韓国の知識経済部は8日、蔚山、金堤(全羅北道)、浦項港(慶尚北道)、平澤・唐津港(京畿道、忠清南道)の4カ所を新たに自由貿易地域に指定すると発表した。
また、従来の馬山(慶尚南道)、釜山港、光陽港(全羅南道)の3カ所は規模を拡大する。自由貿易地域は非関税地域で、入居企業は税金や賃貸料などで優遇を受けられることから、外国人の直接投資が拡大すると期待される。

新規指定および拡大される地域のうち、環境影響評価が行われている金堤と釜山港(ウンドン地区)、首都圏整備委員会の審議が予定されている平澤・唐津港は審議が完了した後、来年1〜2月に本指定される。
自由貿易地域は産業団地型と港湾・空港型に区分されるが、産業団地型の蔚山、金堤、馬山には、来年から2014年まで計4,668億ウォン(約299億円)の予算を投じ、総事業費の最大75%を国費でまかなう計画だ。
特に、今回の造成事業は初めて知識経済部と自治体が共同で推進するもので、自由貿易地域の運営に対する自治体の役割を強化し、自治体が積極的に企業誘致を行えるようにする見通しだ。
計2,607億ウォンを投じる蔚山は、物流、貿易、生産機能など複合的な空間形成を目指し、東南圏(釜山、蔚山、慶尚南道)の産業ベルトを含む産業クラスターとしての成長を誘導。メカトロニクスや生命工学などの先端産業を育成して、イノベーション創出を推進する計画だ。入居企業40社、年間輸出額50億米ドル、4,500人の雇用を見込んでいる。
金堤はセマングム・群山経済自由区域とともに全羅北道の内陸地域の開発促進および外国人投資の誘致などの相乗効果が期待できる。11年まで99万平方メートルに計705億ウォンを投じる。自動車部品および機械産業、新・再生エネルギー産業を集中的に誘致する。
港湾型の自由貿易地域は、国際物流の拠点として整備され、国内外の物流企業の誘致を促進する。
平澤・唐津港は新規の貨物取扱量の増大、物流サービス産業の活性化など、同港の高付加価値化および地域経済の活性化に向けて開発される。貨物取扱量は63万7,000TEU(20フィート標準コンテナ換算)の増加、経済効果は1万2,918億ウォン、1万803人の雇用創出が見込まれている。
浦項港は、生産、物流拠点の多角化で産業施設と物流量の分散を図り、慶尚北道および東海岸地域の発展につながると見込まれる。鉄鋼都市である浦項が中心的な役割を担い、中国東北地域やロシア、北東アジアの物流産業の中心地として発展するきっかけとなると期待されている。
今回の指定により、産業団地型の生産誘発効果は年間3,700億ウォン、新規雇用創出効果は2,700人、港湾型は貨物の取扱量が年間約500万TEU、1万8,600人の新規雇用が予想されている。
同地域は、製造や物流、流通、貿易活動の自由が保障され、賃貸料が敷地価格の1%水準と安い。 また、関税がなく、税金面でも優遇を受けられる。今回の指定により、外国人投資や輸出企業の誘致が活発となり、地域経済の活性化につながる見通しだ。
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