チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。
7月も下旬だというのに夏らしさが感じられない・・・

そんな声があちらこちらで聞かれます。藤枝知行です。
きょうも東京は雲が優勢の白い空。梅雨明けはもう少し先になりそうです。

最新の1か月予報を見ても、
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【1か月予報(日照時間) 気象庁HPより】

東北太平洋側や関東、東海を中心に日照時間が少ない確率が高くなっています。
1か月間トータルの予想なので、ずっと曇りや雨が続くわけではありませんが、
特に、8月の第一週目までを中心に夏空はあまり期待できません


なぜこのような状況なのか。
1か月予報の資料を読むと気になる文言が・・・

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【気象庁発表資料を加工】

ことしの夏のひとつの特徴でもあるのですが、
「太平洋高気圧の西への張り出しは強いけれど、北への張り出しは弱い」です。

これによって生じている具体的な例を挙げると・・・

① 梅雨前線が南海上に停滞することが多く、北からはたびたび寒気が流れ込んだ。
  関東などでは激しい雷雨に見舞われ、突風による被害も発生した。

② 九州〜東海にかけての梅雨明けの原因は、
  最もケースの多い「太平洋高気圧が梅雨前線を北に押し上げて」ではなく、
  「梅雨前線が不明瞭になって」だった。
  こちらのエリアでは、梅雨明けした月曜日以降、
  いわゆる”梅雨明け10日”のような安定した夏空は続いておらず、
  雷雨が頻繁に起こっている。

③ 一方で、太平洋高気圧にしっかり覆われている沖縄は、
  梅雨明け以降、晴れて厳しい暑さが続いている。
  那覇はきのうまで38日連続で真夏日になっていて、
  この時期これだけ真夏日が連続するのは、実に1991年以来25年ぶりのこと。


この傾向が続くと予想されるため、
特に関東などでは今後雷雨が起こりやすくなる可能性があります。

夏休みが始まり、アウトドアレジャーなど計画される方も多いと思いますが、
毎日の天気予報はこまめにチェックするようにしてくださいね。


藤枝知行

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こんにちは、愛媛の杉澤綾華です。

きょう午前、北陸地方は梅雨明けしたとみられると発表がありました。
平年より2日、昨年より3日早い梅雨明けです。

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(午前11時前の新潟市内。撮影:宮崎由衣子気象予報士)

残るのは関東甲信と東北地方ですが、なかなか見通しが立たないところ。
ただ、毎日資料を見ていても、あるとき予報がガラッと変わることもあるので今後も注目したいと思います。
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さて、四国は18日(月)に梅雨明けしてから夏らしい天気が続いています。

先日ずっと見たかった鳴門海峡(徳島県)の渦潮を見に行ってきました。
渦潮の観察にはいくつか手段があって、ひとつはスタンダードに船から見る方法。
観察ポイントは、この“大鳴門橋”の下あたりです。

海面は複雑に波打っていて・・・。
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(鳴門海峡)

↓こちら、立派な渦潮を見ることができました!
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(鳴門海峡の渦潮)

さすが鳴門海峡の渦潮は『世界三大潮流』と言われるだけありダイナミックです。
ところでいつものクセか、こういった渦巻きを見るとつい左巻きかと思ってしまいますが
渦潮の渦は潮流が関係しているため左巻き、右巻き、どちらも存在するようです。

では、この渦の下はどうなっているのか?
2つ目の手段、海の中から渦潮を観察してみました(海中を見ることができる船があります)。
すると・・・。

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まず、激しい潮流で泡立って白っぽくなっていることは分かります。
それからよく見ていると、ほんの数秒で消えてしまいますが小さな渦が下から上にクルクルッと巻いていました。

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最後に3つ目の手段、全体像が見たいと思って向かったのは橋の上です。
大鳴門橋には「渦の道」という遊歩道が設けられていて、45mの高さから鳴門海峡を見降ろすことができます。
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橋の上から見ても、渦を巻いているような気がします。
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初めて見に行って思ったのは、海上、海中、橋の上、それぞれから見てみるのが面白い!ということです。
鳴門の渦潮を見にいくときは、ぜひいろいろな場所から観察してみてください。
見る場所によって、見え方が変わります。

最後に、よりダイナミックな渦潮を見るには
・大潮の時期
・満潮と干潮の前後の時間 がオススメです。

杉澤綾華



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こんにちは、福岡良子です。


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先日、京都・丹後半島の東端にある「伊根町」を訪れました。



ここでは、「舟屋」と呼ばれる民家が伊根湾に沿うようにして建ち並んでいます。

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なんと家の一階は船のガレージ、二階は居室という独特の構造で、まさに日本で一番海に近い家。

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伊根町には、今も約230軒の舟屋群が現存し、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。




なぜ舟屋は浸水害が起こらないのか?


答えは地形にありました。

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①内海
丹後半島に守られた内海で穏やか。

②「青島」の存在
南には青島が。
これが天然の防波堤となり、大波を防いでくれます。

③伊根湾を取り囲む急傾斜の山々
伊根湾を囲む急傾斜の山がそのまま湾内に深く落ち込んでいるため、海が急に深くなっていて、波を起こしにくい地形を形成しています。

④干満差がきわめて小さい(年間50センチ程度)
入り口が狭く浅いため、海水が盛り上がろうとしても、海水が集積しにくくなっています。



こうした数々の偶然が重なり、まるで海に浮かんでいるような家が存在できていたのです。



関西人ですが、伊根のこと、全く知りませんでした。
海に囲まれた島国で、山がちな日本だからこそ生まれた舟屋。
改めて、まだまだ気付いていない日本の良い所はたくさんあるなと感じました。



福岡良子

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