チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

大雪か否かの新基準

こんにちは。
秋田っこ村木祐輔です。

職場や講演会、近所の方々とお話をすると、
「今年は雪多かったなぁ」「大雪だった」という印象だった方がほとんど。
秋の段階で「この冬は大雪になるかも」と言っていた私にとっては
そう思っていただけるのはありがたいことですが、
実はどうもしっくりきません。

というのも、この冬(12月〜2月)の降雪量を見ると、
秋田市269cm(平年の87%)、由利本荘市258cm(同83%)
もともと雪の多い内陸部も
横手市670cm(同101%)、鹿角市415cm(同83%)
平年並みか少なめになっているのです。

それでもこの冬は“大雪”と感じた原因は2つあると考えられます。
①前シーズン・前々シーズンは雪が極端に少なかったこと。
②一気に積雪の増える日もあって、雪の降り方にメリハリがあったこと。

ただ、そうなると残念なことに
数字で表された降雪量の観測値と生活実感に
大きなズレがあるということを認めざるをえません。



そこで今回は、ちょっと違った視点で大雪について考えてみようと思います。
その材料となるのが「自治体の除雪費予算額」
大雪が予想される時は予算額が大きくなるのですが、
雪の状況によっては、シーズン中に急遽、追加予算が組まれることがあるんです。

イメージ 1

実際、秋田市の今シーズンの除雪費予算額は当初11億円だったのですが、
度重なるまとまった雪で除雪費を使い果たすと判断され、シーズン中に増額が決定。
結局、昨シーズンの4倍にあたる28億円まで引き上げられました。

また、由利本荘市では当初予算から3億円増えて、およそ13億円に増額。
過去最高だった4年前を上回る予算額が確保されたんです。


「自治体が焦って予算額を増やす≒生活する住民もてんやわんや≒(感覚的に)大雪
ということが言えるかもしれません。


除雪費の予算額はシーズン中・またはシーズンが終わってからの
結果論になってしまいますが、
観測値だけにとらわれず、
除雪費の予算額を大雪だったか否かの基準にするのが
生活実感にはもっとも合致するかもしれません。





この記事に

開く コメント(0)

開く トラックバック(0)

イメージ 1


仙台の平野です。

先日、こんな質問を受けました。

「なぜ天気予報では雨を悪者にするのですか? 下り坂、生憎の.....。
 雨が降らないと人間は生きていけませんよね!」

改めて考えました。
そもそも、「いい天気」「悪い天気」とは、どういうものなのか。

日常会話では、晴れていれば、「いい天気ですね〜」、
雨が降っていれば、「ちょっと天気よくないですけど...」と言うのが普通です。
おそらく、何も違和感なく使っている言葉だと思います。

ただ、農業をされている方にとっては、これが逆になることもあります。
私も取材で農家にお世話になることがありますが、
「晴ればかりだから枯れてしまった」「雨が続いているから育たない」など、
どちらの天気も、「いい」「悪い」になりえます。

結局のところ、答えはないです。
災害をもたらすような大雨は「悪い」と言えるかもしれませんが、
それ以外は、「いい」か「悪い」かは一概には言えず、
時と場合によるのだろうと思います。


ちなみに、気象庁のホームページには、

●「よい天気」(好天)
意味がいろいろに解釈され誤解をまねきやすいので用いない。
少雨のときには、晴れよりも雨のほうがよい天気ともいえる。具体的な天気を明示する。

●「悪い天気」(悪天)
意味がいろいろに解釈され誤解をまねきやすいので用いない。
干天のときには、雨よりも晴れのほうが悪い天気ともいえる。具体的な天気を明示する。

と書かれています。


一方で、「天気が下り坂」「天気が崩れる」という言い方はどうでしょうか?

気象庁によると、
これは、雨や雪の時の予報用語として使用できる言葉となっています。

日本語というのは改めて難しいと感じます。


平野 貴久

この記事に

開く コメント(2)[NEW]

開く トラックバック(0)

イメージ 1

河津です。
先日、ドローンの仕組みを利用した「手に持たなくてもよい傘」を開発するというニュースがありました。

これは傘にドローンを取り付けることで傘を空中に浮遊させることで、自分の手で持たずとも雨を防いでくれるというもののようです。進行方向に合わせて移動してくれるだけでなく、プロペラの風を熱中症対策としても使えるよう想定されているのだとか。

傘をさすのが面倒に感じてしまう私としては朗報で、早く実現化、商品化してもらいたいと思うのですが、「バッテリーが持たなそう」とか、「強風で飛んでいってしまうのでは」といった否定的な意見も散見されます。そう言われてみると、確かに日常で利用するのには高いハードルがあるようにも思えます。

そもそも雨傘は18世紀の後半にヨーロッパで普及したものだそうですが、それから200年以上経っても形状や利用法に大きな変化はありません。それが手に持たなくてもよくなると、傘の歴史の中では大きな変化と呼べると思うのですが、大きな変化ほど人々に受け入れられるのが難しくなるかもしれません。

しかし、例えば今から約10年前に発売されたiPhoneのことを振り返ってみると、携帯電話としての価格や機能の面から否定的な意見も少なくはありませんでした。日本でも当時は(私も含め)大勢が二つ折りのケータイを使っていて、タッチパネルでボタンがないiPhoneについては懐疑的な見方をしている人が多かったように思います。

そう考えてみると、今から10年後には誰もが雨が降る中をドローン傘をさして歩いていても不思議ではありません。200年以上変わらなかった傘が、今後10年でどう変わっていくのか見守っていきたいです。







この記事に

開く コメント(4)[NEW]

開く トラックバック(0)

[ すべて表示 ]


.


みんなの更新記事