チーム森田の“天気で斬る!”

森田正光はじめ人気お天気キャスターによるチームブログ。

季節の歩みは、遅いけど一歩一歩

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こんにちは、大阪の片平です。

きのうの日曜日、大阪城公園の梅林へ梅の咲き具合を見に行ってきました。
毎週日曜、ランニングの練習の際に立ち寄って見に行っているんですが、
数週間前に比べて、少しずつではあるものの開いた花が増えてきています。

「冬至(とうじ)」「寒紅(かんこう)」「香篆(こうてん)」などは今が見頃、
「八重野梅(やえやばい)」「緑萼(りょくがく)」「月の桂(つきのかつら)」などは
ほころんだ花がだんだん増えてきた、という状況でした。

植木市にいらしている植木屋さんにお話を伺うと、やはり今年は開花が遅いようです。

同じ梅林内にある気象台の観測標本の梅(品種:白加賀)も、
開花になるには、まだもう少しかかりそうなほどのつぼみの固さでした。

   ×      ×      ×

春の訪れは少し遅いのかなぁと感じてしまう梅のようすですが、
日々の天気の移り変わり自体は、「冬 一辺倒」ではない状況に変わってきています。

冬を代表する気圧配置「西高東低(冬型)」があまり長続きせずに、
このところはタイミングとして、週の前半になると崩れるようになってきました。

冬型が崩れると、低気圧や前線が日本付近を通過するようになり、
冬型の時だと晴天が続きやすい太平洋側でも、天気が崩れるようになります。

きょうも本州の南岸に西から低気圧が進み・前線がのび、
東日本〜西日本の太平洋側でも天気が崩れるところが多くなる見込みです。

10時半現在、九州や中国・四国などはすでに雨の降っている所も多いですが、
今夜までにはさらに東に広がり、関東や東北南部まで次第に降り出す所が多くなりそうです。

紀伊半島や四国など南のほうの地域では、
雷を伴ってザッと強く降る所もありそうなので、空模様には十分ご注意ください。

   ×      ×      ×

また、平地では大半の地域では「雨」の予想ですが、
関東甲信地方の内陸や岐阜県などでは「雪」の所もあると予想しています。

例によって、雪のエリアがどこまで広がるか、予想がなかなか難しい所です。
現在のところ、関東地方の平地について言えば、群馬県・栃木県・埼玉県は雪が中心、
茨城県・東京都・神奈川県・千葉県は雨が中心、というのが最も可能性が高い状況と見ています。

東京地方も多摩地域などでは雪の降る所・時間帯もありそうですし、
23区内でも雪の降ることがあるかもしれませんが、都心ではほとんど雨の可能性が高いだろう、
というのが、今のところ最もあり得ると考えられる天気の推移です。

ただ、ご承知の方も多いと思いますが、関東の雪は、わずかな気温・湿度・降水量の差で、
実際の状況が大きく変わってしまう危険性をいつも持っています。
ズバッと言い切れない部分が多いうえに、わずかな誤差で天気が大きく変わることもあり得ますから、
きょうは最新の天気予報をまめに確認するように心がけてください。


片平 敦

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年年歳歳花相似・・

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こんにちは、岡村真美子です。

気温が最も低いこの時期。
暦の上では春でも、まだまだ冬枯れの季節ですね。
上の写真は甲府市の実家で咲く臘梅(ろうばい)です。
1月から2月頃に咲く冬の花ですが、
気品のある香りを纏い、春を思わせます。

今年の甲府はとにかく寒く、
ちょうど帰省していた朝に、26年ぶりに朝の最低気温−9℃台を
観測しました。(2月3日7時頃)

明け方4時頃に寒さで目が覚めて、
アメダス(甲府)の気温を確認すると-7.5℃。
「これは、まだまだ下がるなぁ・・。」
と、予想以上の気温に驚きながら二度寝しました。

朝、起きてから、どうしても−9℃を肌で体感したく、
寝間着のまま、外に出てみるという無謀なことをしてみる。
(風邪をひかなかったのは幸いで、決して真似をしないでくださいね。)

26年ぶりの−9℃ということで、
私が記憶にある中では、甲府で味わったものとして最も寒い朝。
薄着では1分も外に居られないほどの空気の冷たさでしたが
そんな中、冷気に乗って
体に沁み入る気高い香りが季節の進みを感じさせてくれました。


このような寒さ続きでも、花は毎年きちんと咲く・・。
それだけの自然に対応する力を持っているのですよね。
きょうのタイトルはそんな思いから来ています。
この言葉には続きがあります。
「年年歳歳花相似 歳歳年年人不同」
ここでの不同というのは、老いるという意味でしょうが、
「不同」という点では天気も同様。
巡る季節は繰り返されても、天候の様相が同じとは限りません。
今年の雪は特にそれを痛感させたことと思います。

各地の大雪、大寒波はラニーニャ現象の影響による大変な冬。
一方で、先日気象庁からエルニーニョ監視速報が発表されました。
それによると、
「ラニーニャ現象が持続しているが、春までの間に終息する可能性が高い」
とのこと。
しかし終息には向かえども、大気の状態が次の段階へと進むのには
時間がかかるため、まだまだ寒さは続きそうです。

ただ、あす西から近づく雨雲は
冷たい空気主役だったこの日本付近で、暖かい空気が少しずつ主張を始めた証。

これまでの冬型続きから、
たまにこのような低気圧の通過が始まるようになると、
気象に携わる者として春を予感せずにはいられません。

春の顔、冬の顔、を繰り返すことで季節が進みつつ、
今年はまだもうしばらく、冬の顔がやや厳しい様相を呈しそうです。


(掲載資料は気象庁HPより)

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間もなく花粉の季節到来

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今週初めの雨や気温上昇で、
日本海側の積雪は50センチ以上減った所も多かったのですが、
水曜日以降の降雪により、
減少した分以上の積雪増となっている所も多くなっています。

再びこの冬の最深積雪を更新している所も多く、
特に新潟県内では、山沿いの多くの所で、3メートルを超えています。

きょう(土)午前9時現在の新潟県内の積雪は、
津南341センチ
安塚333センチ
十日町323センチ
関山316センチ
入広瀬309センチ
小出303センチ

また、平野部の高田でも213センチの雪が積もっており、
26年ぶりに2メートル以上の積雪となっています。

日本海側の雪は今日の日中、一旦小康状態となりますが、
今夜遅く〜あすの日中にかけて再び強まり、
北陸〜北海道にかけては、更なる積雪増が心配されます。

この大雪、来週前半(月曜〜水曜)は落ち着くものの、
来週後半には再び強烈な寒気が流れ込むため、また勢いを増すかもしれません。

日本海側の大雪はなかなか出口が見えてきません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方、厳しい寒さの中、間もなく始まろうとしているのが花粉の季節。

この花粉の飛び始める日(飛散開始日)の目安とされているものに、
1月1日からの最高気温の積算があります。

関東から九州にかけては、400℃〜450℃あたりが飛散開始の目安です。

昨日(2月10日)までの状況をみると、
静岡、高知、鹿児島など、太平洋側の海沿いでは、すでにこの温度に達しており、
飛散開始は秒読み段階と言えるでしょう。(始まっている可能性もあり)

一方、東京や大阪など、都市部は大体350℃前後。

ですから、あと一週間前後で飛び始める温度に達するものと予想できます。

環境省の予測をみても、
関東以西は2月20日頃までに飛び始める地域が多いと予測されており、
積算温度の予想とおおむね一致しているようです。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14754

来週の前半は太平洋側で雨(一部雪)が降りますが、
この雨上がりが要注意と言えるかもしれません。

なお、花粉の最新情報はこちらを参考にしてください。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/kafun/

杉江勇次
(上図は環境省発表資料より、抜粋)

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