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宮崎駿の「風の帰る場所」って本が
古本屋でずっと気になってて、行くたびに背表紙が目につきます。
定価1600円で、そこからそんなに値引きされてなかったので
しばらくスルーしておりましたが
売れてしまっても悔しいし、 ここらで押さえておこうと購入。
無事にゲットしてきました!!
宮崎アニメは、「大好き」というほどハマって観たこともないし
グッズもほとんど持っていません。
新作アニメ映画が公開されるたびに話題になり
社会現象のように紹介されるのを、
どちらかというと、しれっと見ていたほうです。
では、どの部分に惹かれるかというと・・・・・・
宮崎駿氏の「製作スタイル」!!でしょう。
何か月も何か月も、自分を追いやって苦しめて
ギリギリまで擦り合わせて、自分の表現したいことをミリ単位で調整する
作品のタッチとは真逆のストイックさ。
それを何年経っても、変わらずにおごらずにされてるということ。
これがまず尊敬します。
私もストイックに仕事しているつもりですがケタがちがいます(^^ゞ
そして、それを今度は大勢のスタッフにも強要して
あのクオリティーを「維持」「進化」させていること。
「アニメ」業界に、ああいった「会社」というシステムをいち早く導入して
若いスタッフを育ててきたということ。
これは、当時だれもそんなことを考えてもいない時代に・・・・です。
それが、私にとって「宮崎駿」が偉大な人と思わせる所以です。
今まで日本は、日本のアニメ文化を過小評価というか、
「娯楽品」「嗜好品」のようなニュアンスで見ていて
けして「芸術品」とは見ていませんでした。
ここにきてやっと、海外でジャパニメーションという表現でアート的に評価されてきて
日本も、自国のモノへの評価というか価値観に気づき始めたというか・・・・・。
それまでの一般的アニメ作品やアニメ映画は、そのシーンごとセル画を外注して描かせており
同じアニメの同じキャラなのに、顔がちがう、表現がちがうなんてことが当たり前でしたが
宮崎駿は、一つの会社というか工房的に企業を立ち上げて
同じ場所で宮崎氏の管理のもと、スタッフの絵の統一感、色の指示、作品全体を
管理するようなシステムを「本格的」に行ったんですよね〜。
そして、出来高制のアニメ業界に、「会社の社員」という形式を取り入れて
運営して、あのクオリティーを維持しているということ。
そこに、実はすごい興味がありました。
この本は、宮崎駿の「考え方」「思い」「主張」がノーカットで書かれています。
「ナウシカ」から「千尋」までのときのものなので
今、現在の宮崎氏の考え方とは違っているかもしれないですが
それでも、私は「ナウシカ」から「トトロ」までの時の
宮崎氏の思考に興味がありますので、この本で少しでも
ヒントが書いてあればと思い購入してきました。
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