和魂汎才

道具(=手段)としての英語、およびその他を気ままに論じるブログです。日本人としての気概を胸に、世界へはばたけ!

その他

すべて表示

The Late President

ん〜ん、流石に週5日北部九州を駆けずり回る羽目になると

ブログの更新も疎かに・・・。そんな『旅ガラス』状態の

予備校講師ですが、列車内では本や新聞を読んだりして

時間を有効活用しています。すると今日の毎日新聞に興味深い

記事(エッセイ?寸評?)が載っていたので、それに関して少々・・・。


皆さんは東京大学大学院(経済学部)の伊藤隆敏教授という方を

ご存知でしょうか? 多分、マスメディアでそのお顔を拝見された人も

多いのでは? 記事によると、スイスのとある大学でシンポジウムが

毎年開かれており、この5月も世界各国の学生や知識人が集ったとのこと。

そして日本から参加した学生たちもよく会議に溶け込んでいたものの、

エッセー選考を経て採用された日本の大学生の数が

本邦に割り当てられた数には達していなかった。やはり

英語で論文を書くのは彼らにとって大きなハードルなのか?

というものでした。


以下、教授の書かれていたことを引用します。


   「日本人自身は、英語の読み書きはできるが、

   話す英語は不得意、と思っている。しかし、

   これは正しくない。英会話は、留学などで

   英語環境に入れば、ほとんどの人はそれなりに

   上達する。英語環境で暮らしただけでは

   上達しないのが、英語で文章を書く、という
  
   ことだ」。


氏のおっしゃる通りだと思います。私も「英会話なんて、

君らの頭を持ってしたら、そう大したことはない。

今はとにかく『受験英語』と割り切って合格の為だけに

勉強しても良いだろう。が、しかし、今やっていることの

大半は後々必ず生きてくるから、自分の血となり肉となる

ようにしっかり吸収しておくべし」と常々生徒たちに

伝えています。


伊藤教授ご本人はだいぶ前に留学された時、日常会話や

授業での英語は急速に上達したものの、

文章を書くとなると苦労された、と続けていらっしゃいます。

そして、書いた文章を添削してくれる友人がいたので、

かなり助かったと。「会話とは違い、書いた英語を

添削できる能力を持つ英米人は少ないからだ」とも。そして

「日本の大学で本当に磨くべきは、英語を書く能力である」と

締め括られていました。


受け持ちの生徒たちの中には、来年の春にはそれこそ最難関の

大学に合格して勉学に励み、将来の日本社会を背負って立って

行く者も大勢いることでしょう(そうなって欲しい)。しかしながら

現時点で小論文の添削などを行っている限りで言えば、

小さなことですが、例えばきちんとsomeone と

書くべきところを、無頓着に somebodyと書いてみたり

( everyone ⇔ everybodyもしかり)、「〜のような」の意の

such ( … ) as 〜 とすべきところを … like 〜 と口語的に

雑に表現しているのが散見されます


そんな時には 「確かに、時と場合に合わせて、私も会話では

口語表現をふんだんに織り込むが、正式な文章で表現する際には

細心の注意を要する。入試をパスするためには今はこれで良いが、

どこか頭の隅で構わないので、私に指摘された点を覚えておいて

欲しい」と付け加えています。


以上、以前に書いた内容と多少は重複するところがあったかと

思いますが、伊藤教授の記事に触発されて綴ってみました

(本ブログを初めてご覧になる方にも配慮して・・・)。


少々お硬い内容だったので、トーンを一変させましょう。


先日もそのような感じで旅から帰ってきた足で行きつけのバーに

寄り、オランダ人のマスターと与太話に興じていた時のこと。

政府というものは洋の東西を問わず、また、国・地方レベルに関わらず

無駄ばかり、というような飲み屋的うっぷん晴らしに話題が移った際に

出た、かの故・レーガン米大統領が放った名言です。


Government doesn't solve problems; it subsidizes them.


さすが愛すべき“ロニー”ですね、 create というような陳腐な語は

使わず、subsidize とするあたりは特に。 レーガノミックスの功罪は

さておき、独特な言葉の感覚、ユーモアのセンスに改めて脱帽させら

れた夜でした。





ランキングに参加しています。読んで頂いたら
下のクリックをお願いします。
↓↓↓
[http://english.blogmura.com/english_lecturer/ にほんブログ村 英語講師・教師]


.


みんなの更新記事