ユニヴェル・ゼロ来日公演@吉祥寺スターパインズカフェ

イメージ 1ユニヴェル・ゼロ奇跡の初来日公演、私は2月12日(日)の昼の部を観ましたが、私の大好きな「UZED」の1曲目「Presage」から始まり、難曲を次々繰り出す演奏は圧巻でした。ユニヴェル・ゼロというと「暗黒室内楽」みたいな先入観があるのですが、今回のライブ見た感じですと昔の曲でも「暗黒」はちょっと違うかなーと新たな印象。初期アルバムのヒリヒリする感じとは異なり、柔らかいとまで言うと違うのですが、奥行きのある、より懐の深い音楽なんだなと思いました。

◇ユニヴェル・ゼロ来日公演概要
2012年2月11日(土)12日(日)
会場:吉祥寺STAR PINE'S CAFE
11日(土)18:00開場/19:00開演 guest:是巨人with壷井彰久
12日(日)1st 14:00開場/15:00開演 
     2nd 18:00開場/19:00開演 guest:エレクトリック・アストゥーリアス
メンバー:
・Daniel DENIS(drum,percussion)
・Michel BERCKMANS(bassoon,english horn,oboe)
・Martin LAUWERS(violin)
・Dimitri EVERS(Bass)
・Pierre CHEVALIER(keyboard)
・Kurt BUD?(clarinet,saxophone)

univers-zero.com|公式サイト
@UZJAPANCOMMITTE|ユニヴェル・ゼロ来日実行委員会
UNIVERS ZERO|SMASHによるバンド・公演紹介
日本公演フライヤー

1週間経ってライブ行かれた方の感想も結構な数になってますので、リンク集。
◇2月11日(土) オープニングアクト:是巨人with壷井彰久
UNIVERS ZERO with 是巨人|夢劇場 Part2 SCENES FROM A MEMORY(2012/2/12)
UNIVERS ZERO来日公演 at Star Pine's Cafe 2012.02.11|第2思春期レコ買い日記・新館(2012/2/12)
◇2月12日(日)昼
行って来ましたUNIVERS ZERO!|www.ナゴヤハロー(裏) The小ネタ集(2012/2/12)
◇2月12日(日)夜 オープニングアクト:エレクトリック・アストゥーリアス 
Univers Zero - Feb.12|talking. unsound.(2012/2/15)
◇3公演制覇のつわものも
2012/02/11,12 Univers Zero @吉祥寺Star Pine’s Cafe|strange music page::wp(2012/2/13)



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Univers Zero ウニバースゼロ / Relaps: Archives 1984-1986 輸入盤 〔CD〕

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ユニヴェル・ゼロ2010年作「Clivages」

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いよいよ来週に来日公演が迫るユニヴェル・ゼロは、1974年にベルギーで結成されたチェンバーロックバンドの代表格。1977年の「1313」(リリース時のタイトルは「UNIVERS ZERO」)でデビューし、1987年の5th「HEATWAVE」を最後に解散しますが、その後10年以上のブランクを経て99年に「THE HARD QUEST」で復活し、以降ライブ活動と並行してコンスタントにアルバムを発表しています。ライブの予習も兼ねてその復活後最新作、2010年リリースの「CLIVAGES」を聴きました。

これまで復活後の作品には全く触れておらず、ライブにに行くのを決めたのも旧曲への期待が大半だったですが、現役バンドだけに懐メロのみのライブになるはずはないから新作もちょっと聴いておこう、という程度で聴き始めたのですが、期待は良い方に裏切られました。得意の暗黒室内楽を、完璧なアンサンブルで聴かせてくれるのは当然として、脇役のデジタル楽器の進化かレコーディングの変化か、意図的なプロデュースかわからないですが、狭義のプログレに収まらず、アンビエント的な展開もあって楽曲の粒も揃って洗練度は初期作品群以上かもしれません。邪悪チェンバーサウンドとシンフォニックが微妙なバランスで両立した傑作「UZED」などと比べると楽しみ方も味わいも違うのかもしれませんが、ライブで生を是非聴いてみたい、と思わせるアルバムです。

来日公演は、2月11日(土)夜、12日(日)昼夜の3公演。11日夜は是巨人with壷井彰久、12日夜はエレクトリック・アストゥーリアスが前座ということで、是巨人もエレアスも日本の現役バンドとして脂の乗りきった最強のバンドなわけで、それぞれ大変楽しみではありますが、私は対バンなしの12日昼公演に行く予定です(トホホ)。

◇ユニヴェル・ゼロ来日公演概要
2012年2月11日(土)12日(日)
会場:吉祥寺STAR PINE'S CAFE
11日(土)18:00開場/19:00開演 guest:是巨人with壷井彰久
12日(日)1st 14:00開場/15:00開演 
     2nd 18:00開場/19:00開演 guest:エレクトリック・アストゥーリアス
メンバー:
・Daniel DENIS(drum,percussion)
・Michel BERCKMANS(bassoon,english horn,oboe)
・Martin LAUWERS(violin)
・Dimitri EVERS(Bass)
・Pierre CHEVALIER(keyboard)
・Kurt BUD?(clarinet,saxophone)

univers-zero.com|公式サイト
@UZJAPANCOMMITTE|ユニヴェル・ゼロ来日実行委員会
UNIVERS ZERO|Office Chipmunk


UNIVERS ZERO live at GOUVEIA ART ROCK 2005 - "Dense"


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Univers Zero ウニバースゼロ / Clivages 輸入盤 〔CD〕

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G-シュミットのSYOKOと久石譲のコラボ作が初CD化

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80年代にWECHSELBALGレーベルの看板バンドG-Schmittのボーカルとして活動していたSYOKOが1986年にメジャー(EMIのPOPSIZE)からリリースした1stソロアルバム「SOIL 未来の記憶」が、25年以上の時を経て初めてCDで再発売されました。

G-Schmitt自体もSYOKO以外のメンバーは流動的で、バックバンドではないとはいえ実質SYOKOの表現欲求を演出するための装置部分であったことは間違いなく、その意味ではバンド活動とソロの間にはあまり大きな差はないような気もします。このソロが出たのはG-Schmittの2nd「Sin, Secret & Desire」のリリース直後で、バックがすべてフェアライト等による打ち込みということで、バンドサウンドとは一線を画した内省的なボーカルアルバムといった趣もありますが、3年後にリリースされるバンドとしての頂点「Garnet」への布石として聴くこともできそうです。

本作で全曲の作曲アレンジを手掛けるのは当時「風の谷のナウシカ」のサントラを手掛けるなどして注目されつつあった久石譲。今サントラなどで知られる久石譲らしさが感じられるかどうかはともかく、キャリアの割と初期に手掛けた作品としても面白いかもしれません。

G-Schmittには、ミニアルバム2枚、フルアルバム1枚(LPとCDでテイクが違う)、ベスト盤CD1枚に、ソノシート、7インチ、12インチ、CD含めての10枚ほどのシングル作品があり、またSYOKOのソロは本作とやはりメジャー(WEA)からのもう1枚があるのですが、再発売は今回が初ではないでしょうか(オムニバスへの楽曲収録はあったものの)。メジャーレーベルの場合は原盤権をレーベルが持っているのでアーティストの意向とは関係なく(時には本人も知らないうちに)リリースされることもあるようですから、メジャーからのソロ2枚が再発されるされないは単にレコード会社の都合なだけかもしれませんが、評価も高かったバンドだけに、これをきっかけにバンド作品のリマスター再発も期待したいところです。

SYOKO SOIL 未来の記憶 −EMI ROCKS The First−|EMIミュージックジャパン
「SOIL 未来の記憶」 SYOKO|TECHNOLOGY POPS π3.14(2009/2/23)
SOIL 未来の記憶(G-Schmitt)|mixiコミュニティ ※要会員登録
SYOKO|Castle of the Darkness

今でも愛聴G-SCHMITTのベスト盤|PROGRESSIVE ROCK ADDICT(2008/3/18)
G-SCHMITTとSYOKOの復活祈願|PROGRESSIVE ROCK ADDICT(2005/4/15)


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Syoko / SOIL 未来の記憶 -EMI ROCKS The First- 〔CD〕

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メディアヴォーロ2011年新作「Modern Cause」

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ザビエルレコード一押しアーティスト、フランスのメディアヴォーロが新作「Modern Cause」を昨年末にリリースしていました。

メディアヴォーロは、浮遊感のあるドリーミーかつメランコリックなサウンドを得意とし、コクトーツインズを筆頭とする4ADサウンドを彷彿とさせる一方、エモやゴス的な要素もあってイマドキのトレンドも押さえており、プログレファン、ニューウェイヴファンには、ずばりど真ん中で刺さること請け合い、という感じです。その上今回の新作ではケイト・ブッシュを意識したという曲も収録しており、ケイト・ブッシュファンにもお勧めしたい内容です。

新作は500枚限定とのことで、アマゾンでも日本だけでなくフランスでも扱いなし。私も大好きなバンドなので、ザビエルで購入しようと思っていたのですが、タイミング悪くザビエルでずっと品切れで直販で注文していたところ、ようやく届きました(その間にザビエルやガーデンシェッドでも在庫復活してましたが)。

メディアヴォーロは1999年結成で現在のメンバーは、ムゼア所属のプログレバンドHalloweenにも在籍していたボーカル・作詞のG?raldineと、作曲・プロデュースのJacのデュオ。ザビエルレコードでは本作が「前作より3年ぶりとなる6thアルバム」、リリース元のレーベルprikosnovenieでは「Unaltered empire」と「A Secret Sound」がどっちも3rdアルバムと紹介されていたりして、いったい何枚目なんだという気もしますが、「Soleil Sans Retour(2003)」「A Secret Sound(2006)」「Unaltered Empire(2008)」に続く4thが正しいような気もします。

MEDIAVOLO|もっとCD聴こうよ!〜音楽はまだまだ捨てた物じゃない!〜(2007/12/26)
MEDIAVOLO|prikosnovenie.com 試聴可
MEDIAVOLO|FACEBOOKページ

メディアヴォーロの夢想サウンド|PROGRESSIVE ROCK ADDICT(2009/3/28)

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ジョン・ウェットン来日公演@クラブ・クアトロ

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昨年4月の再結成UKでの来日も記憶に新しいジョン・ウェットンが、昨年7月にリリースした新作ソロ「RAISED IN CAPTIVITY」の発売記念ライブを行いました。東京・大阪2公演の初日で東京の会場はは渋谷クラブ・クアトロ。スタンディングということで最初から開場時間に行くつもりがなかったものの(公演時間と合わせて3時間とか立ってられないので)、それどころかライブ始ってもまだ会社から出られず焦ったのですが、なんとか後半半分くらいは聴けました。

ジョン・ウェットンは、ソロアルバムももちろん良いのですが、キングクリムゾン、UK、エイジアなどなど著名なグループにいくつも所属していた上、ソロのライブでもそうした過去自分が在籍していたバンドの曲をまんべんなくやるので、名曲満載の楽しいライブになるところが良いところなのですが、今回ももれなく名曲オンパレードでした。客も心得たもので(?)、実際ジョン・ウェットンの昨年の新作をちゃんと聴いていた人がどれくらいいたかは謎な面もあり、結局一番盛り上がるのはASIAのヒット曲「DON'T CRY」「HEAT OF THE MOMENT」とキングクリムゾン「STARLESS」だったりとソロのライブなのに本来微妙なとこでもありますが、一向に気にしない、というよりは、それらの曲もソロライブで演りすぎてすっかり自分の曲になってるところがジョン・ウェットンのすごいところかもですね。私も新作ソロをしっかり聴きこんでいるとは言えないですが、ライブは大変楽しめました。

ジョン・ウェットンのライブは5回目で、海外アーティストではスティーヴ・ハケットと並んで数多く見ているアーティスト。今日のサプライズで、入場時に6/15-17のUK(ウェットン、ジョブソン、ボジオ)公演@クラブチッタのチラシが入っていて(詳細は後日発表とのこと)、まあ3日間どれかには行くでしょうから、今年もう1回ウェットンを見ることになり、私の中では最多となることでしょう。

◇JOHN WETTON JAPAN TOUR 2012
2011/1/17 19:00- 渋谷CLUB QUATTRO

◇メンバー
John Wetton(B,Vo) 
John Mitchell(G) 
Martin Orford(Kb) 
Steve Aplexander(Dr)

◇セットリスト
1.HEART OF DARKNESS
2.ONLY TIME WILL TELL(ASIA)
3.WHERE DO WE GO FROM HERE?
4.COLD IS THE NIGHT
5.ANOTHER TWIST OF THE KNIFE
6.SPACE AND TIME
7.ARKANGEL
8.STEFFI'S RING
9.REAL WORLD
10.BATTLE LINES
11.AFTER ALL
12.DON'T CRY(ASIA)
13.DON'T WANNA LOSE YOU NOW(ASIA)
14.STARLESS(KING CRIMSON)
<encore>
15.HEAT OF THE MOMENT(ASIA)

UK、32年ぶり来日公演@クラブチッタ|PROGRESSIVE ROCK ADDICT(2011/4/16)



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John Wetton ジョンウェットン / Raised In Captivity 国内盤 〔CD〕

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オーストラリアのメロトロン入りフォーク調プログレ、マッデン&ハリス

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セバスチャン・ハーディの関連作を聴いていて、そういえばこんな素晴らしいグループがいるオーストラリアなのに、他のグループのことを全く知らないなと思い、twitterでオーストラリアのお薦めプログレ教えてくださいと呼び掛けたところ、@shimerson さんからご紹介いただいたのがこのMadden and Harisの1975年の唯一の作品「Fool's Paradise」です。

全体的に繊細というより、か細いという方が良いようなマイナーなトーンで、いかにも自主制作な雰囲気も含めて、一聴した時点から好印象。既に国籍関係なしです。繰り返し聴いても飽きないのは、単なるフォークと割り切ってしまうほど単調ではなく、シンフォニックなアレンジで聴かせる大曲、親しみやすいメロディの曲など多彩だからでしょう。しかもどれもが美しい佳曲というのも評価を高めるポイント。独特のエフェクターが効いた叙情的なギターといい、メロトロンをはじめとするシンセの使い方もこの上なく、メロトロンという楽器の素晴らしさを改めて感じさせてくれる1枚でもあります。

PROG ARCHIVEによるとこのグループは、マルチプレーヤーのPeter HarrisとギタリストのDave Maddenにより1972年にシドニーで結成された2人組で、1974年にシングルをリリース(CD化の際ボーナストラックとして収録)し、1975年に唯一のアルバムである本作「Fool's Paradise」を自主レーベルJasmine Recordsからリリースしたとのこと。500枚限定ということで、それこそ知る人ぞ知るマニアックな盤だったのでしょう。

かつてプログレのディスクガイドのバイブルだった「ユーロ・ロック集成」にはオーストラリアやオセアニアの項目はなく、同じ版元から出ていたプログレ誌「MARQUEE」1989年11月発行の33号で「オセアニアのプログレッシヴ・ロック」と題する3ページの記事が出ていますが、その中でも本作は紹介されていません。レコード自体が500枚しかないということで当時まだ日本では知られていなかったのかもしれません。シンコーミュージックから2009年に出た「トランスワールド・プログレッシヴ・ロック」では、オセアニアセクション約70枚のうちの1枚として紹介されています。

オーストラリアといえばセバスチャン・ハーディしか知らなかったですが、少し極めてみても面白そう、と思いました。

MADDEN AND HARRIS|ディスクユニオン新宿プログレ館
MADDEN AND HARRIS|PROG ARCHIVES



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メイデン・アンド・ハリス/フールズ・パラダイス

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セバスチャン・ハーディ関連作一挙紙ジャケ再発

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セバスチャン・ハーディ関連作が昨年末に紙ジャケCDで再発されました。音的にはベタな感じですが(だからこそ、かも)結構好きでして、オランダのフォーカスやフランスのタイフォンなんかと並んでロマンティックなシンフォ作品として、イギリス、イタリア以外では比較的メジャーな方なんではないかと思います。

今回CD化されたのは、セバスチャン・ハーディの2作、実質3rdともいえるウィンドチェイスの唯一作、マリオ・ミーロのソロ4作の計7作品です。マリオ・ミーロの2ndソロ「Human Games」は初のCD化。いずれも紙ジャケ、リマスター、ボーナストラック入り。セバスチャン・ハーディのボーナストラックは以前Avalonから出ていた国内盤にも収録されていたもの。紙ジャケ化も含めて何度目かのCD化なので、一般的には購入を悩むところかもしれませんが、私の場合は最初期のCD(89年のマーキュリー盤)を未だに聴いておりましたので、迷わず7枚購入いたしました。

セバスチャン・ハーディの初期2作は甲乙つけがたい名盤ではあるものの、どうしてもどちらかと言われれば、いきなりメロトロン入りの感動のメロディから始まる名曲「Glories Shall Be Released」を収録した1st「FOUR MOMENTS」でしょうか。一度聴くだけで繰り返し演奏される印象的なフレーズが耳から離れなくなることでしょう。その他全6曲(今回のCDではボーナス入りで7曲)とも邦題「哀愁の南十字星」にふさわしい感動的な名曲ばかりで、プログレ入門編としても最適ですし、もしプログレファンで聴いていない方がいるとするならば、迷うことなく聴くべき、と断言できます。今回の再発では邦題は採用されていないようですが、数あるプログレ名邦題の一つだと思いますね。

マリオ・ミーロの諸作はまだあまりじっくり聴けていないのですが、初CD化となる2ndソロ「Human Games」の印象を少し。全体としてはフュージョン的なサウンドでプログレ色はそれほど強くはないものの、ストリングスとエレキギターのソロが美しい「People Like Us」、オーケストラをバックに切々と歌い上げる「ROSES」など聴きどころも多々あります。注目すべきはセバスチャン・ハーディの1st収録の名作「ROSANNA」の再演でしょうか。元々メロディーの良い曲だけに、フュージョン風アレンジもなかなか。セバスチャン・ハーディのファンならば聴いておいても損はないと思います。

セバスチャン・ハーディは2003年に来日公演も行っており、確かなくなる直前の赤坂ブリッツに観に行った覚えがあります。プログレファンはもとより、伊藤政則氏の布教もあってプログレファン以外にも支持者を獲得しているのではないかと思われましたが、会場は少々さびしかった印象があります。行った者としては、生でセバスチャン・ハーディを聴けただけでも満足だったわけですが。

BELLE ANTIQUE RELEASES 発売元レーベルの新譜告知
mariomillo.com|マリオ・ミロ公式サイト
SEBASTIAN HARDIE|Office Chipmunk

セバスチャン ハーディ来日公演(2003年7月)について


Sebastian Hardie Rosanna


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Sebastian Hardie / Four Moments 哀愁の南十字星 国内盤 〔SHM-CD〕

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シュガーベイブフォロワ―「so nice」の唯一作奇跡の再発

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日本大学芸術学部フォークソングクラブ内のバンドso niceが1979年に解散・卒業記念として200枚限定で制作したアルバム「love」がCD化されました。内容があまりに良いので、先日勝手に選んだ極私的2011年ベスト10に11番目として入れておきます(プログレじゃないけど)。

曲を聴けばすぐわかるとおり、山下達郎や大貫妙子が在籍していた日本のポピュラーミュージックの至宝「シュガーベイブ」フォロワーです。もっとも、ボーカルの鎌倉克行の声や歌い方が山下達郎に似ていて、ライブではカバーもやっていたようですが、アルバム収録曲はオリジナルで、その意味では、オリジナル曲を本物っぽくやっているというなかなか通好みなバンドです。

演奏技術の拙さを指摘する声もありますし、録音機材も不十分な自宅録音ではありますが、YOUTUBEでも公開されている「光速道路」をはじめ、1曲1曲の出来もものすごくよいし、アルバム自体の構成も結構練られていて、シュガーベイブ云々の話は抜きにして素晴らしいポップスアルバムだと思います。

ビクター主催の大学対抗フォークソング・コンテストでの優勝の経歴もあり、これだけ高い完成度のオリジナル曲を多数演奏していたのに、大学卒業とともに解散というのはあまりにも残念な気もしますが、そんなことよりなにより、このきらめくデビュー作にして唯一作をこうして気軽に聴けるようになったことが嬉しいですね。私は再発が決まってから金澤寿和氏のブログで知ったのですが、一部では知られた作品だったらしく、オリジナル盤がヤフオクで高値で取引されたりしていたもようです。

現在新潟在住のリーダー鎌倉克行は、2009年から「so nice love」というバンドで山下達郎のカバーをやっているそうで、さらに今年新生「so nice」として元メンバーの松島美砂子を加えてオリジナル曲を演奏する活動も始動したそうです("so nice"と"so nice"と"so nice love")。
 
ちなみに、本作はLP収録の全曲以外にもボーナストラック満載のCDですが、ディスクユニオン、タワー、HMV(ネットのみ)、芽瑠璃堂の購入には、さらに特典CDRが付きます(店によって種類が異なる)。

LOVE / SO NICE|Light Mellow on the web 〜turntable diary〜音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記(2011/11/7)
It's so nice!|公式ブログ
It's so nice !|鎌倉克行YOUTUBE公式チャンネル




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so nice / LOVE 〔CD〕

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