内田樹 「街場のアメリカ論」その1
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内田樹先生の「街場のアメリカ論」を読みました。
いやー今回もたっぷり勉強になりました。
ほんの少しだけ紹介させていただきます。
長いので二回に分けます。
@1853年に黒船で日本開国を迫った時はアメリカは列強の中でもっとも深く日本にコミットしていたのに、国内で南北戦争が始まってしまって、61年から後はほとんど日本の政治に介入できないかたちで明治維新を迎えてしまいます。明治初期の日本のメインストリームには、アメリカ人の知己を持つ親米派、知米派勢力が存在しなかった。ペリー、ハリスから1945年の日本敗戦に至るまで、日本とアメリカの間はあまり良好な関係ではなかった。
僕は「戦争の反対は平和ではなく、交流交渉である」と思ってます。
南北戦争によって、日本とアメリカの交流交渉が途切れてしまったのが、その後の日米開戦に繋がる大きな要因になっていたという考えは新鮮でした。
でも本当に大きな要因だと思います。
国と国に限らず、戦争、大きなトラブルが嫌ならば、普段からそれを未然に
防ぐための、交流交渉がいかに大切かってことを教えてくれます。
練馬を元気に!
【第一回練馬JAZZ祭】は、いまからでも遅くない、無縁社会と言われる
中で、地元練馬に大きな人と人の交流の波を起こしたいと思います。
練馬を元気に!それがどんなに重要で、どんなに大切なことか、もっともっ
と沢山の人が身にしみて感じられるように頑張るぞ!
@スローフード運動の発祥と同じころに同じピエモンテで北部同盟の「北イタリア独立運動」という政治運動が起こった。「マクドナルドのハンバーガーのような汚れたアメリカ物質主義をイタリアの地に入れるな」という排他的運動が起こった。
スローフード運動自体は素晴らしいものだと思いますが、やっぱり原理主義になってはいけないですね。原理主義になると必ず排他主義になりますから。
@ジャガイモがヨーロッパに広がったのは17世紀です。もともとアンデス山地が原産地で、インカ帝国を侵略したスペイン人が作った料理で、インカ帝国を侵略して盗んできた植物。「伝統的食文化」とか威張るのはいかがなものか。
@私たちが、「伝統」とか「固有の」とか思っているもののかなりの部分は伝統的でもオリジナルでもなく、ちょっと前にどこかからはいてきたものなのです。その歴史的経緯を忘れているか、知らんぷりしているか、社会集団の純血性とか文化のオリジナリティーとか言いたてるのは、あまり品のいいことではないと思います。
全くそうですね。謙虚に謙虚に。常に謙虚に。
@スローフード運動では、伝統的な食材を使った伝統的な調理法、質のよい食材を提供する小規模生産者、そのような伝統的な生産形態を変えるな守れ、という発想が透けて見えます。この発想は、家族形態、宗教、文化などのあらゆるものの固有の伝統を守れと言う思想にリンクします。
@「日本の伝統的な食文化を守ろう」まことに正しいスローガンです。
食文化は大切にしたい。私だってそう思います。でもそれが別の食文化を排斥するところまで過激化すると、ちょっとブレーキをかけたくなります。
イスラム教は、自分の考えと違う宗教を排斥はしない。ただ、イスラム教の
考えを犯そうとするものには、徹底的に戦う。
何かの考えを大切にするのはいい、でもそれ以外の考えの人まで浸食しようとするのは不遜だってことを知らないといけない。
@アメコミにはオリジナリティーが入り込む余地がない。アメコミは作家ではなく、出版社がコピーライツを持っている。
これは知らなかった。これを知って色んな事が目からうろこが落ちるように
見えてきた気がしました。
@アメコミ、作業工程を分断して、各工程では単純な繰り返し作業をさせて、だから担当者をいくらでも取り換え可能にしてあるシステムだと、誰かがいなくなっても、違う人を連れてきて、その工程に落とし込めば、システムは破たんしない。各単位が取り換え可能に構築された分業システムには、創造はできないんです。残念ながら。
あー、チェーン店系飲食店がそうだね。
逆に個人店はチェーン店系の真似をしないで、どんどん独自性を発揮して創造していかないといけないね。
確かにチェーン店系の店にはかなわない部分は多い。
でも逆にチェーン店系の店に出来ない創造こそ、個人店の最大の武器だからね。
@どんなジャンルであれ、検閲を恐れて自主規制した表現が創造的になったり、アクティブな批評性を持つと言うことはありえません。
文化芸術活動をする人は、そこに注意して戦わないといけないのかな?
@アメコミのヒーローは、いつもヒーローとして活躍するのだけど、とうゆうわけか必ず誤解されて、メディアからバッシングを受ける。これはアメリカの国際社会に対して抱いている本音の不満の表れ。自分たちはこうやって悪を倒して、世界に平和をもたらしたのにだれも感謝してくれない、というのがアメリカのサイレントマジョリティーの切なる声だろうと思います。
要するに、「ヒーローにはもっと感謝したらどうだね、君たち」というのがアメリカの言いたいことなのです。
なるほど!そうゆうことだったのか!
@戦後日本版アニメヒーローの特徴。それは巨大でメカニカルな「モンスター」は無垢な「心」が入ってるときにだけ正しく機能し、「心」を失うと暴走してしまう。
これは、「モンスター」は軍国主義の記号で、「少年」は戦後民主主義の記号である。
戦後民主主義で純粋培養された子供の「無垢性の神話」にほとんど日本中が同意していた。
そうか!鉄人28号はそうゆう意味だったのか!いまごろ気がついて驚いている俺。
@アメリカのような国はアメリカ以前には存在しなかった。アメリカはだんだんアメリカになったのではなく、はじめからずっとアメリカだった。
うん、そんな国は他にないだろうね。そこがアメリカの大きな特徴だってこ
とはよく覚えておいた方がいいね。
@「そこに何かあった」ということを信じさせるもっとも効果的な方法は、「それはもうなくなった」と告げることです。
次から次へと消えていく個人飲食店、個人商店・・・
存在しているときは、多くの人が素通りだったりしてる・・・
長いので続きます。
(つづく)
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2012/2/5(日) 午前 11:58 [ 練馬区大泉学園・「もんじゃ焼きお好み焼き わらべ」のつぶやき ]
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