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農薬より怖い?肥料
少し前までは、農薬は怖いとは思っていましたが、実は肥料の方がもっと怖いなどということは、想像もしませんでした。
知らないって、怖いですね。
なんで、肥料が怖いかって?
化学肥料ばかりではなく、有機肥料も怖いんです。使用の仕方を考えると有機肥料の方が怖いかもしれません。
何が怖いかとういうと、肥料が、雑草や病害虫、はたまた環境悪化の問題をひきおこしているらしいのです。
先日稲藁が分解してできた土と、野菜の葉が分解してでできた土の写真を見ました。明らかに性質が違います。
わらからできた土は、ねっとりと重く湿り気があります。一方野菜の葉の土は渇いて軽く、やわらかい感じがします。
同じ土といっても土地によって違うことは、十分に知っています。
そして、その土地によって生える植物や樹木等にも違いがあることは想像できます。
よく畑に藁を播いたり、堆肥に藁を使うことがありますが、藁からできた土は、明らかに野菜の生育にはむかないようです。
恐らく藁を畑に入れることは、野菜には負担になってしまうでしょう。
藁でさえそうなのですから、肥料としてよく使われる牛糞や鶏糞等がはたして、野菜に適した土を作るのかは、疑問です。
こうした肥料の質以上に問題になるのが、量の問題です。
例えば、当たり前に入れている肥料ですが、作物がずべて吸収する、必要にして十分な量が計算されているでしょうか。
県により、個人によりばらつきが大きいところを見ると、緻密な計算に基づいているとも思われません。
中には多けりゃいいだろう、で大量に与えてしまう場合もあるでしょう。
確かに肥料を与えれば成長が早くなり、見栄えも良くなります。
でも、吸収されずに土中に残ってしまった肥料の、行く末を考えたことがありますか。
未消化のまま畑にった肥料は、農作物以外の所に蓄積されていきます。
一部は大気中に放出され、一部は雨に流されて川から海へと流れたり、水道水に混入したりします。
もちろん一部は畑に残り、冷たくて固い、肥料の層を作ります。
大気中に放出される物の中でも、とりわけ亜酸化窒素が地球環境に悪影響を及ぼすそうです。
地峡温暖化の悪の象徴のようなCO2のなんと300倍もの影響力だそうです。
畑に残たり、野菜自身が吸収してしまえば問題がないのでしょうか。
これまた、病害虫を引き起こす根源となってしまうのです。
土壌に残された肥料は、その畑にとっては異質の物です。例えば藁だったとしたら、藁の入った部分はねっとりと湿った重たい土になります。そこは野菜にとって居心地の良い所でないばかりか、負担となってしまいます。
野菜にとっては好ましくない土でも、一部の雑草や虫にとっては好ましい環境なので、その環境を好む動植物がやってきます。
体質に合わない土と、肥料過多による一種の肥満状態で育った野菜は、ひ弱になり病気になりやすくなります。
こうして、肥料による促成栽培でひ弱になった野菜や、野菜に合わない土質が、虫や雑草を増やし、農薬の使用へと繋がっていくのです。
今や有機の時代ともいえるので、農薬はもちろん、肥料も入れない野菜やお米は、まだまだ少量しか生産されていませんし、知名度も高くありません。
野菜もお米も自分にあった土を作であれば、肥料なしに育っていきます。確かに生育速度は遅く、見た目も、たっぷりと肥料を与えられた作物より、見劣りがするかもしれません。
見方を変えれば、肥料を与えられた作物は、肥満児です。肥料を入れずに育った野菜は、じっくりと土の力だかで育つのでで、やわらかく、やさしい味がします。
本当の味、というのでしょうか、今まで知らなかった、あるいは忘れていたおいしさです。
食べる、ということだけではなく、環境にも直結する、肥料の話、やっぱり、怖くありませんか。
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