ケビン・メアの『決断できない日本』
読書はケビン・メアの『決断できない日本』を読みだした。現在49ページ。ケビン・メア氏と言えば共同通信の2011年3月6日の『沖縄の人々はごまかしとゆすりの名人』報道で米国務省日本部長を更迭された人物である。 根本的にぼくはマスコミ報道を鵜呑みに絶対にしない人間なので、その内容は余り信じていない。むしろ興味深いのは、ケビン・メア氏のその後だ。この更迭の後、彼が何をしていたかを知っている日本人は少ないのではないだろうか。彼は、何と東日本大震災に見舞われた日本を支援する『トモダチ作戦』の、国務省タスクフォース(特別任務班)のコーディネータに登用されたのだ。つまり、『トモダチ作戦』推進の中心人物は彼なのだ。彼は、沖縄の事件における自らの潔白を証明するため、3月10日に国務省を辞することを決めていた。 ところが、その翌日に東日本大震災が発生し、辞めるどころかむしろ積極的に日本と向かい合うことになる。そして、そこで危機に直面しながら、責任回避しか頭のない日本政府の実像を見ることになるのだ。何とも皮肉だ。共同通信の悪しき報道に遭いながら、メア氏の行動は日本のために大いに役立ったことがよくわかる。そして福島原発の真相がここに多く書かれている。 未読の方は、この本はおそらく沖縄の件の事を書いていると思われているのではないだろうか。違うのだ。何しろ『議事録がない』と胸をはって言えるあたりで日本政府は最低最悪である。 一方でアメリカは3,000ページを越える報告書を開示した。この差は一体何なのだ、と思う。いい加減日本人は日本の政治家の支離滅裂な無能さを認識すべきだと思う。
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読書はケビン・メアの『決断できない日本』を読みだした。現在49ページ。