アラハン親父の【上海通信】

30年ぶりにアコギにはまっていたところ、サプライズ人事で上海へ・・・ちなみにアラハンはアラウンド半世紀w

上海通信

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【上海通信:044号】最美教師

 朝は小雨模様、その後曇りのはっきりしない天気の上海です。気温も最高が21度程度、今日はパーカーを羽織っての休日出勤でした。
 先週は、土曜から月曜にかけて訪中団があり、上海通信は2週間ぶりになります。
 土曜の出張というのは意外に多くて、ほとんどが午後から。
 そこで、土曜朝の二胡のレッスンはできるかぎり欠かさないよう、出張の支度をしてコロコロを引いてレッスンにでかけ、レッスン後に事務所に寄って資料等を整理してから出張、というケースがこれまでに3回。
 レッスン態度の優秀な生徒です。それでも欠席が多いけどね。
 
 
 先週の出張は、浙江省海寧市。銭塘江の逆流が見られることで有名な塩官があるところ。
 中国は、大まかに言って省の下に地級市というのがあって、その下に県があります。ところが、その県と同レベルの県級市というのもあってちょっと複雑なのですが、この海寧市は嘉興市という地級市の下の県級市です。
 土日の休日を含んだ訪問だというのに、心温かく迎えてくれて感謝感謝でした。
 
 
 金曜には、日帰りで浙江省杭州市に出張でした。
 この時には、市内某所で偶然にも丹羽宇一郎駐中国大使とお会いし、挨拶を交わすことができました。その前日に浙江省トップの趙洪祝・共産党委員会書記と会談された関係で滞在されていたのです。
 この会談では、静岡県との友好関係の話も出たことが、ネットの報道にも出ていました。良かった良かった。
 
 
 話は変わりますが、最近の新聞やテレビで話題なのが「最美教師」。最も美しい、というか素晴らしい教師、ということです。
 中国では、特定の人物の善行や努力を取り上げ、それに学べ、といったキャンペーンが非常に多いのです。3月25日の本欄でもお伝えしたように、毛沢東時代の「雷峰に学べ」は、今でも頻繁にマスコミで宣伝されています。
 昨年の7月には、杭州市の呉菊萍という女性がアパートの10階から墜落した少女を両手で受け止め、左手を粉砕骨折しながら助け、この事件は、繰り返し報道され、呉菊萍は「最美ママ」として全国的に有名になりました。
 ちなみにこの呉菊萍さんは、電子商取引大手・アリババの社員で、アリババは呉さんの正義行為に対して、20万元の奨励金を与えたとのことです。
 蛇足ですが、この奨励金の使い途を聞かれた呉さんが、寄付とかの更なる善行を期待したらしいマスコミに「自分のために使う」と答え、一部やっかみもあったらしいです。いずこも同じ?
 
 
 さて、「最美教師」事件ですが、ロシア国境に接する黒竜江省ジャムスという町で、交通事故に遭いそうになった生徒をとっさに押し出して自分が身代わりになり、両足切断の大けがをした29歳の女性中学教師のことです。
 張麗莉と言い、5月8日夜、校門前の道路で下校中の生徒にバスが向かってくるのに気付き、逃げ遅れた生徒2人を突き飛ばして助け、張さんはバスの下敷きになりました。手術を受け、意識を取り戻しましたが、今も予断を許さない状況だとのことです。
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【人民日報の記事。なんとなくわかる?】

 
 共産党機関紙「人民日報」にも繰り返し記事、評論が掲載され、中国中央テレビ(CCTV)も毎日大々的に報道。私がいつも読んでいる(というか見ている?)上海の大衆紙「新民晩報」では、記者がその中学校に行って教師や学生に取材して特集まで組んでいます。
 党最高指導部の李長春氏は自ら見舞いの言葉を贈り、既に模範労働者に贈られる「全国五一労働奨章」などが授与され、支援募金も集まっているとのことです。
 一刻も早い回復を祈っています。
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【こちらは「新民晩報」。大衆紙です。】

 
 ビールとピリ辛ピーナッツで英気を養うこともできたので、今週も頑張ります。ではまた、再見!

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【上海通信:043号】イシバシ楽器・魯迅公園など

 5月6日(日)。日中の最高気温は31度!一気に夏が来たような上海です。
 
 
 今日は昼前から夕方まで出かけていましたが、その話の前に一つ。
 私は出張時以外は、鈴木奈穂子アナウンサーを見るため・・・ではなく、日本の最新ニュースを確認するため、毎朝6時、NHKの日本時間7時からの「おはよう日本」を見ています。
 NHKワールドプレミアムという正式な海外向け放送を見ながら、スポーツ情報の時に海外サッカーなど「放送権上の制約により海外ではご覧になれません」という静止画になるのに備え、インターネットテレビも同時にスタンバイしています。
 インターネットの方は、数分間でフリーズすることが多く、そのたびにリセットしなけれvばならないため、基本はワールドです。
 
 
 先週5月3日(木)も、いつものように鈴木アナを、いえ、ニュースを見ていると、例の陳光誠氏が米大使館を出て北京市内の病院に移動した事件が報道されました。最初の一文の原稿が読まれ、陳氏の顔写真が画面に出た瞬間、画面が真っ黒になり、音声も途絶えました。
 すぐにインターネットテレビに切り替え、そのニュースは全て見ることができましたが、ワールドの方はその数分間真っ黒のままでした。
 余計なコメントは差し控えますが、西側先進国と変わらない上海生活の中で、中国にいることを実感させられた瞬間でした。
 
 
 さて、先週、上海の日本語情報誌に、上海に「イシバシ楽器」がオープンしたことが載っていました。また、上海の地元夕刊紙で、魯迅記念館で「魯迅と日本の友人展」が開かれていることを知りました。
 そこで、今日、早速行って来ました。
 
 
 イシバシ楽器に行く前に、二胡のレッスンで毎回顔を合わせる方に以前から薦められていた美味しいと評判のラーメン店に行きました。地下鉄「常熟路」駅から程近いちょっとオシャレな店が並ぶ「東湖路」にある「うま屋ラーメン」です。
 暑かったのでビールも、と思いましたが、昼なので思いとどまり、ラーメンと餃子・プリンのセットに、これも薦められていたチャーハンをプラス。
 中国のラーメンとは明らかに違う、濃い味噌スープのラーメンで、チャーハンもしっかり味で美味しく、しっかり腹ごしらえ完了!
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【ここでは日本のラーメン、チャーハンが食べられます!】

 
 昼食後、地下鉄「陝西南路」駅から1回乗り換えで「大世界」駅へ。今回もスマホが活躍。標準装備のマップに加え、フリーアプリの上海地下鉄乗り換えマップでラクラク。
 「大世界」から徒歩で金陵東路を東へ。ここで若干苦戦。住所も控えずスマホのマップに位置を登録しただけだったのですが、現地に着いても楽器屋はあるもののイシバシではありません。
 そこで、またまたスマホで今度は中国語の検索サイト、頼りになる「百度」で「意希芭世楽器」(イーシーバーシー・ユエチー)を検索。地図を確認したら通りの向かい、工事のシートがヒラヒラする向こうに「YAMAHA」などの文字が見え、そこがイシバシであることがわかりました。
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 【イシバシ楽器。石橋にすれば良いのに?】

 
 店舗は1階のみで、ズラリとギターばかり並んでいます。
 見たところ9割がエレキ。アコギは20〜30本ほどが入り口付近にありました。
 メーカーはヤマハとギブソン、そしてepiphoneというブランド。店員に聞くとepiphoneはギブソンのブランドの一つとのこと。
 価格は680元のepiphoneから50,000元超のギブソン製まで。
 アコギについては、品揃えが良いとは言えませんでした。
 アクセサリー類もほとんどがエレキ関係でしたが、収穫はアコギの弦が豊富にあり、愛用のエリクサーの弦も168元で売っていたこと。こちらに来る前に高価なエリクサーをまとめて持ってきたのですが、切れたらここで買えることがわかりました。
 中国メーカーのものがあるか興味があったので聞くと、あるけれどあまり有名でない小さなメーカーばかりだとのこと。少なくともここには置いてないようでした。
 イシバシ散策は、アコギに期待していた私としては、少々期待外れといったところでした。
 この金陵東路には楽器屋がたくさんあり、その後覗いた店には、ヤマハと一緒に1000元以下の中国メーカーとおぼしきギターがいくつかあり、また店内で子供にサックスのレッスンをしているところもありました。
 
 
 楽器街・金陵東路を離れ、再び地下鉄「大世界」駅から向かったのは、サッカー・中国スーパーリーグ、上海申花のホームグランドのある「虹口足球場」駅。「足球」はもちろんサッカーのこと。折りしも日本では我が清水エスパルスが無敗ベガルタ仙台とアウェーで頂上決戦を行っているところ。その状況もスマホで確認し、にんまり。
 地下鉄を降り、最初に魯迅公園にある魯迅墓に向かいましたが、残念ながら工事中。早速同じく公園内にある「魯迅記念館」に向かいました。天気の良い公園は人がいっぱいで、太極拳やダンス、合唱を楽しむ中高年が目立ちました。それぞれに楽しんでいる様子は、見るだけでこちらも楽しくなります。
 
 
 魯迅記念館の一般展示を一通り見て回ったあと、写真中心の「魯迅と日本の友人展」を見て、魯迅公園を出て真っ直ぐ南にある「内山書店旧址」を目指して歩いた、ちょっとしゃれた装飾壁が並んだ通りが、あとでわかったのですが、「甜愛路」。「甘い愛の道」という名から、バレンタインデーの前後にカップルが大挙訪れ、落書きなどで困ったというような記事が以前ありました。
 その愛の道の終点にある「内山書店旧址」は、新華書店ビルの隣、中国工商銀行ビルの壁にプレートがあるのみでした。
 そこから、かつて多くの文化人が暮らしたエリアとして当時の町並みを再現した、石畳の「多倫路文化名人街」をぶらついて、地下鉄「東宝興路」駅にたどり着き、帰宅の途に着きました。
 そうそう、「名人街」で見た一般市民の古い住宅の路地は里弄(リーノン)言うそうです北京の胡同(フートン)に相当するものです! 
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 【魯迅記念館「魯迅と日本の友人」展の入り口】
 
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 【甘い愛の道!そういえばカップルも何組かいたなぁ】
 
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 【内山書店旧址。プレートのみ】
 
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 【多倫路文化名人街の入り口。随分立派な門が。】
 
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 【その中。庶民の暮らしも垣間見えます】
 
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 【わかりにくいけど門の中が典型的な「里弄」】

 
 ちょっと期待外れがあったりもしましたが、快晴の日曜日、美味しいものを食べて、沢山歩いていろいろ見て回り、充実した楽しい休日でした。
 良く歩いたのを言い訳に、夕食には生ビールをしっかり飲んだのは言うまでもありません。
 ではまた、再見!

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【上海通信:042号】老龍井

 4月29日(日)。今日の上海は、明け方に強い雨が降り、その後、終日曇っていました。
 日本はゴールデンウィークでカレンダーとおりだと今日が3連休の中日、火・水と出勤してまた4連休。日本は休みが多い、というのがこちらでの感覚です。
 
 
 中国は、5月1日が労働節、いわゆるメーデーです。
 かつては春節、国慶節に並ぶ大型連休だったのですが、混雑を緩和して観光地の疲弊を防ぐなどの理由から、2008年から清明節(今年は4月2〜4)、労働節(同4月29〜5月1日)、端午節(同6月23〜25日)、中秋節(今年は国慶節休暇と一緒になって9月30日〜10月7日)に分散されたそうです。
 しかも、以前にも書きましたが、中国の休日は日本と違っていて、国務院が年末に翌年の公休を発表し、平日が休日になる場合にはその代わりに、その前後の土日が振り替え出勤日となるので、実質的な休みは少ないのです。
 実際、昨日は出勤日だったので、日曜から火曜までのただの3連休。
 天気の良かった昨日の土曜日も、うちの事務所のあるビルは人で溢れていました。日系企業が多いので、いつもよりは少なかったけど。
 
 
 さて、先週も火曜から金曜まで浙江省へ出張でした。
 会議、宴会、会議、宴会・・・と、昼夜を問わず体力、気力の要る出張でしたが、必要があって、半日、「老龍井」を下見して来ました。
 
 
 杭州の中心地から車で3〜40分、獅峰という山の麓に杭州名産の龍井茶(中国語読み:ロンジン茶)で有名な龍井村があります。
 私は2回目ですが、以前はプライベートでしかも人について行っただけだったので、その正確な場所もどんなところかもあやふやでした。
 今回は、後日アテンドで説明ができるよう、しっかりカメラとiPhone(場所をマップに記憶させるため)を握り締め、頭も仕事モードに切り替えて臨みました。
 但し、午後からはまた市中心部で会議があるため、駆け足の視察です。
 
 
 日本からの上司とともにチャーター車でホテルを9時に出発。途中、省政府担当者を拾って一路「老龍井」へ。
 予定通り約30分で「龍井村」に到着。しっかりそう書かれた門があります。
 更に進むと「老龍井」と書かれた門が。この三文字は宋代の杭州知事蘇東坡の手によるものだそうです詩人として、そして何より杭州名物「東坡肉」で有名な蘇東坡です。
 「老龍井」には、西湖を冠した西湖三大名泉のひとつ、「龍井泉」、旱魃になっても泉が枯れることはなかったという言い伝えがある泉があります。ちなみにあとの二つは「虎跑」と「玉泉」。
 また、清の時代の有名な皇帝、乾隆帝がここを訪れた際このお茶を飲み痛く感動し、御用達にしたなどなどと伝説がある「十八棵御茶」があります。乾隆帝といえば、大好きな浅田次郎の「蒼穹の昴」「中原の虹」などに出てくるあの皇帝!もちろん、当時のものとは思えませんが、今でもこの18本のから作られる龍井茶は100g10数万元の値がつくと言います!
 ちなみに、ここに書かれている「十八棵」という文字は、乾隆帝の手によるものだとか。ほんとかよ?
 その後、沢山ある食事ができる会場を視察して回りました。
 この「老龍井」は、ちゃっかり観光施設になっていて、入るのに入場料が要るのです。
 今回、私たちは省政府の御威光で無料でしたが・・・但し、見学のあと、中の「龍井茶芸」という、茶芸を見ながらお茶を飲めるところで龍井茶を飲んだら、1人80元くらい取られました!
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 【かなりの急勾配なところに見事な茶畑がありました】
 
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 【蘇東坡の手によるという「老龍井」。中から外に向かって撮っています】
 
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【「龍井泉」ちいさなもんです】
 
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 【それらしくしてますね】
 
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 【乾隆帝にまつわる伝説が残る「十八棵御茶」】
 
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【小姐たちによる実演!お茶は高い!】

 
 
 「老龍井」視察のあとは、駆け足で「中国茶葉博物館」を見学し、「江南阿二」という地元レストランで夕食を食べて、ホテルに戻り、午後はアテンドしてきた皆さんと別れて1人、別の省政府機関に行って打ち合わせ。午後5時の新幹線で上海に戻り、事務所で待っていたお客さんと7時過ぎまで打合せして長い出張が終わりました。
 そうそう、「江南阿二」で食べた「荸荠」という食べ物。ゆりの球根のような日本では見たことのないこの食べ物についてつぶやいたところ、微博(中国版ツイッター)では、昨日から今日にかけて30以上の書き込みがありました。中国人なら誰でも知っていて、南方では「馬蹄」というそうです。知らなかった!
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【落花生、紅芋、とうもろこしと一生に出てきたのがこれ】
 
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【本文と関係ありませんが、前日に西湖畔の「抱青会館」で出てきた料理
大根と人参で作った龍があまりに見事だったので】 

 
 龍井村に関わる余談を一つ。
 この龍井村には「龍井ババア」という有名なおばさんたちがいます。
龍井村へ向かう市内路線バスのバス停や、龍井村の道端で観光客に何気なく話しかけて来て、龍井に行くのがわかると、案内するだ何だと言って、最終的には自分の店でお茶を買わせようとするおばさんたちのことです
 今回はチャーター車で、かつ省政府担当者が一緒だったので龍井ババアに話しかけられることはありませんでしたが、前回プライベートで行った時には、私も話しかけられました。
 その存在は知っていたので無視しましたが。
 まあ、それほど悪さをする訳ではないようですが、目的地と違うところに連れて行かれ、割高なお茶を買う羽目に陥るのはいやだからね。気をつけた方が良いと思うよ。老ババア心ながら。
 
 
 明日は日本も休みだししっかり休むつもりです。1日はこちらは休みだけど日本は出勤日だし、出張の整理と報告をしなきゃならないし、出勤かな。
 ではまた、再見!

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【上海通信:041号】はなまるうどん

 4月22日(日)。春うららかな上海です。
 今日の最高気温は、iPhoneの天気予報によると25度
 久々に日中は部屋の窓を全開にしていました。
 中国人は冬でも良く窓を開けるようです。私は冬の間はずっと閉めっぱなしでした。
 上海では空気が悪いので、空気を入れ替えてもきれいになるのかわかりませんが、それでも窓を開け放すと気持ちがいい!
 
 
 さて、上海には、日本語のフリーペーパー、フリーマガジンがいくつもあります。上海だけでなく、私が行ったことがある都市では杭州、大連にもありました。当然、北京にもあるでしょう。
 以前にブログに書いた「アコースティック・アルケミー」、「趙磊(ツァオ・レイ)」のコンサートも、フリーペーパーで情報を得て行ったものです。
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【駐在員とその家族の強い味方、日本語フリーペーパー・マガジン】
 

 
 去年までは、事務所にも届けられていたのですが、どういう訳か、最近、そのうちのいくつかが届かなくなりました。日本料理店などにも置いてあることが少なくなっています。景気と関係があるのでしょうか。
 
 
 私が土曜の朝に通っている二胡の教室にも2種類置いてありますが、その2つは、以前は事務所に届いていたのに今は届かなくなっているものです。最近はここで手に入れることにしていて、毎週楽しみにしています。
 私は出張が多く、二胡教室も半分くらいしか行けていません。
 昨日、ほぼ1ヶ月ぶりにレッスンに行ったのですが、実は、できたら古いフリーペーパーを保管しておいてください、と事前に先生にお願いをしておきました。
 
 
 そんな努力をして手に入れた最新号に、我が家の近所に「はなまるうどん」(中国名:花丸烏冬面)が開店したとの情報が載っていました!。
 開店は先週木曜日。開店から3日間、つまり昨日まではそのフリーペーパーを持参すればうどんが半額になるのですが、残念ながらそのキャペーンは昨日まで。
 「はなまる」は静岡の自宅の近所にもあって、1度だけ行ったことがあります。けっこう美味しかったし、やっぱり懐かしいので早速行くことにしました。
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【写真もきれい】

 
 混むのがいやなので、少し早めの11時半頃に「はなまる」があるショッピングモール「龍の夢」に向かいました。
 入り口付近まで来てふと、このどデカいショッピングモールのどこに「はなまる」があるのか確かめて来なかったことに気がつきました。ヤバ。
 その時、耳にしているiPodのイヤホン越しに後ろから日本語が。
「なんか、半額券が・・・」とか何とか聴こえてきます。
 ん、こいつらも絶対「はなまる」行きだ!
 
 
 そう確信した私は、何気ない振りして密かにその2人の後ろに着いて行きました。
 3つある大きな入り口のうち、青の入り口から入り、地下へ。
 ビンゴ!思ったとおり、「はなまるうどん」の看板が目に入って来ました。
 「いらっしゃいませーっ!」の声も。
 
 
 既に結構並んでいますが、店内には少しは空席があり、待たずに座れそうです。
 外にあるメニューを確認してから列に並ぶと、後ろの中国人が、「どうやって買うんだ?」と店員に聞いていました。
 私は看板メニューの「花丸烏冬面」(23元)に決め、えび天(5元)とげそ天(6元)を皿に取ると、後ろの中国人も私と同じものを選んでいました。賢いです。
 10数人並んでいるうちの4、5人が日本人で、注文カウンターで期限の切れた半額券の付いたフリーペーパーを持って交渉しているおっさんがいて、なかなか進みません。
 カウンターと、その先の案内役の二人の女性は、迷惑客にも笑顔を絶やさず、待っている私たちには、「少し時間がかかります。すみません」などと話しかけます。
 よく教育されています。素晴らしい!
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 【けっこうな行列でしょ】
 
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 【日本での価格知らないんだけど・・・こっちじゃ安いっ!てほどじゃないです】
 
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【開店祝い】

 
 次の客は、さっきの二人。日本語で「ぶっかけ!」「はなまる!」。
 1人おいて、私は中国語で「花丸烏冬面」。少し優越感!
「この番号札を持ってあちらの席でお待ちください。3分くらいかかります。」しっかり聴き取れて自己満足!
 番号札を持って席に着き、3分でうどんが出て来ました。時間も合格です。
 カウンターの先に置いてあった天かすをたっぷりかけて、早速いただきました。味も日本のと変わらず合格!以前一度だけケンタッキーでチキンを食べたら、変な臭さがあって、その後ケンタには行っていません。はなまるにはこれからも来るかも。
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【えび天が小さいのがちょっと不満。だけど5元だからね。】

 
 さて、今週も火曜から金曜まで出張です。
 慣れた杭州とは言え、ホテル暮らしは疲れます。
 今日、1缶3元の薄い青島ビールを仕入れたので、セブンイレブンで購入した大好きな辛いピーナッツをつまみにして飲んで、ゆっくり寝ることにします。
 ではまた、再見!
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 【スーパーで3元の青島ビール。写真は劉翔。オリンピック近いからね】
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 【唐辛子と山椒が入ってて、シャカシャカ振ってから食べます。辛くて美味い!】

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【上海通信:040号】交流の話

 先週火曜から昨日までまた出張してました。
 今回は、上海から山東省の青島、そこから陸路淄博(しはく)、済南へ。
 済南から遼寧省の大連へ飛び、一旦上海に戻ってそのまま陸路浙江省の桐郷(とうごう)へ。
 桐郷から昨日上海に戻るという、移動の多い出張でした。いったい何キロ移動したんだろ?
 
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【大連:旧大和旅館】 
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【大連:旧大連満鉄本社跡】
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【桐郷の農村風景。なんか絵になってる】
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【桐郷の農村風景】

 
 植樹のイベントに参加し、また民間団体の友好交流協定締結に立ち会い、その中で良い出会い、交流がありました。
 今回の訪問団のメンバーは、私を除くと最も若い方が65歳、最高齢はなんと84歳という7人の年配者です。
 浙江省桐郷市では、先方の40歳代の副市長が歓迎宴を催してくれたのですが、そこでの交流の様子は、心温かく楽しいものでした。
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【植樹イベント。このあとみんな一緒に植樹しました。】

 
 76歳になるUさんは、今回の訪問団で2番目の高齢者。静岡県内で太極拳の普及活動に努めておられます。
 歓迎宴の席で、Uさんが副市長に何かスポーツをやっているか尋ねると、副市長も太極拳をやっており、Uさんより段位が上で、しかも同市の太極拳のリーダー的存在であることがわかりました。
 
 
 皆に勧められ、Uさんが太極拳を披露すると、副市長が指導し、次は副市長が一連の技を披露。その優雅で滑らかな動きはやはり本場だと感じさせるものでした。
 Uさんは非常に感激し、今後、太極拳でも交流を図ろうと二人は意気投合していました。
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【若き県長の太極拳!】

 
 実は歓迎宴の前、友好交流協定締結に臨む席上で、65歳のこちらの団長は、挨拶をすべて中国語で行ったのです。
 1週間前から毎日練習し、直前まで中国人ガイドに手直しをしてもらう熱心さ。
 ピンイン(中国語の発音を表す記号)ではなく、読み方はカタカナで書いてありましたが、約3分間にわたる挨拶に、副市長側は拍手喝采、「全部理解できました」と言っていました。
 
 
 歓迎宴では話も弾み、酒も進み(白酒です!)、中国語で「北国の春」を熱唱、いつになく心地よい時間を過ごすことができました。
 もちろん、一朝一夕にできた交流ではなく、これまでに小中学生の相互交流などを行ってきた基礎があり、参加者も双方の交流に実績がありとても熱心な方が多かったという背景があります。
 国家や政治レベルで何があっても、個人と個人の信頼関係、理解、友情があればその交流は揺るぎないものだと思った瞬間でした。
 
 
 その他にも、植樹イベントを行った淄博市では、昼食会で書の達人である先方のトップの方が、こちらの参加者に、その個人個人にまつわる話を入れて漢詩のような書を書いてくださりました。
 年配の方にとって、移動が多く大変な旅程だったとは思いますが、みんなお元気で、私も圧倒されっぱなしの5日間でした。
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【達筆!】
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【烏鎮の水郷。かなり人工的ですが・・・】

 
 それにしても今回の出張では飲まされました。特に白酒。最終日、烏鎮というところで飲んだ白酒は56度!火が喉を通っていくような飲み口。でも不思議に美味しい!
 って感じる俺は大丈夫か?
 ・・・ではまた、再見!

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