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映画好きなのだが最近映画館に行く時間がない。DVD買っても放置・・・。がんばって映画の感想などしたためる。
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アシモフへのオマージュアニメ「イヴの時間」

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吉浦康裕が原作、脚本、監督を手がけネット配信で発表され、このほど全6話が完結したアニメ「イヴの時間」は、SF作家アイザック・アシモフ(Isaac Asimov)の「われはロボット(原題:I,Robot)」に代表されるロボットSFへのオマージュとして大成功といえる名作です。やはりアシモフへのオマージュ的作品であるスピルバーグの映画「A.I.」(原作はブライアン・オールディスの「スーパートイズ」ですが)と比べて、ずっとずっとロボットSFへの愛を感じるいい作品だと思いました。幼稚園くらいのころ、初めて「I,ROBOT」の子供向け版を母に読み聞かせてもらった時と同じくらいの感動を覚えました。

遠くない未来に本当に来るかもしれないロボットと人間の「人間」関係をテーマにしたSF作品であり、人とロボットの関係にフォーカスしていると見せかけつつ実は人間性そのものを描いたヒューマニティ溢れる作品であり、そしてロボット工学三原則を使ったミステリ作品、といういくつもの側面を持つアシモフの作品を、そうしたエッセンスをほぼ網羅した、丁寧なつくり。一旦6話で完結しましたが、どうやら続編もあるようなので、いまから楽しみです。

画像は、SAMMY役の声優田中理恵が歌うイメージソング「やさしい時間の中で」のCDジャケット。この歌もなかなかいいです。

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ベルギー幻想美術館@bunkamura

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渋谷東急bunkamuraザ・ミュージアムではじまった「ベルギー幻想美術館」。姫路市立美術館収蔵の19世紀末ベルギーの幻想的な作風の作品150点を集めた美術展です。展示作品のうち100点ほどはリトグラフなどの版画で、版画が悪いかというとそうでもないのですが、どの画家も油彩の名作が多いわけで、その意味では、油彩の主要作品を一度に見られる展示ではなく、解説をよく見ずに勝手な期待をしていったのが悪いのですが、そこはやや期待はずれなところもありました。もっとも、こうした機会でもなければマグリットやデルヴォーのリトグラフをしげしげと眺めることもないでしょうし、それはそれでよかったとも思います。



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「私は猫ストーカー」


浅生ハルミンの2005年上梓のエッセイ「私は猫ストーカー」が映画化されていて気になっていたのですが、唯一の上映館である新宿シネマートでの上映期間が14日までだったので、なんとか滑り込みで見てきました。あとからわかったことは15日からは渋谷のユーロスペースで上映されるんで、慌てなくても良かったということ・・・。

335席の客席に20人ほどの客でしたので、相当さみしい感じではありましたが、世の猫ストーカー支持者などその程度の数でありましょう。

映画の方は撮影や演出に猫への愛が足りない(心からの猫好きとは思えなかった)ような気はしましたが、ロケ地となった谷根千の野良猫がたくさん出てきてもうそれで充分に満足。とってつけたようなストーリーはなくていいから、野良猫の映像だけで構成すれば、もっともっと良い映画になったはず!

エッセイ続編「帰って来た猫ストーカー」を会場で購入しましたのでこちらも楽しみたいと思います。。


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「狂い咲きサンダーロード」

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俳優の山田辰夫が亡くなりました。「おくりびと」とかけっこうメジャーな作品にも出てるんですね(初めて知りました・・・)。私にとって山田辰夫と言えば、主演デビュー映画、1980年の石井聰亙監督の「狂い咲きサンダーロード」しかない(しか知らない!)。初期の石井聰亙作品に共通する映像の暴力と混沌が感じられる、汗臭いパワフルな愛すべき作品です。

解散した元暴走族がホモ(小林稔侍)率いる右翼に入るとか、手足を切断されてながらも暴走族+右翼軍団に復讐するとか、そもそもぶっ飛んだストーリー展開には失笑(いい意味で!)ものですが、ラストの壮絶な戦闘シーン(いかにも低予算ではありますが)に至るまで、ある種不条理なドタバタ劇としても楽しめる、シュールな名作です。泉谷しげるやPANTA&HALのBGM(というより歌)も映像とよく合っていて、何度見てもよい作品ですね。バイオレンスをテーマにした娯楽的なストーリーを映像化したのではなく、ある種の情念を映像化した、映画のバイオレンス。今も大好きな映画です。

俳優の山田辰夫氏死去(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000112-jij-soci


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ジョン・エヴァレット・ミレイ回顧展

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渋谷東急bunkamuraで始まったジョン・エヴァレット・ミレイ展に行ってきました。本格的な回顧展はイギリスでも1898年以来長い間開かれておらず、日本でももちろん初めてとのこと。ミレイの人気がもとからそれほどあったとは思えませんが、館内には結構人がいて、少々びっくりしました。土曜の夕方というせいもあるかもしれませんし、東急電車に乗りますと相当広告も掲載されてますし、広告に使われている「オフィーリア」の人を引き付ける力はそれなり大きいのでしょう。

回顧展なので、ラファエル前派時代から晩年の風景画の時代まで幅広く展示されていまして、これまで画集などでもラファエル前派のころの作品しか目にしていない私にとってはミレイの画家としての生涯を一望できるよい機会でした。もっとも好き嫌いでいえば、晩年の風景画にそれほど強い魅力を感じられず、今回はラファエル前派時代から自分の娘をモデルにした絵を描いてたファンシーピクチャーズの時代までが、楽しめたところでしょうか。美しい色彩はラファエル前派の特色ですが、特にミレイの絵でそれを強く感じます。原画で見るとなおさらで、150年も前の絵が、今もこれだけの美しさを保っていることにもまた感動します。解説とか見ると、何がどういう意図で描かれているかとか、細かく書かれているんですが、そういうのを一切抜きにして、純粋に絵の美しさを堪能することができました。10月末まで開かれているので、もう一度、平日の日中などゆっくり見られるタイミングで行ってみたいと思います。


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