Kaguya〜月のウサギの銀の箱舟〜
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電撃文庫発行 著/鴨志田一 イラスト/葵久美子 目が見えなくて、不思議な性格のヒロインです☆ “自分の見ているものを他人に見せることができる”という使い道のない超能力を持つ真田宗太。そんな超能力を隠して普通に生活していた宗太は、ある日、自分の住んでいるマンションの前で不思議な少女と出会う。少女は素肌にシーツを身体に巻きつけただけの姿で、頼りなげにしゃがみこんでいて、しかも目が見えない様子で、近づいた宗太に向かって迫力のない声で「わたしに近づくと、大変なことになりますよ」 ひょんなことからその少女──立花と一緒に暮らしはじめた宗太は、彼女が特別な力を持っていることを知り……。想定外の展開!? 不思議な力を持った少年少女達のボーイ・ミーツ・ガール作品だとばかり思っていたよ・・・。 う〜ん。超能力デカ?、サイキックアクションミステリー??、やっぱりボーイ・ミーツ・ガール???うまい言葉が出て来ませんが、間違いなく表紙イラスト&タイトルからは想像できないストーリーでした。 ほとんど概要とか帯とか見ずに購入した作品だった為、目が見えない少女と超能力を持った少年のラブストーリーとばかりに思い込んでいたので、余計意外な展開をみせたこの作品に驚きました。 世界観はちょっとばかり未来の地球。 14年前、彗星が月にぶつかった衝撃で発生した月の破片が地球へ落下し、滅亡しかけたのち見事に復興を遂げた日本のとある町が舞台。 そこには不思議な力『アルテミスコード』と呼ばれる、人以上の力(超能力)を内包した少年少女たちがある一定の割合で住んでおり、そんな彼らの総称は『ムーンチャイルド』と呼ばれ、人外の力という事で普通の人間からは畏怖の対象となる為、その正体を隠しながら暮らしている。 この作品はそんな世界で出会った2人のムーンチャイルドの物語。 メインキャストは目の見えない『重力』を制御する強力なアルテミスコードを持つ少女・ひなたと自分の見えているものを他人に見せる事のできる貧弱なアルテミスコードをもつ少年・宗太、そして警視庁公安部に所属するムーンチャイルド部隊の個性豊かな面々で構成され、物語の主軸もムーンチャイルドが関わっているであろう様々な特殊事件を彼らたちが解決していくというもの。 正直途中まではそれだけなのかと物足りなさを感じながら読んでましたが、この第1巻はこの世界観やムーンチャイルドの立場、能力を事件を通して語られる言わば説明・導入編といったところだったので、最後の最後に『kaguya』という物語を一気に別ものへ変えてしまいそうな強力で謎めいた単語が出てきて、ぐっと続きが読みたいという気になりました。 作品を彩ってくれたヒロイン・ひなたは目が見えないというハンデを追った薄幸の少女。 性格は素直で・・・そしてとんでもないドジッ子。この一言で片付けられてしまうくらいの強力な天然素材です^^ サービスシーンのほとんどをドジを交えて彼女が受け持っている為、宗太とひなたの同居パートはお約束シチュエーションだらけでした。でもなんだろうひなたが幼なすぎて兄妹にしか思えなかったよ。 ひなたが愚直なまでに真っ直ぐな性格をしているので、感情表現とか仕草とか可愛すぎるんですけど!! 狙ったようでまったく狙っていない天然さが可愛さに拍車をかけています。ほんとラブリーでした^^ まあ、間違いなく2巻は出るでしょう。むしろメインはこっからです。
かぐや姫という新たな謎。そして私的には宗太の7月7日(七夕)が誕生日というのが何らかのキーになっているのではと深読みしています。 かぐや姫にしたって織姫・彦星(七夕)にしたって、いつまでも一緒に入れないというワードを暗示しているよな気がしてなりません。宗太とひなたの間に一波乱は絶対にやって来る事は間違いないでしょう。 そういう展開も含めて継続購入決定です。(出たらの話ですけどね・・・いや出して下さい) |
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