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“文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】<上> [野村美月]

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ファミ通文庫発行   “文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】<上>  著/野村美月  イラスト/竹岡美穂
ついにラストエピソード――“文学少女”の物語が開幕!

「わたしは天野遠子。ご覧のとおりの“文学少女”よ」――そう名乗る不思議な少女との出会いから、二年。物語を食べちゃうくらい愛するこの“文学少女”に導かれ、心葉は様々なことを乗り越えてきた。けれど、遠子の卒業の日は迫り、そして――。突然の、“文学少女”の裏切りの言葉。愕然とする心葉を、さらに流人が翻弄する。「天野遠子は消えてしまう」「天野遠子を知ってください」――遠子に秘められた謎とは? 心葉と遠子の物語の結末は!? 最終編【ラストエピソード】!
“文学少女”の過去が明かされる、ラストエピソード開幕。


先を読むのが怖いと感じたのは久方ぶりでした。今回はオールビターです。
読んでしまうと今までの世界が全て崩れてしまいそうな漠然とした感覚に囚われそうになりながらも、どんどん、どんどんと物語りに吸い込まれて行くように読み進めました。
心葉と美羽のエピソードでさえこんな気持にはなりませんでしたが、今回は正直辛かった。でも目をそらして素通りする事なんてできないお話なだけに彼女のコレまでを思い出しながら読むといつの間にか泣いていました。

表紙イラストの遠子センパイはどんな気持なんだろう?表情からは哀しみや苦しみさえ感じ取れ、胸が痛む印象を受けました。この『“文学少女”と神に臨む作家【ロマンシエ】<上>』は想像以上に衝撃的な内容で、何度も驚き、そして何が真実なのか?を冷静に読み解く事が非常に難しい作品でもありました。
どうしても途中から自己願望が推理を阻害し、「こうなって欲しい」のではなく「こうなって欲しくない」と思いながらよんでしまいましたが目の前の文章に「そんなに現実はスィートじゃないよ」と打ちのめされた感じです。

この作品最大の謎がこの物語を食べるほど愛している“文学少女”という存在。
1巻から読み直すと色々不思議な言動がちらほら現れていました。これまでは小説・文学を通して事件を解決していくミステリーと繊細なタッチで描かれる少年少女達の心の葛藤などをうまく劇中に取り込んで物語を構成されてきていました。
今回も同様にジット著『狭き門』という作品を引用して、文学少女の過去と今が語られていきますがとにかく重い。いつもの調子で読めません。
心葉のやることなすこと空回りし、行動一つ一つが不安を感じさせ、さらにそこへ追い込みをかけるような展開に凹みまくりです。特に流人には戦慄さえ覚えました。

ただし、後半は物語の流に飲み込まれるようでしたが、前半は良い具合にツンデレモードのななせさんが与えてくれる一時の安らぎが唯一の救いでした。
初々しいだけじゃなく、何たるツンとデレの黄金比!!彼女は最高です。
最高なだけに今巻の役どころはとても見ていて辛かったのが悔やまれます。


これで物語の核心へと続くエピソードの半分が語られました。正直心中穏やかでないです。もっと冷静に客観的に読めれば良かったのですが、完全に物語りに喰われてしまいました。
とても不安や焦燥感をあおるラストに今日は寝れそうにないです。
上巻は完全にビターでした。ということは下巻はきっとスィートなラストに仕上げてくれると信じてます。



<<あとがきから>>
予想通り短編集は発行予定に入っているようです。FBオンラインで掲載されている短編小説もかなりたまってきて、いつかは本にまとめられるだろうと期待して待っていました。
さらに、外伝も予定されているという事で、外伝ということは主人公が違うのか?とか、次巻で本編が最後となり、ちょっと寂しい事態も、短編・外伝があるならまだまだ文学少女から目がはなせませんね。

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僕も今日買ってきて読みました。

結果的に遠子先輩はどうなるのか?
っていうのが気になりました。
番外編で最後の 忘れません っていうのが
引っかかってしょうがありません。
次巻が楽しみですね。

2008/4/29(火) 午後 10:00 [ Bungakusyojo ]

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忘れません>ストレートな解釈すると消えてしまうとかいなくなるとかといったマイナスのイメージを連想させますね。
だからこそ凄く読むのが怖かった今回のロマンシエ上巻。読むのも怖かったけど読み終わってからは流人の方が怖かった^^;

やっぱりハッピーエンドをで終わることを望んでいますが、そこはビター&スィートな作品なだけあって一ひねりしてくると予想してます。

2008/4/29(火) 午後 10:22 When

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