鍋奉行 『とんぼ鍋』
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材料は好みの物。 勘違いするな。 イケメンなどという麺は使えない。 この鍋の特徴は、材料、味、等々にきまりが無い事。 作り方が「とんぼ鍋」なのである。 この場合のトンボとは昆虫のトンボではない。 家を建てるときの職人さんが使う道具の事。 左官屋さんが使いますが、 上の写真はトンボの束です。 麻の繊維を二つ折にし、折れ目に小さなクギが付いています。 何に使うかというと、漆喰壁がひび割れて崩れないように、 壁の中に塗りこむ補強材。 鍋に言われている「トンボ」とは別。 「土間トンボ」と言われている道具が、 この「トンボ鍋」のとんぼ。 どんな物かというと、 ↓こんな物。 コンクリートを流してから土間を平らにならす時に使います。 これを鍋に入れるのでは無いぞ。 土間のコンクリートを流してから、 ある程度にならして、 本格的にならすまでの間にかなりの時間があるんです。 他の職人さんはもう帰ってしまい、 左官屋さんだけが夜まで仕事で残ります。 そんな時に現場の木っ端を集めて、 軽く腹ごしらえをしたのが、 『トンボ鍋』トンボは現場の廃材などで作る場合が多く、 古くなったら燃してしまうんですな。 トンボを使うのは最初のうちの大まかにならすときだけですから、 もう用済み、鍋作りの燃料になっていたのです。 トンボで煮込んだ鍋が「トンボ鍋」と言われる由縁。 したがって、一般家庭で、この鍋は作れません。 |




