日本ラグビーには長い歴史がある。プロ化に至ったのはつい最近ですが、冬の人気スポーツとして君臨し続けた。
そして、日本ラグビーが世界レベルで太刀打ちできなかったのは、日本人監督の戦術眼が他の国の監督より優れていなかったからではない。ネガティブな言い方をしてしまえば、戦術どうこうでどうにかなるレベルの差ではなかったということだろう。むしろ、日本人ならではの特性を存分に生かすことができていた(同じ日本人だから当然ですが)。
もちろん、世界の最先端の技術や戦術は、吸収していかなければならない。でもそれが、日本ラグビーに合うのかどうかもわからない。しかも、それは外国人でなければならないということではないと思うだのだ…
私は、前HCのように「日本人にはラグビーは向かない」とさじを投げられやしないかと、非常に心配している。もうトラウマです。
日本ラグビーには、大改革やビッグバンが必要だとは思う。世界と戦うには、今のままでは厳しいこともわかっている。ただ、それが外国人HCの招聘だとは、どうしても感じられない。
もし、これを見ている協会の方がいれば答えてほしい。
外国人HCにこだわる理由を。
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