チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。
こんにちは、宮城の小杉です。
 
おとといの河津さんの記事の、追記部分にあるように「フィリピンの東にある熱帯低気圧が発達して台風になる」という情報が先日気象庁から発表されました。

が、こちらも結局台風にまでは発達しない予想に変わりました。これで2つ続けて熱帯低気圧が台風になり損ねています。

イメージ 1
 
現在のフィリピン付近の海面水温は約30℃。台風に発達するには十分過ぎる暖かさですが、台風の発生や発達は海面水温だけで決められるものではありません。

イメージ 2
(気象庁HPより 6月27日現在の北西太平洋の海面水温)
 
上空と地上の風の流れや、海面の少し下の水温など様々な要因が絡み合うため、この「台風発生か?→やっぱりなし」という状態が続いてしまっています。

 
この熱帯低気圧の予想ほどではないものの、今週は日々の予報も安定しません。

イメージ 3

(気象庁HPより引用・加工 東京の週間予報)
 
気象庁の発表する週間予報には信頼度がA〜Cで付されていて、今週は信頼度C=予報が変わる可能性のある日が多くなっています。
 
今日も九州では大雨になっている所がありますが、「この前の天気予報ではこんなこと言ってなかった!」ということがないように小まめに気象情報をご確認ください。


この記事に

開く コメント(2)[NEW]

開く トラックバック(1) [NEW]

こんにちは。千種ゆり子です。

突然ですが、皆さんが「空飛ぶ魔女」と言われて思い浮かべるのは何ですか?

「魔女の宅急便」が一番メジャーだと思うのですが
私が最近イチオシなのは、マンガ・アニメ「ふらいんぐうぃっち」です。

「ふらいんぐうぃっち」は
青森県弘前市で魔女の女の子が一人前を目指すお話。
第一話の幕開けはまだ雪の残る春先のシーンから始まり。
弘前のさくらまつりの様子やフキノトウ、りんごの花が描かれるなど
四季や自然が丁寧に表現されています。
とても癒されるアニメなんです。

このアニメの癒されポイントは、主人公の魔女・木幡真琴は
魔女なのにほとんど魔法を使わないところ…なのですが
そんな中真琴がよく使うのが「ほうきで空を飛ぶ」魔法。
真琴はゆったりと空を飛んでいて、とても気持ちよさそうです。
こんな風に空を飛べたらいいなぁ…

イメージ 1
©石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会


しかし、この様子を見ていて気象予報士として気になったことが…

「真琴は、どれくらいの高さを飛んでいて
どれくらいの強さの風が吹いているのか?」

アニメを見ていても天気のことが気になってしまう…職業病です。



さて、風についての一般論を整理すると…
・上空にいけばいくほど風は強くなる
・上空1500m付近(青森県で最も高い山、八甲田や岩木山と同じくらい)で地上の2倍
・飛行機が飛ぶ10000mは地上の10倍近い風
・真琴が飛んでいる高さはだいたい200〜300メートルと推測
  →この高度の風速は地上の1.5倍ほど




実際のイラストからわかることは…

イメージ 2
©石塚千尋・講談社/「ふらいんぐうぃっち」製作委員会
・真琴の髪が風になびいている
 →風速は2〜3メートルと推測


地上でもこの位の風が吹けば、無風でもなく強風でもないので
心地いい風に感じられます。

⇒このような風速の日を「空を快適に飛べる日」と定義します。

では、「空を快適に飛べる日」が、弘前市では月に何回あるのか?
弘前市の風速のデータから計算すると…

なんと、弘前市では空を快適に飛べる日は1か月に23日!

一方青森市の場合、なんと1か月に4日しかありませんでした…!
これは、青森市が海に面していて風が強まりやすい地形なため。

青森県は海に面した市町村が多いのですが
弘前市は、海に面しておらず内陸なので、
風が強まりにくい場所なんです。
(もちろん雪や雨が降ったりすれば飛びにくくなってしまいますが)

「真琴が弘前で魔女をしているのは、ほうきで飛びやすいから!」
そんな理由があったのかもしれません。




※実際の気象観測データに即して記述はしておりますが、あくまで筆者の勝手な妄想です。




この記事に

開く コメント(5)[NEW]

開く トラックバック(1) [NEW]

イメージ 1

こんにちは。河津です。
先日の杉澤気象予報士の記事にもあった、台風1号になるかも知れない熱帯低気圧は、
あまり勢力が強まらず、台風にまで発達する事はありませんでした。

イメージ 2

また、フィリピンの東海上にはそれとは別の熱帯低気圧があるものの、
こちらも台風になるまでには至らないと予想されています。

気象庁の資料やヨーロッパの予報モデルなどを見ても、
まだこの先もしばらくは台風を示唆するような予報は見当たりません。
台風1号の発生が7月までずれ込む可能性が高くなってきました。

2週間前にも台風に関しての記事を書きましたが、台風1号の発生が7月になるのは、
1951年からの統計開始以来、1998年と1973年の2年のみ。
台風シーズンの区切りを3月からとしても、1975年を加えて3年のみです。

西日本では梅雨前線が停滞している影響で大雨となっている所もあり、
台風が発生、接近しないのは幸いな事ではありますが、反面不気味でもあります。

とは言え、もう十分に熱帯域の海面水温は高くなってきていますし、1号が発生するのも時間の問題でしょう。
梅雨も後半戦ですし、今後の雨の降り方にはご注意ください。

※16:30追記
上記のフィリピン東海上の熱低が、24時間以内に台風になる見込みとの情報が出ました。
今後の情報に注目です。
イメージ 3


この記事に

開く コメント(0)

開く トラックバック(1)

[ すべて表示 ]


.


みんなの更新記事