チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

音楽業界と気象業界

河津です。
音楽が好きな方にとっては今更な話題かも知れませんが、最近「Spotify」という音楽配信のアプリを使い始めました。Spotifyはインターネットで音楽を聴くことができるサービスなのですが、3月には世界で5000万人の方が有料会員となっていて、音楽配信サービスとしては世界最大手となっています。

1983年生まれの私は、レコードこそ買ったり聴いたりしたことはありませんが、思春期に音楽を聴くための機器として、カセット→CD→MD→iPodといった変遷をたどりました。機器が進化するたびに、その便利さに衝撃を受けたものです。

社会人になってから音楽を聴く機会も減ってしまい、CDが売れなくなったという風潮も久しいですが、気づけば音楽業界は音楽を無料に近い形でネット上に配信して広め、コンサートやライブの集客やグッズ販売によってマネタイズするのが基本姿勢となっています。

そもそも音楽業界は変化のスピードが速いと言われています。それは音楽というものが根本的には不必要なものだからという側面があります。人間が生きていくうえで必要不可欠なものでないからこそ、主体的に変化していかなければいけないものなのでしょう。不必要なものにお金を払ってもらうにはどうすればよいか、常に工夫していかなければなりません。

ひるがえって考えてみると、天気予報というものは、必要だけれどもお金がかからないという意味で音楽とは正反対のものと言えそうです。気象の情報がなくても生物の生存には直接関わらないかも知れませんが、生活面や経済面に著しい影響を与えます。だからこそ天気予報は税金を投入して、各国が管理しています。

しかしそれゆえに、気象業界は音楽業界とは違って、市場原理が働きにくい分野になっています。不必要なものを必要と思ってもらうために努力する必然性がないからです。今後は気象業界にも、不必要にも思える情報を必要と感じてもらうために努力する姿勢が求められるのではないでしょうか。


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『春雨』といえば?

こんにちは。新潟の宮崎です。

突然ですが、皆さんは『春雨』と聞いて、
何を思い浮かべますか???
「春の雨」か「食べ物」を連想すると思いますが、
どちらのイメージが強いでしょうか?

自分のツイッターで同じ質問をしてみたところ、
78名の方が回答してくださったのですが、
その内、
「春の雨」を連想する方は24パーセント、
「食べ物」を連想する方は76パーセント、
でした。

4分の3以上の方が食べ物を連想する結果となりました。
かくいう私も、気象の仕事をしていますが、
正直食べ物を連想してしまいました。

その圧倒的食品感を醸し出す『春雨』ということば。
食品の『春雨』も、もともとは天気の言葉『春雨』からきています。

雨の『春雨』は、
春、特に若芽が出る頃に、
静かにしっとりと降る、細かい雨のことをいいます。
(俳句の世界でも、花を濡らすような、やわらかくて趣のある雨の表現として親しまれている言葉です。)

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そして食品の『春雨』は、
透明で細長く、繊細な様子が、
雨の『春雨』に似ていることから、
『春雨』と呼ばれるようになったそうです。

ということは、もともとは春雨は中華の食材ですが、
『春雨』は中国由来の名称ではなく、
日本でついた名称なのですね。
(恥ずかしながら自分は、中国語でも春雨は『春雨』なのだと思っていました、、、!)

食べものを雨に例えるとは、『粋』です!!!
美しい日本の天気のことばはたくさんあるので、
後世にも受け継いでいきたいですね。

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きょうは九州.沖縄や四国、あすは西日本〜東日本の太平洋側を中心に、
雲が厚く、雨が降るところがあるでしょう。
概ね『春雨』のようなしとしととした降り方ですが、大気の状態が不安定で、一時的に雷を伴って、
ザッと強く降るおそれもあります。
空模様の変化にご注意ください。

宮崎由衣子(www.weathermap.co.jp/caster/miyazaki-yuiko/)

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春の大雪

こんにちは。北海道の浜崎慎二です。

札幌では3月に入ってから暖かな日が多く、雪どけが進んでいました。
今年は平年よりも早く積雪がなくなるかなと思っていた矢先、
きのうからきょうにかけてはまた雪が降り、冬の景色に逆戻り。
けさは朝から1時間ほど除雪に追われ、すでに腕がプルプル状態です。

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札幌ではきのう1日で21センチの雪が降り、1日で降った雪の量としては12年ぶりの多さとなりました。
一気に春まっしぐら!といかないのが北海道の3月です。

ただ、そんな降る雪からも少し春らしさを感じることが出来ます。

まず、踏むと『ギシギシ』と音を立てます。
これは水分の多い湿った雪で、真冬のさらさらの雪とは違い、気温が高い時に降る雪です。
まとまりやすいので、雪合戦、そして雪だるまやかまくら作りなど、雪遊びに適した雪ともいえるでしょう。

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そして雪質を見てみると、雪あられのような丸くてポロポロした雪で、
真冬に降るさらさらした細かい雪とは違います。
さらに、雪がとけて一度露出したアスファルトは温度が高く、
上に雪が積もってもすぐにとけてしまいます。
このとけてシャーベット状になった雪もまた春を感じるポイントです。

イメージ 4

札幌の予想最高気温を見ると、あす以降、来週にかけてはぐんと気温が上がります。
きのう・きょうで積もった雪も一気にとけて、雪どけで春を感じられそうです。


浜崎慎二
http://www.weathermap.co.jp/caster/hamazaki-shinji/

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